第32作目は、駿州大野新田(すんしゅうおおのしんでん)です。
静岡県富士市大野新田
大野新田は、東海道の原宿(沼津市)と吉原宿(富士市)へと向かう途中にあり、
富士が真正面に見えるところとして知られています。
右に小さな島が二つあります。これは浮島沼を描いたものです。
街道には、牛の背いっぱいに枯れ葦を運ぶ農夫たちと、青々とした刈り取ったばかりの
葦(あし)を背負子で運ぶ農婦らの姿が描かれています。
そして白鷺たちは、夕陽を背にして家路へと飛び立っていきます。
沼地の静けさと、平和な一日の終わりの安堵感が漂います。
絵を見た時に何と太った馬だと言うことと、何頭いるのかな、ということでした。
でも解説文では牛となっていました。今度は牛にチャレンジでした。
荷物の枯れ草の束の様子などからて、牛は5頭にしました。
最初に作った白鷺は牛の背後で見えなくなってしまい、原画より上に取り付けました。
原画です。
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
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