前回”その3”では、ブロンド娘の霊?に、2度遭遇した所まで述べました。まさに、霊というより霊体そのもの。トレーシー•ハイド似というより、イラストの女性に似てましたかね、いやそうでもないか。因みに、トレーシーハイドとは、”小さな恋のメロディ(1971)”で大ブレイクしたアイドル女優です。
ただ、遭う度に少しずつではあるが、ヤツれていくというか、得体のしれない魔物になっていくというか。
霊というより霊体?
tokoさんのコメントにあった様に、幽霊に犯された女性を主人公にしたドキュメント映画というのが、"エンティティー/霊体(1982)"ですね。これを見て、金縛りや夢や妄想ではなく、霊体だと確信したんですが。
特に2度目に現れたブロンド女は、映画の様に、液体ヘリウムを使って閉じ込めたら、確実に形となって現れたでしょうか。それ程強力なエネルギーを持った霊体でした。それにハッキリと視認出来ましたから。あれだけ霊力が強いと、霊視能力の乏しい人でも見えるのではと。今から思うとですよ。
それに肌の質感ですが、実物と全く変わらんかったんです。モチモチっとしてて、乳房も肉まんみたいに柔らかく、ただ挿入の感触はよく覚えてないのです、夢心地だったからかもですが。シックスナインとかいろんな体位を試してれば、記憶にしっかりと残ってたでしょうが(笑)。若くて経験が乏しいのでそこまでの余裕がなかったんですね。
ヤツれたブロンド娘の霊?
ただ、上野公園で見た時の様に、若くはなかったですね。あの時は少しふっくらしてましたが、今回は少し痩せてたというか、ヤツレてたというか。その分、魅惑的なブロンド女に映りましたが。
因みに、霊と霊体の違いは、微妙にややこしく、抽象的で専門的になりますから。次回の”その5”で述べる事にします。
それ以来、彼女が訪れてくれると信じて、窓を少し開けてブロンド女を待ちました。明かりを点けてると警戒するだろうと、明かりを消して待機するようにしましたが。やはり現れる筈もないです。
ヤッパリ、2度とも単なる夢に過ぎなかったのか?思春期には、こういったイヤらしい夢はよく見ますから、若気の至りだと思って諦めかけた時です。
3度目の遭遇
2度目の再会から2週間ほど経った頃でしょうか。丁度熟睡してた時で、場の空気が変わるのがハッキリと確認できました。
”ああ、これだこれなんだ、そう彼女がやってくる”。心はワクワクドキドキでした。
しかし、今度は少し雰囲気が違います。勿論、明かりを消してたので、そう思えたのかも知れませんが。
最初に遭った時は、明かりを消してても、眩い程のエネルギーを、彼女は発してたように思います。
でも今度は、薄暗い感じで少し落ち込んでる様に見えました。それに、2度目の時の様なエネルギーがあまり感じられませんでした。全く違う亡霊なのかなと思い、とても怖かったです。ホント目を開けるのが怖かった程です。
恐る恐る目を開けると、薄暗かったんですが、やはり彼女でした。自慢のブロンドの髪は少しグレーがかってましたかね。それに顔もよく見えませんでした。
いきなりの意外な訪問に、彼女が誰なのか死んでるのか生きてるのか?上野公園で出会った女なのか?尋ねるのを忘れてしまいました。彼女とは計7度ほど(多分)、遭遇したんですけど、不思議と互いに一言も喋りませんでした。
それに比べれば、神田のホテルの女子中学生の亡霊は、重さもエネルギーも質感もなかったけど、実によく喋ったんですがね。”鏡張りの部屋その1”を参照です。
ただ、この時は体勢を入れ替えず、行為に至りました。前回のように重くなかったし、感触もずっと少なかったです。
それにこの時は、彼女の方からブラウスのボタンを外し(いや、既に外れてたかな)、そのまま行為に至ったので、名前を聞く事も誰なのか確認する余裕すらなかったんですが。いや、そういう雰囲気でもなかったんですね。それに彼女は少し悲しそうに見えた。
やはり幽霊だった?
