黒煙と炎で現場騒然 東電施設火災で大規模停電、交通網混乱 防災資料
10月12日に東京都心部で起きた大規模停電で、都心から約20キロ離れた埼玉県新座市の変電所近くで燃えた送電ケーブルは、敷設から約35年が経過していた。詳しい火災原因は現時点で分かっていないが、送電網のたった1カ所で起きた火災が約58万戸もの停電を招いた。首都圏のライフラインのもろさが浮き彫りになった。
東京電力によると火災は12日午後2時50分ごろ、新座変電所と東京都の豊島変電所、練馬変電所を結ぶ送電ケーブルが通る地下約7メートルのトンネル内で起きた。
燃えたのは「OFケーブル」と呼ばれるタイプ。絶縁を保つため、ケーブル内の電線の周りに油をしみこませた紙が何重にも巻かれている。この紙に何らかの理由で亀裂やひびが入り、漏電による火花が発生し、油に引火してケーブルに燃え移った可能性があるとみられる。この火災による停電で一時最大約58万6800戸が停電した。
今回、東電は電気の供給を、新座変電所に代わる別の首都圏の変電所を経由するルートに切り替え、約1時間で復旧させた。経産省の担当者は「今後、復旧作業が適切だったか確認したい」と話している。 (毎日新聞 10月13日(木))
考えてみよう
1.火事の原因は何が多いだろうか? 話合ってみよう。
2.火事がおきたときに、どのようなことに注意して避難したらよいだろうか? 話合ってみよう。
1の正解 ドラッグでわかります→ 29%放火 13%コンロ 12%タバコ 9%電気関係