2002年春、韓国で160万部突破の大ベストセラー「カシコギ」が、邦訳された。
著者は趙昌仁(チョ・チャンイン)、訳者は金淳鎬(キム・スンホ)。
この作品はテレビドラマ化・舞台化され、「カシコギ・シンドローム」と呼ばれる社会現象を巻起こす。
タイトルの「カシコギ」とは魚の名称。オスはメスが産み捨てた稚魚を必死に育て、子が成長すると、
自らは死んでゆく、という。読む前の人達には、ちょっと切ない父親と子供の愛情物語と、しておこう。
『あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった者が、あれほど生きたいと願った明日。』
泣きながら読みました。
棘魚のオスの生き方そのままに生きる父親の悲しいまでの美しさ、心を打たれました。
ネットで取り寄せ、読みました。
感動の一冊と、なりました。
男女愛でなく、親子愛。父親と子供、母親。
「サヨナライツカ」より、当然。純真愛。
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