組合は組合員のために“良かれ”と思ってやってくれている。
それは理解しているのですが、賛同しかねる事もあります。
組合員SSの経費削減を目的にした、廃タイヤ・産廃処理の共同化
団体割引(?)で、廃タイヤの処理料は安く。
団体特典(?)で、有価物としての廃油は高価買取。
発想は悪くない。
だけど・・・・
そんなふうに組合と連携してもらえる業者って、もちろん“信頼できる”っていうのが第一条件だと思うけど、
どういう経緯で、「選ばれた」のか・・・・・
癒着とは言わないけれど、コネ?接待?なんて好からぬコトを考えてしまう。
ドラマなんか見てると営業に接待は付きものみたいだから、それは別に構わないのかも知れないけど。
「賛同しかねる」、一番の理由は、
廃油引取り業者は別として(?)、廃タイヤの引き取り業者は零細が多い。
違法行為を行うような業者は言語道断だけど、零細業者でもきちんと産業廃棄物管理票(マニフェスト)の発行も行って真面目にやっている業者も多い。
ウチがお世話になっている業者さんは零細です。
倒産しかけたことがあるんだけど、3人の従業員の方が力を出し合って何とか乗り切ることが出来た、という過去があります。
兵庫県の石油組合でも1年ほど前(記憶違いならごめんなさい)から、共同事業として取り扱いが始まった。
でも、毎晩遅くまで一生懸命働いている彼らを知っているのに、 「組合を通せば安くなるから」という理由だけで業者を替えるなんて事は出来ない。
こうちゃんも言います。
組合にくい込んでいけるような業者は、力のある業者だろう。
だけど世の中みんな、そんなこと(大きなところが独占)ばっかりしてたら、力の無いもの、小さいものは育つことができない。
だから、私たち夫婦は、組合のこの共同事業に賛同しかねます。
だから、当店は組合のこの共同事業には参加しません。
「頑張ったら報われる」
若い人、若い企業が、そんなふうに希望を持てる世の中でないと。
今は隙間産業でさえ大手が取り込んでしまう世の中になってしまったと思う。
王者が、まるでハイエナのような行いをする、えげつない世の中だ。
それでもみんな、生きていく。