神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

7542七子餅茶99年無内飛

2006-11-23 | 黒茶(中国茶)
プーアール茶.comから届いた今月のお試し茶は「7542七子餅茶99年無内飛」。
この無内飛ってのがミソで、これは大陸から台湾に密輸入と言う形で入ったことを表しているんだそうな。
昔の台湾は大陸からの直輸入を禁止していたから、この餅茶はゴールデントライアングルからベトナムへ抜けて、ベトナム茶として台湾に入ってきていたんですね。
でも、ゴールデントライアングルを経由してくるって、たまーに七子のうちの一枚に麻薬が混ざっちゃったりしなかったのかしら

香港や広州のプーアル熟成用の倉庫には入ったことのない7年モノの餅茶、と言うことで、
この味は新しい餅茶を買って日本で置いておこうと言う人にとっては指針となるかもしれません。
私が住んでいる関東あたりよりも台北のほうが平均温度や湿度は高いので、若干差は出てくるでしょうけれど。

茶葉を見るとまだまだ若い感じ。
ところどころ緑がかった葉が混じっています。
抽出時間少なめでサラッと淹れると、渋味はあるものの、なかなかすっきりした飲み口です。
雑味も感じられず、味のバランスもなかなかよいのではないでしょうか。
30年モノの7542餅茶も同系統の味と香りがあったと記憶しているので、
このままうまく熟成すれば、7542の特徴をしっかり主張する活きのいい陳年餅茶になっていくのでは。

10年先、20年先を見越してキープするのも悪くないかな、と思います。
でも、今の時点で飲むならやはりもう少し熟成して落ち着いたもののほうがいいかな。
最近はこういうタイプの生茶を飲むのも流行っているらしいですけれどね。

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