豊洲市場の異なる説明
東京都の小池知事は、9月10日都が、これまで、築地市場の移転先となる豊洲市場の土壌の汚染対策として敷地全体に行ったと説明してきた盛り土について、緊急の記者会見を開いた。
都のこれまでの説明では、対策の柱となった、汚染された土壌をきれいな土と入れ替える盛り土工事は、およそ40ヘクタールある豊洲市場の敷地全域で行われたとしていた。具体的には地下2メートルまでの土壌をすべて取り除いた上で、きれいな土で埋め戻し、さらに盛り土を重ねることで高さ4.5メートルになるきれいな土の層を造成したと説明していた。
そして、都のホームページなどでは「万全な土壌汚染対策」として施設が高さ4.5メートルとなる盛り土の上に建っているイメージ図を掲載しながら、豊洲市場の安全性を強調していた。ところが10日の会見で小池知事は実際には主要な建物の地下部分では、盛り土は行われず、配管などを点検・修理するスペースを確保するため、空洞が設けられていたことを明らかにし、「正しくない説明で、訂正したい。都政の信頼回復に逆行する」と述べた。
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参考 NHK news: 豊洲市場「盛り土なし」地下の空洞が公開
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