第15作目
東海道品川御殿山ノ不二(とうかいどうしながわごてんやまのふじ)
東京都品川区北品川三~四丁目
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
東海道に面した御殿山には、将軍家の品川御殿が置かれ、その後桜の植樹が行われ、
富士と桜が一緒に楽しめる名所となりました。
花の盛りのころには、敷物を広げて宴を催す人、扇を広げて舞う人たち、子供を背に
花の盛りのころには、敷物を広げて宴を催す人、扇を広げて舞う人たち、子供を背に
花見を楽しむ夫婦など、今も変わらない風景です。
画面右下の小僧の担ぐ風呂敷に、版元西村屋の商標(山形に三つ巴)があります。
画面右下の小僧の担ぐ風呂敷に、版元西村屋の商標(山形に三つ巴)があります。
画中の人物のしぐさや隠された図像や文字に目をこらすのも北斎画の楽しみ方です。
少しアップしました。
少し下側から見ると富士も何とか見えました。
原画です。
次作は「隅田川関屋の里」です。