世界最高の分解能“アルマ望遠鏡”
アルマ望遠鏡は、南米のチリ共和国北部にある、アタカマ砂漠の標高約5000メートルの高原に建設された電波望遠鏡である。パラボラアンテナ66台を組み合わせる干渉計方式の巨大電波望遠鏡で、直径12メートルのアンテナを50台組み合わせるアンテナ群と、直径12メートルのアンテナ4台と直径7メートルアンテナ12台からなる「アタカマコンパクトアレイ (ACA)」で構成されている。
アンテナは全て移動可能で、それらの間隔を最大18.5キロメートルまで広げることで、直径18.5キロメートルの電波望遠鏡に相当する空間分解能(視力)を得ることができ、ミリ波・サブミリ波領域では世界最高の感度と分解能を備えた望遠鏡になる。アルマ望遠鏡の分解能は、すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡の約10倍にもなる。
2011年9月からは、初期科学観測が開始されており、全世界から公募された観測研究のなかで、最初の成果があがった。みなみのうお座の一等星「フォーマルハウト」を取り囲む環の観測だ。
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参考HP 国立天文台: アルマ望遠鏡が明らかにした、太陽系外惑星のはたらき ヨーロッパ宇宙機関: Herschel spots comet massacre around nearby star Wikipedia:フォーマルハウト
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