イーグルスのHotel Californiaに憑かれ「鏡張りの部屋」を書いていたが、42話で中断したままである。
あるフォロワーの記事に、この歌の記事があったので久しぶりに思い出した。
この歌は、ドラッグ(コリタス)状態を歌ったとされてるが、精神病院に閉じ込められた孤独な子供を歌ったとも言われる。
"Mirrors on the ceiling、The pink champagne on ice"(鏡張りの天井に冷えたロゼのシヤンパンが写っていた)のフレーズに思わず共鳴し、「鏡張り部屋」を書くきっかけとなった。
大まかに訳すれば、長時間の運転に疲れ、立ち寄ったホテルで堕落した滞在客たちに嫌気し、以前の生活に戻る為にホテルを去ろうとするも離れられない。この人生に堕落した感覚が何とも痺れる。
アメリカ社会とロックの荒廃を揶揄した歌・・・まるで、鏡に映し出された自分を見てるようで、いつ聞いてもいい歌だなって、まるで時間が止まった様な郷愁を覚えた。
荒廃した自分を、鏡を通じて眺めるのは確かに苦痛ではある。
しかしその鏡が、(荒廃した筈の自分とは異なる)もう1人の自分を映し出してくれてるとしたら、これほどの歓びもない。
人生は荒廃と興隆を繰り返し成長する。荒廃を繰り返す事で腐った土壌が押し流され、新しく躍動する土地が隆起する。
Welcome to the Hotel California
”冷えたロゼのシヤンパン”が干からびた生命を潤し、魂の咆哮をもたらし、(過去の自分と決別し)荒廃したホテルを後にする。
新しく生まれ変わった私は、これまた新しく生まれ変わったHotel Californiaの扉を叩く。
新顔のホテルボーイが私を出迎える。
”ようこそ、ホテルカリフォルニアヘ”
私は新装されたホテルのロビーを見渡しながら、こう呟く。
"昔ほどに素敵(Such a lovely♪)でもないが、少なくともお酒(spirit=魂)は置いてあるんだろうね?"
ボーイは頷き、そして背を向け、支配人を呼びに行く。
支配人は笑顔を浮かべながら、懐かしそうに会釈をする。
”とびきりのシャンパンを用意しております。それと以前預かっておいた古い身分証はこちらで処分しました”
私は差し出された新しい身分証を見て、思わず感銘の声を上げた。
”全く昔と変わっていないじゃないか!しかし、この写真には新たな魂が吹き込まれてる”
支配人は微笑んだ。
”実はあの時、隠し持ってたシャンパンにコソッと吹き込んでおいたんですよ”
”なるほど、私の失われた筈の魂はここHotel Californiaで息づいてたんだね”
”そうです。昔のままのホテルです。貴方が魂を吹き込んでくれたお陰で、荒廃した筈のホテルに生命を宿すことが出来たんです”
私は首を振った。
”いやそれは違うね。私はただお酒が呑みたかっただけさ。あの時はただただお酒が欲しかった。ホテルには既に魂は息づいていた。でもお酒がなかったから、その魂の存在に気づかなかっただけの事よ”
支配人は笑っていた。
”やっぱり気づいてました?”
”ああ、気付いてはいたよ”
”だって、お酒を置いてないホテルが何処にある?”
確かに、昔とは殆ど変わってはいなかった。変わってるのは雰囲気だけである。
健全な魂だけが躍動し、”コリタスの香り”がする怪しげな受付の女もいない。
私はホテルのロビーを見渡しながら、過去の自分を振り返ろうとした。
しかし、何も思い浮かべる事は出来なかった。虚構も幻想も存在しない新しい世界を満喫するのが精一杯である。
お袋の49日法要も何とか無事に終わり、香典返しも全てが済んだ。
確かに地獄のような日々だったが、全てが終わった今、私は新たな魂が吹き込まれたHotel Californiaの最上階にいるような気分である。
そこから眺める景色は、今までと何ら変わりはない。
あるのは、新たな魂が吹き込まれつつあるもう1人の自分なのかもしれない。
Welcome to the Hotel California
♪Such a lovely place♪”素敵な場所でしょ”
♪Such a lovely face♪”素敵な人達でしょ”
ホント嫌な叔母は一刻も早く忘れたいんですが、よく考えてみると世話好きが度を超えて(話してみると)いい人でもあるんですよね。
でも結局は、いい人も度が過ぎると悪い人なんですよ。
葬儀や法事って、意外に人間の本性が露呈する場なんですよね。だから私は未だに好きになれない。
1日も早く♫Such a lovely faceになりたいです。
亡きお母さんが吹き込んでくれた新しい生命なのよ
嫌なババアのことは忘れ
目の前だけを眺めてればいいの
きっとそこには
転んだ先生が理想とする
♫Such a lovely placeがあるはずよ👅
口では誹謗中傷的な事を言っていながら、内心では皇室の維持を願ってる。
国民も平和ボンボンだから、皇室腐敗に関してはユルユルだったんでしょうね。
本番はしたいがお金は払いたくないっていうエロ爺の論理と同じだよ。
メディアの浮かれた報道も癪に触るけど
今回の騒動劇には従来の皇室擁護派も神経を尖らせたのが多いのでは?
歌詞もいいですが、それ以上に曲も歌声もたまらない。
最初は”ジメジメした暗い歌だ”と評判はよくなかったんですが、最後には大ヒットします。
何度聞いてもいい曲ですよね。
亡き旦那さんも天国で口ずさんでるかもです・・・多分
“歌は世につれ世は歌につれ”とはよく言ったもので、
こう言う歌こそ世を反映しているのではないかと。
繁栄と衰退のアメリカ・・・
とは言っても、それほど小難しく考えていません。
ただ、一言で言うと、今は亡きダンナの好きな曲でした♬
と言うだけですね、多分。
これも記事にしようと思いますが・・・多分