やっと秋の深まりを感じてきた10月最後の週末に
三軒茶屋の台湾茶藝館「桜樺苑」にて、コラボ茶会『三華物語』を開催いたしました。
茶侶は今年もまりこさんにお願いしました。
待合では、うらりんさん作のこれまでの茶譜の展示も。
これを見ると、その時々の茶会の様子が甦ります。
ウェルカムティーは雲南産のメイクイ冷茶。
アクセントにローズチップを浮かべました。
お客さまには三人の席を順番に回っていただきます。
今回のテーマは華=花。
上海で中国茶サロンを主宰する荒田博子さんのご協力を得て、
書画家房雷氏の花を題材とした掛け軸をメインに据えました。
まずは上海小町さんの席をご紹介。
花は藤。
お茶は香り高い桐木紅茶。
カウンター席でワンショットバーのような和やかな雰囲気を味わっていただきました。
こちらはうらりんさんのお席。
花は菊。
お茶は今年の文山包種茶。
ラストには旬のキンモクセイを浮かべるというもてなしも。
テラス席では秋の風情を感じていただけたかと思います。
私、ちょしの席。
花は蓮。
お茶は2010年の兄弟単そう。
2010年は三〇の茶会が始まった年でもあります。
10年の月日を経て、落ち着いた地味のあるのど越しの良さを味わっていただきました。
静かな個室で窓の外の柿の木を愛でながら。
今年は茶藝館オーナーの何さん手作りの軽食スペシャルバージョンが登場。
あちこちから「美味しいーーーっ」の声が。
(私もいただきたかった・・・・w)
記念すべき第10回ということで、今回は会場も変え、時間にも余裕を持たせ、
ゆっくりと皆さんとお茶を味わいながらお話ができたように思います。
同じメンバーで10年も続けてこれたのは、いい仲間に恵まれたこと、
そしていらしてくださるお客さまのお蔭と実感しています。
10年一区切りと言いますか、ここで新たに気持ちをリセットして、
これからのことをゆっくり考える機会にもなりました。
自分にとってお茶とは、そして茶会とは、今一度時間をかけて反芻したいと思います。
また皆さんとご一緒に茶の時間を持てることに想いを馳せながら。
ご参加の皆さま、ありがとうございました!
会場と軽食を提供してくださった桜樺苑の何さん、
いつも的確な仕事が素晴らしいまりこさん、
そして唯一無二の仲間、小町さん、うらりんさんへ。
この場をお借りして心より謝意を表します。
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