ノーベル物理学賞に梶田隆章さん
ことしのノーベル物理学賞の受賞者に、物質のもとになる最も基本的な粒子のひとつ「ニュートリノ」に質量があることを世界で初めて観測によって証明し、「ニュートリノ」には質量がないと考えられてきたそれまでの素粒子物理学の定説を覆した東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章さんが選ばれた。合わせて、カナダのクイーンズ大学の名誉教授、アーサー・マクドナルド氏も選ばれた。
梶田氏は、3種類あるニュートリノが、飛行中に別の種類に変身する性質「ニュートリノ振動」を発見。このニュートリノ振動はニュートリノに質量がある場合だけに起きる。
梶田さんは「この研究は何かすぐ役に立つものではないが、人類の知の地平線を拡大するようなもの。純粋科学にスポットを当ててもらいうれしい」と話した。大村さんの医学生理学賞は人類を失明から救うものだが、梶田さんの研究は宇宙の成り立ちや物質の起源を解明する一歩となる。
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参考 NHK news:ノーベル物理学賞に梶田隆章さん
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