やはり、彼女は幽霊だったんです。夢とか幻想ではなくて。上野公園で会った女性かどうかは確認できずじまいでしたが。多分同一人物だったかなと。
この世にはもう存在しない、成仏できない悲しい霊だったかもです。
今から思うと、上野公園でトイレの窓越しに挨拶をした時、その瞬間に、私に乗り移ったと思うんです。何らかの理由で地上に降りてきた霊が、私という地上人の生きた霊体に反応し、乗り移ったと。
それに霊は脚がないから、生きた人間に乗り移って、移動するしかないのです。そう思うと、納得がいきますね。そして、その霊は私という霊体を通じて外界を観察するんです。
それ以来、何度か逢いに来てくれましたが、会う度に薄暗く奇怪な感じに変貌していきます。ブロンドの髪は全くの灰色に変色し、顔もくすんで黒ずんで、よく確認できない程でした。それでも、怖いながらも目を瞑りながら、何とか行為に至ってたのは、互いに好きモノだったからでしょうか(笑)。
遭う度に、怖く寂しく虚しく
会う度に、怖くなってきましたが、それでも無意識に彼女を求めてたんです。彼女も同じだったんでしょうか。あのブロンドに輝く女の再現と再会を望んでたんです。彼女も生きた若い血と瑞々しい私の?肉体が欲しかったんでしょうか。そんな訳ないか(悲)。
でも、悲しいかな、会う度に、影は薄く、居る時間も短くなりました。今から思えば、一言言葉を交してたらと後悔しきりですが。でも、言葉を発せるような状況でもなかったんです。
最初の3回ほどは、血の通った生きた人間みたいにハッキリと確認できたんですが。後は、神経をかなり集中しない限り、彼女の存在を肉体を確認する事が困難になりました。こうなると、霊というより夢か妄想かのレベルです。
正直、もう逢いたくないなって思う事もありました。早く天に召して欲しいと願いました。神はこのブロンド娘を若く美しいまま、天に召す事を許さないのか。正直、神様を憎んだほどです。
最後のお別れと安堵と
先述した様に、合計で7回程会ったんですかね。期間にして2ヶ月ほどでしたか。そして、とうとうクライマックスが訪れます。
もう怖くなってきてたんで、ホントは窓を締め切って寝たかったんですが。彼女に悪いと思い、少し開けたままにしてました。もうこうなると辛いですな。
そして、”最後の別れ”の時が来ます。この時の光景は今でもハッキリと覚えてます。丁度、時刻が2時になった頃でした。体中がゾクゾクと震えだし、その場の空気が完全に変りました。余りに怖くて無視しようと、うつ伏せになった程です。
しかし、勇気を持って、目を開け彼女を見ました。それ程、最後の別れの時の彼女のエネルギーは強かったんです。いや、彼女がそうさせたんですね、最後のエネルギーをふり絞って。
既に、彼女は真っ黒な骸骨に変貌してました。でも髪の毛はサラサラの灰色でしたが。そして、すぐに跡形も無く消え去ったんです。
でも、この時は最初はとても怖かったんですが、後味はスッキリしました。全てが終わったと感じたほどです。
それ以来、40年近く経つんですが、一度も彼女とは会ってません。天に神様に召されたんでしょうか。
最後に
多分、彼女は上野公園の近くで、不慮の事故かなんかで、死んだんですかね。それに、高校生の私を見て、昔を思い出したんですかね。冴えない若者だったんで、憐れんで取り憑いたんでしょうか。
山田太一さんの小説で、女の霊が男に纏わりつき、エネルギーを吸い上げ、男を崩壊寸前にまで追いやるというのがあったんですね。
このブロンドの女もその気になれば、私からエネルギーを吸い上げ、若く麗しい霊体のまま地上に君臨できたかもですが。私自身エネルギーを吸い上げられるという感覚は全くなかったので、敢えて彼女はそういう事をしなかったんでしょうか。
神田のホテルでの女子中学生の亡霊と全く同じ状況かもですが。この女子中学生いい、上野公園でのブロンド娘の霊体といい、私は大都会の東京では大モテですな。でも、女と報酬は”現物”に限りますが(笑)。
でも、今こうやって1年ぶりに記事を更新してんですが。またまた逢いたくなってきましたな。でも50過ぎのオジンには逢いたくないか(悲)。
毎日暑いですね。これだけ暑いと毎晩でも霊に会いたいくらいです。
私には霊視能力という類は全くなく、多少霊感が強いかなっていうレヴェルです。でも、大半が金縛りなので、殆ど霊感はないのかもしれません。
自律神経が不安定な事も大きな要因かもしれませんが。幽体離脱というものは一度だけ経験ありますが。かなり怖かったです。
タダ、霊を呼び込み易い体質があるみたいで、墓地ではいい気分はしませんね。霊体についてもブログ立てようと思いますが。霊や霊体といっても、ハッキリと視認出来る位のレヴェルでないと、信じる気にはなれませんね。
残念でしたね。日本でも霊体って存在するんですね。てっきり外国特有のオカルト的な超常現象かと思ってました。
でも会話がなかったというのは、やはり相手は外国の女性だったんですよ。霊媒師で、「私はマリリンモンローです」っていう人がいますが、あれはおかしいね。モンローが日本語しゃべる筈ないですもの。
これで、妄想や幻想ではないことがはっきりしたかもですね。こういった霊体験は大半が脚色しすぎたウケ狙いものが多いような気もしますが。私が聞いた中では信憑性がかなり高い部類に入ると思います。
私もこのブログを読んだときは、幻想かよくても霊感かと思ったんですが。精神が病んでたり、病的な人は、事を大げさにしゃべる傾向が多いので、頭がオカシイんではって思われがちですが。
転んださんのこのブログは、健康な人でも、霊感がそんなに強くない人でも起こり得そうな類のもののように思えます。今日の転んださんのアインシュタインのブログではないですが、霊体というものは重さがあり、エネルギーが半端なく強く、時空を歪める事があるのでしょうか。
霊体が部屋の中に入ってくる時、場の空気がはっきりと変わったとありますが、凄く高次なエネルギーをもった霊体と言えそうですね。