世界の新種トップ10発表!
アメリカのニューヨーク州立大学・国際生物種探査研究所は、毎年5月23日、分類学の父で植物学者のカール・リンネの誕生日にあわせて、前年度に発見された18000種にも及ぶ新種の中からTOP10を選出し、発表している。
ニューヨーク州立大学 環境科学・林学 学部長 クエンティン・ウィーラー博士に新種TOP10を発表する理由を聞いた。 「クエンティン・ウィーラー博士、なぜ新種TOP10を選出しているのですか?」
「多くの人たちは地球の生物多様性が危機的状況に陥っていることに気がついていません。事実、これまで250年間に渡って続けられてきた生物種(スピーシーズ)の調査で、人類が発見して命名したのは200万種に足りません。」
「私達の一番正確とされる見積では、未だ1000万種が発見を待っています。しかも、それらの生物種の多くは姿を消しつつあります。生物種の絶滅速度は、私達が発見する速度と同じくらいか、もしかしたら、それ以上かもしれないという証拠が増えているのです。」
「そこで私たちは毎年約18000種が発見されている新種の中から「トップ10」を選出しています。世界中の研究者が新しい植物や動物、微生物の発見に忙しく活躍し、私達には分かっていない「無知の山」の一角をコツコツと削り取っていることに注意を向けてもらいたいのです。」
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参考 National Geographic news: 世界の新種トップ10 バク転するクモほか
生物多様性と生態学―遺伝子・種・生態系 | |
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種間関係の生物学―共生・寄生・捕食の新しい姿 (種生物学研究) | |
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文一総合出版 |