前回作った留め切り治具とカンザシ治具の成果を試すため額縁に挑戦。サイズは成り行きだが、各辺同じなので正方形になるはず。材はブナの角材。デザインは当然シンプル、飾りなどはない。まず、角材の寸法を正確に合わせる。と言っても合うのはミリまで。4本そろえて一度に切って長さを合わせた。次にルーターテーブルでガラスや裏板を入れるための切り欠きを入れた。テーブルソーの方が早いかも。ルーターでは一度に多くは切り欠けないし焼けも残った。この時点でペーパーを掛ける。組んでからではやりづらい。
卓上丸ノコに留め切り治具をセットし、向かい合う材を左右のフェンスで交互に切っていく。接着剤を塗り、クランプで締める。ベルトコーナークランプを使用。以前作った額縁クランプは微調整がやりにくかった。慎重に留め部分の具合を確認する。表部分は注意したのでうまく止まった。しかし裏は2カ所すき間が出来てしまった。どうも角度が悪い、さらに詰めなければならない。カンザシの溝が若干ずれてる。もう少し調整が必要だ。しかもカンザシがうまく入っていない。穴が空いてしまった。欠けもある。隅々にまで注意を払うことが肝心。カンザシは少し緩いと思ったが接着剤でふくらんだか、ちょうどよい。カンザシストッパーの調整はこれでいいようだ。
試作1回目は失敗に終わった、100均でもこんな額は売ってない。作るからには完ぺきを目指さねば。額は材料費として木の他にガラスかアクリル板、マットなど必要で安くは出来ない。小さな額、少量なら買った方が安い。