1月7日 「燃料油脂新聞」より
近畿業者 業転購入のススメ(仕入れ安・適価販売で、マージン確保に尽力)
「大阪」近畿の民族業者が「業転こそが健全経営の要」と訴え、同業者に対し業転購入を強く勧めている。
同社は、販売数量の半分近くを業転購入することで仕入れ単価を最大限に下げる一方、販売価格は地域の高値市況に合わせており「一般特約店より1.5倍から2倍近い石油製品のマージンを確保している」という。
12月最終週の業転価格は、ガソリンは小口持ち届けでリットル113円。
系列仕入れは117円。
半量を業転購入すると、平均仕入れ価格はリットル115円前後(消費税込み121円弱)になる。
同社のガソリン販売価格は掛売り・現金販売の平均で134円でガソリンの販売マージンはリットル当たり約13円強になる。100キロリットルの販売では130万円の粗利益で「これでもマージンは少ないと思っている」としながらも、地域特約店より粗利益率を着実に高めている。
「業転は悪で、完全に無くなれば市場は必ず健全になる。だが現実に業転が流通し、PB(プライベートブランド)などが業転格差による安売りで販売量を伸ばしているのだから、われわれが安値PBに対抗するには同じ土俵である業転手当てをせざるを得ない」という。
しかし同社では「安い業転を購入しても安売りすればマージンは系列玉と変わらなくなり、経営がよくなるわけではない。業転を安く仕入れ、適正価格で販売すればSS経営は楽になる。従業員にボーナスも出せる」といい、業転を仕入れながら販売価格を地域市況の高値に合わせることで、SS経営の健全化を図っている。
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>われわれが安値PBに対抗するには同じ土俵である業転手当てをせざるを得ない
と言っておきながら、
>安い業転を購入しても安売りすればマージンは系列玉と変わらなくなり、経営がよくなるわけではない→だから高値で販売する。
???
うちの店は周辺フルより2円高値(周辺セルフとは8円差)でもマージンは現在7円しか無いです。
故意のコンタミとか業転とか、そんなのが罷り通る業界
罷り通るというか、そうしなければ従業員にボーナスも支払えないなんていうような業界・・・私は、早く辞めたい。
業界の裏事情を知らない、うちのお客様・・・
高いと思っていても、そんなことは口に出さずに来てくださるお客様・・・
私の胸の内も複雑です。
ネットの共同購入のおせち・・・産地偽装の疑いもあり調査に乗り出すと書いてありました。
消費生活センターに「業転は偽装に当たるのでは?」と示唆した私への答えは「それは業界の問題ですので、当方では関知しません」
えらい違いです。
系列販売店は品確法の軽減措置を受けているのに、業転を入れちゃいけないよね?
系列販売店は元売のカード(発券店値付けカード)で、給油代行をしているのに、業転を入れちゃいけないよね?
そんなことしたら10日に1回の自己分析をしているPBに対して申し訳ないよ。
他人の褌を当てにせずに営業しているPBに対して申し訳ないよ。
元売は系列にブランド料を4円(!)も課している、その同じ油の行方に最後まで責任を持ってほしいよ。
※業転ルートに乗せた玉がどこかの系列に流れ着く事の無いように、って意味です。
1リットルに対して4円ってとてつもない金額だよね。
元売はそれを系列販売店に対して課している気でいるのかも知れないけど、最終的に負担しているのは消費者なんだよね。
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消費者の皆さんはこれらをどう思いますか?