ヒトの声は管楽器?
ヒトはどのように声を出しているのだろう? ヒトを含む脊椎動物は、普通「声帯」を振動させることによって声を発する(有声音)。これに対し鳥類は気管の分岐点にある「鳴管」という器官を発振させて、鼓室で共鳴させて発生する。ヒトの場合も、口腔などの共鳴、調音により言語のために調整された発声する。したがって「声は口で発せられる」という捉え方もあながち間違いではない。
発声は気道を(普通は真声帯の)声門閉鎖で遮り、そこに呼気圧を加えて息を流し込むことで声門が繰り返し開閉し、振動することで、断続的な圧力変動(音波、喉頭原音)が生まれ、さらに声道による共鳴の効果で連続的な波形に整えられると同時に口腔や鼻腔、舌、歯、唇などの調音機構によって母音および子音が付加される。
つまり、ヒトの声は振動する声帯部分と、空間を変形することによって音高低や、空気圧によって音の大小を変える部分で構成されている。これをもって、人の発声機構は管楽器(中でもリード楽器)に例えられることがあり、管楽器に近いと思っている人は多い。
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