東京電力値上げ
東京電力が値上げをするそうだ。4月からは企業向けの電力について、契約更改するところから値上げする。契約途中の企業には適用されない。据え置きされる契約者の約9割が7月末までに更新時期を迎えるという。また、東電は夏以降、家庭向け料金の値上げを実施したい考え。家庭向けは電力会社が申請し、経産相が認可する。値上げは例外なく、一斉に実施される。
各業界団体によると、17%の値上げによるコスト増は製紙業界で年約68億円、自動車業界で「1台当たり最大3500円」(日本自動車工業会の志賀俊之会長)などと大きい。「経営を圧迫する」(電機大手)懸念は強く、値上げのタイミングを再交渉する動きは拡大しそうだ。
東京電力が4月から予定している値上げは、契約電力50キロワット以上の契約者が対象。料金は自由化されており、国の認可は必要なく、大半は1年契約だ。利用者は契約途中なら値上げを求められても拒否することができるが、東電は値上げを伝える資料に拒否できることを書いていなかった。
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