masumiノート

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掛売の方が現金より高い@時代の流れです。

2017年05月24日 | ガソリンスタンド3

5月22日燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)


上乗せ価格で掛け売り利益確保 1割以上加算も(埼玉)

埼玉県内では掛け売り販売客の先細りが収益低下を招いているとして今後のSS運営が懸念されている。
掛売販売が全体の6割を占めるという地元販売業者だが、掛売販売の内情は他店で発券された元売系クレジットカードの攻勢などで「右肩下がりの傾向が顕著に。リスク回避優先で結果的に新規客は元売クレカの契約にせざるを得ないことも。マージン幅の減少は否めない」。
(この販売業者では)月間平均販売量で格差をつけながらも、現金価格プラスリットル5円n上乗せ(税別)が平均的とのこと。
ただし一部で上乗せ額10円に設定する顧客もいるとするが「それでも同業者からは上乗せ幅が小さいのではないかと言われることも少なくない」と話す。

「同業者のなかには現金価格に1割上乗せや15円上乗せが、現在の掛売価格とする声がある。疑心暗鬼な態度を見せると実際の請求書を示すので本当だとわかった。“1割や15円上乗せしたところで顧客は納得している”と意にも介していないようす。“掛け売り数自体が減っているのだから、その分の上乗せを顧客から受けないととてもやっていけない”との声にこちらも納得した」と話している。
セルフSSが1桁マージンでしのぎを削る間にフルSSでは販売量が少ないものの、数倍のマージン確保で健全経営を粛々と実践している。


※以下masumi

昔、POSシステムが導入される前は、手書きの伝票、手書きの請求書、それらの“手間”は当たり前のことでした。
店の“常連得意顧客である”という証明のような“掛け会員”さんへは、“ご愛顧に感謝”という意味でイチゲンさんより安く売るというのが当時の常識でした。
しかしそれは、“適正マージンがあったればこそ”可能なことでもありました。

油外を売るための客寄せ扱いされたガソリンの価格競争が始まると、当然適正マージンは確保できません。

安売りをしている(仕切りで優位な)大手などは今でも2重看板で3円引き5円引きをやっていますが、
仕切り不利な3者店には現金価格から会員価格としての値引きを行える余地(粗利幅)はなくなりました。



業界紙の記事にあるように、POSシステムの導入もあり掛け会員の単価も現金価格+αが業界の常識となったと思っていましたが、そうではない地域も未だにあるようで、
現金会員価格に上乗せナシの同じ価格(或は昔のまま現金価格より安値)を掛けの価格としている地域もあるようです。

そしてそういう地域でも価格競争は始まっており(現金価格に引きずられるカタチで粗利幅圧縮)、月に1度のご利用(2~3千円)での、請求書の作成、送付(郵送なら切手代が掛かるし、自分で投函するのも時間と燃料代が掛かる、そして集金という作業が重荷となっている販売店もある模様です。


お客さまは昔からの流れで、それが“当たり前”だと思っておられると思いますが...。

灯油の小口配達も同じで、配達代を別に頂戴したいと思ってもそのような慣習がなかったので、難しい。

一旦店を畳んで、経営者が代わって再オープンしたなら配達代の別建ても可能だし、お客さんの心証も違うと思いますが、

現状のままでは難しいです。



当店の場合はPOSシステムの経費+5円とさせて頂いていますし、集金にお伺いしていた先も当方の人員の無さに気が付いて下さったのか、いつの間にか支払いのために来店して下さるようになりましたので、その点も恵まれていると思います。

「今でもうちに残ってくれているお客さんは皆良い客や」byこうちゃん

(前記事の件もそうですし、)本当にそう思います。
ただ、

>会社(法人)は別として、個人での掛け取引は時代にそぐわないのではないか、と個人的には思っています。
顧客目線には、耐えられないデス(汗) 掛け売り大ピンチ 現金安値が引き下げ圧力 より)


助かります。

2017年05月24日 | ガソリンスタンドでの出来事

「助かる」の一言で。

どうやら親会社の方で配達料の調整をして下さっているようです。


こちらからお願いしたわけでもないのに。


恐らく、知見と思いやりに優れた方がいらっしゃるのだと思います。

ありがたいことです。
m(_ _)m