象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

こんなモン買ってしもた〜電動バリカン編

2023年06月30日 06時32分31秒 | お題

 ここ20年ほどずっと坊主で通してる私だが、自分で丸刈りにする人も多いだろう。
 1000円で坊主にしてくれる床屋さんもあるが、不思議と自分が思う様な坊主にしてくれない。細い注文を付けても店員によって微妙に仕上がりが異なる。
 つまり、たかが丸刈りされど丸刈りなのだ。

 私が好む丸刈りは、ソフトバンクの千賀投手(現NYメッツ)の様に、サイドを短いまま(約9mm)上まで刈り上げ、頭頂部を少し長め(15mm)に揃える。
 ややモヒカン風にも思えるこの髪型は一番のお気に入りだが、楕円状に刈り上げるのが少し難しい。
 最初は中華製の安物バリカンを使っていた。充電式で2000円程だったが、風呂場の湿気により内蔵電池が壊れた。そこで充電式を諦め、大手家電店で僅か1500円程で投げ売りされてた、フィリップス製の交流式バリカン(QC5130)を15年ほど使い続ける。
 これも中華製だが(大手メーカーという事もあり)品質的にはしっかりしてた。ただ、(パワーが弱いものの)切れ味はいいが、付属するコームがペラペラで幅が5センチと大きすぎる為に、襟足や細かな仕上げは不得手である。そこで、千円のミニトリマー(ロゼンスター製)を併用するも、これまたコームの作りが軟弱で度々ズレるし、後ろが決まった様に虎刈りになる。

 そうこうする内に、コームが壊れ、テスコム製の交流式バリカン(写真右)を量販店で2000円ほどで購入。ダイヤル式で、1mm単位で35段階のコーム調整ができるのは嬉しいが、(フィリップス製と同様に)刈ってる最中によくズレる。更に、調整ダイヤルの隙間に毛くずが溜まり易く、掃除も面倒で、全く余計な仕様である。
 それに、交流式は基本的にはだが、浴室では使えない。全く使えない事もないが、一定時間を超えると音が煩く、パワーも不安定になる。それでも春や夏の暑い時期は使えるが、(蒸気が蔓延する)冬の風呂場では流石に使えない。
 因みに、散髪は約2ヶ月に一度のペースだから、寒い時期は1000円床屋で済ませていた。


ヒゲトリマー”AGT67”

 そこで、浴室でも使える防水バリカンをネットで探すも、2千円前後の価格帯では”IPX7防水仕様”とあるものの怪しいのが多い。説明を読むと、充電しながらでも使えるが”浴室での使用は禁止”とある。その上、”USB充電”が売りのようだが、浴室で使えないなら意味がない。
 安物の充電式を諦め、パワーが安定してる乾電池式を探す。本当は幅が4センチ弱程のコンパクトなブラウン製マルチグルーミングが欲しかったが、安いものでも6千円近くする。
 結局、バリカンメーカーでは老舗のWAHL製バリカン(WC2107)と、ロゼンスターのヒゲトリマー(AGT67)の二択となった。
 共に乾電池式だが、前者は単3×4で後者は単4×2と、重さと大きさが全然違う。更に、前者は非防水だが、後者はIPX5と一応は防水ではある。コームも前者は3,6,10,13,16mmと微妙に中途だが、後者は3,6,9,12,15mmとシンプルだ。
 店頭価格は前者が3000円程だが、後者は1790円(Amazon)と少し安い。色々と迷ったが末に、ロゼンスター製のヒゲトリマー(写真左)を購入する。


実際に、使ってみて

 結果的に言えば、半分は失敗で半分は正解だった。ヒゲコームな仕様か、(短い)ヒゲは刈れるが、コームを最長の15mmに合わせ、頭頂部の髪を切るも殆ど刈れない。そのままコームが素通りする感じで、これには正直落ち込んだ。
 一応、最悪の展開を想定はしてたので、慌てる事もなかったが、テスコムのバリカンに替えて、頭頂部とサイドと後ろをそれぞれ15mmと9mmに大まかに刈る。
 風呂場での使用の為か、やがてモータ音が煩く不安定になってきたので、再び(今回購入した)ヒゲトリマーに替え、仕上げにかかる。
 すると、何と完璧ではないか。
 幅40mm弱とバリカンにしては、コンパクト&スリムで軽いから使い回しがいい。更に、IPX5防水仕様と乾電池式が故に、浴室でも安定した駆動を提供する。コームの調整もボタンをプッシュするだけでカチッとハマるし、コームの作りもしっかりしてるから、刈ってる最中にコームがズレるなんて事はなかった。

 取説には”10分連続使用したら休ませる”とあるが、(音も振動も小さく)切れ味が安定してる為、そこまでの時間は掛からないし、バリカンでは不得手の襟足やサイドや後頭部も、スムーズにキレイに刈れる。
 ヒゲコームの仕様からか、15mm以上の髪が切れなかったのは、甚だ残念ではあるが、悪くはない買い物とも言える。いや、そう思う事にしよう。
 ずっと昔に千円で購入した同じロゼンスターのミニトリマーでも髪は切れる事は切れたが、コームが小さく軟弱なせいか、何度やっても虎刈り状態になり、殆ど使えなかった。更に、非防水の為かこれもすぐに壊れた。
 因みに、ロゼンスターでもマルチグルーミングは発売されてる。ただ、0.5mm単位で調整できるコームの作りが弱々しく感じたし、事実、アマゾンでは2021年11月の取扱いだが、購買者のレビューはない。

 という事で、今時のヒゲトリマーの紹介でした。



8 コメント

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ヒゲトリマーでも (tomas)
2023-06-30 18:40:52
ロゼンスターのGTR763はヘア用コームが用意されてますから
ヒゲもヘアも両刀使いらしいですよ。
でも0.5mm刻みって必要あんのかって思いますよね。
ただ、AGTR76というのもあり、中身は全く同じなのに2212円で760円も安い。なぜ?

