元売の需給政策 矛盾解消されず
1月12日 燃料油脂新聞より
静岡県内では業転が上昇しているにもかかわらず購入するケースが増えている。
「系列取引を行っていた小規模業者が初めて買う」という。
先払いやCOD(現金引換え出荷)の浸透でハードルが高くなっているが、系列玉だけで「生き残ることができない」というのが本音だ。
山間部の民族系販売店は「大手特約店の卸価格に納得できなかった」と今冬、創業以来初めて業転を買った。
灯油の系列仕切りは消費税込みで80円台に迫る。
「うちの系列仕切りはセルフの販売価格と同じだ」と憤る。
別の山間部の民族系販売店も今冬、初めて業転を購入。
「ガソリンの4割から5割近くを業転でまかなうようにしたい」という。
「系列玉を取り続けて死ぬわけにはいかない」と説明する。
有力代理店社長は強く指摘する。
弊社は業転を一滴も仕入れていない。
一方、同じ系列の隣のSS業者は数年前から業転を購入しているがマークはそのままだ。
何のペナルティもない。
これでは系列玉を買い続ける意味がまったくない。
元売の需給政策の矛盾は一向に解消されていない。
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masumi 「こうちゃん、この新聞は元売の人らも読んでるやんなぁ?」
こうちゃん 「そら、読んでるやろ」
masumi 「この記事を読んでどう思ってはるんかな?元売として、こんなん許してたらアカンのちゃうん?」
こうちゃん 「しゃーないやろ。元売が、その業転を出しておるんやから」
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そーなんだよね・・・
それに元売の中には白々しく「我が社は業転を出していない」って言ってるとこもあるみたいだし、
業転を出していることを認めている元売にしたって
「我々は“業者間転売ルート上の”商社等に販売しているだけなので(我々には)問題は無い」って答えるだろうし・・・
┐( -"-)┌ヤレヤレ...
先日chaicoさんがこのようなコメントを下さいました。
>masumi石油で、毎週の成分分析結果とかを、デカデカと貼り出しませんか?
>消費者に知られて困る事のないmasumiさんなら、堂々と貼り出してアピールするってのどうでしょう?
私はこのように答えました。
問題はソコなんですよね!
例えこの記事のように50%業転を入れているGSであっても、系列販売店である以上、元売から分析表を出して貰えるのです。
100%正規ルートのGSでも、業転を入れてるGSでも、そこに元売マークが掲げられている以上、その元売からは同じ分析表が渡されるのです。(※SQマークも同じです)
今のところ、消費者が見分ける術はありません。