閑(ひま)じぃのブログ by 閑斎

趣味の紙紐細工創りとその時々の歌、旅の紹介です。遠方には行かなくなり近くで楽しい仲間との歌を楽しんでいます。

武州玉川(ぶしゅうたまがわ)

2019-09-19 07:06:05 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

 第18作目になりました。
武州玉川(ぶしゅうたまがわ)
 東京都府中市
 
府中の玉川(多摩川)中流域の渡船場から富士を望んだ描写です。
手前の岸、川、対岸と後ろに見える富士と三つに分けられています。
川を斜めに配し流れの速さを感じさせています。
川の波紋は美しく、対岸から藍をぼかし摺にすることで清らかな水を描いています。
 この流水表現が北斎の魅力なのでしょう。
川を渡る船頭の視線が富士へと導いています。
中央の馬は頭を深く垂れて三角形を作っています。

少しアップしました。

原画です。
 
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
 
コメント (5)
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