他にも調べましたが、乾電池式バリカンではACB211という安いのがあり、3mm刻みの5段階でレヴューも4.5だから、非防水ですが交流式が壊れた時は選択肢の1つになりますかね。
充電交流両用では、ARE46が3mm刻みの10段階で、ARE53よりもコームのしっかり感があり、ロック機能も付いてるから、これもアリでしょうか。
以上、余計なお世話でした。 
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tomasさん (象が転んだ)
2023-07-01 01:15:48
色々調べてくれて感謝です。
ACB211の乾電池式は使えそうで、テスコム製バリカンの代りになるのかな。
0.5mm刻みって、(テスコム製と同じで)ギヤが小さいから絶対にズレますよね。
コームの作りで言えば、ARE46の方が(非防水ですが)使えそうな気もします。

今回買ったヒゲトリマーは重さが115gと、テスコムの交流式の180gと比べてもずっと軽いし、デザインが逸脱。ヘア用のコームが付いてれば、ベストセラー間違いなしですが。
ずっと昔使ってたミニトリマーですが、コームが強くなったA181があり、重さはたったの80gですが、価格が1600~2000円と少し微妙でしょうか。
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ダイヤル式 (腹打て)
2023-07-01 07:25:43
中華製マルチグルーミングって色々出てるけど、0.5ミリ刻みのダイヤル式とデジタル表示とUSB急速充電ってのが売りなんだよ。
過去に、Hatteker製のヒゲトリマーを持ってたけど、デザインは秀逸もダイヤル調整がすぐにバカになった。防水も大半は??で、充電池の寿命を縮めるだけ
サードパティの中華製にはコームの作りも脆弱なのが多いから、レビューはバラツキが多くなる。
その点、高いけどメーカーの奴はしっかりしてる。
ロゼンスターのA181は、コームが軟弱なプラ製からポリカーボネイドに変更されたのかな。
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腹打てサン (象が転んだ)
2023-07-01 10:09:34
言われる通り
ダイヤル式ってのは、結局はスライド式と原理は同じで、調整のギヤが小さければ確実にズレる。
精度の高い金属製のギヤなら0.5mm刻みでもズレないだろうけど、精度の低いプラ製のギヤなら簡単にズレるし、壊れますよね。
3mm刻みなら、コームさえしっかりしてればズレる事はない筈ですが、プラ製のコームだと微妙にズレちゃうんですよ。

WAHL製みたいに、一々コームを付け替えるのが理想ですが、面倒臭いと敬遠される傾向にあります。
色々と御指摘有り難うです。
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Unknown (水仙)
2023-07-02 14:18:18
私も髪の毛は自分で始末しています。

コロナが流行りだしてから美容院で切ってもらうことを止めて、自分でカット用の梳き鋏で切るとこれが美容院で切ってもらうより良いのです。

後ろの項の毛をどうしようかと思っていましたが、これも夫の髭剃り用の剃刀で解決しました。

で、現在美容院代ゼロ円です。

髪の毛はベリーショートで顔の輪郭に沿って切るだけですから失敗もありません。

どうしてもっと若い頃からこうしなかったかと今更ながら悔やまれます。

若いころはお金も時間もないのに美容院に行ってパーマを当ててもらったりして無駄なことをしていました。

うちの近所には丸刈り500円という床屋さんがありますから一時丸刈りにすることも検討しましたが、さすがにそれは夫の反対で止めました。私は髪の毛が多くて暑いから、夏場は丸刈りにしたいくらいです。
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ビコさん (象が転んだ)
2023-07-03 00:24:37
エエえーつ!
剃刀で散髪ですか
プロ顔負けの腕ですね。
私の場合、普通の電動バリカンで後ろや耳際を刈ろうとすると幅が大き過ぎて、刈り残しが出て時間も掛かるし、動作も不安定になります。
何度もやると虎刈りになり、結局バリカンを買い替える羽目になる。

今回、購入したコンパクトなヒゲトリマーでは後ろと横はあっという間に刈れました。
ビコさんみたいに髪の量も多くないし、そんなに伸びる方でもないので、2ヶ月に1度で十分ですが、寒い時期は風呂場で散髪する訳にもいかず、千円床屋ヘ行きます。
でも500円て激安過ぎですよね。

いつもコメント有り難うです。
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Unknown (水仙)
2023-07-03 17:22:50
あ、剃刀を使うのは襟足を剃るときだけです。

散髪のほうは梳き鋏でしています。

丸刈りが500円というのは現在もやっているか不明ですが、以前はやっていたからブログ記事にしたこともあります。今はなくなっているかも知れませんね。
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ビコさん (象が転んだ)
2023-07-03 18:14:49
いえいえ、それでも凄いですよ。
私なんて、剃刀は怖くて手が震えますもん。
使い捨てのT字剃刀を使うんですが、それでもうまく行きません。
梳き鋏って懐かしい響きですね。
昔から使い慣れてないと難しいんでしょうね。
私からすれば、匠の技の次元です。

確かに、500円は今はやってないかもですね。
うちの田舎の最安値で880円ですから・・
コメントいつも有り難うです。
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