11月24日燃料油脂新聞より (※青系文字がmasumi)
対応二分も全油種値下げ 50銭~1円
※
これで市況が変わらなければ先週転嫁できなかった50銭に+50銭の粗利微増。
けれでもこれまで20年に渡って削りに削ってきた粗利ですから、コスト上昇分以上に市況を上昇させなければ「再投資可能なマージン」には追いつきません。
2年3カ月ぶり店頭ガソリン140円台 10週連騰8円80銭上昇
高値 長崎147円20銭
安値 埼玉136円10銭
「社説」真面目な業者が報われる時
(1)
元売各社V字回復に近い増収の要因は精製マージンの改善だ。
店頭市況もコスト連動で推移した。(事後調整を止めたので)
結果的に元売のコスト回収が好転し販売業者のマージンも上向いた。
(2)
平成28年度「石油製品販売業経営実態調査」によればガソリンの系列外仕入れは
30%未満16.4%
30~50%が8.7%
50~70%が5%
70%以上が4.8%
これに対して系列外購入ゼロは65.1%。
※系列回帰の動きの中でも未だ30%程度の販売業者が“業転玉”を仕入れている。
中には70%以上も業転玉を仕入れている業者がいるけど、これで系列店と言える?
元売(特約店)から系列回帰を促されても尚他社買い行為を続けるのは、
それだけの仕入れ値の格差が、今もまだあるから。。。
(3)
ようやく真面目な販売業者が報われ始めた。
需給環境が大幅に改善され安値業転は姿を消し必然的に系列仕切りが最強化しSSはマージンを回復した。
だが、再投資可能なSSに変身するには利益がもっと必要だ。
※
ガソリンスタンドの数が半数にまで減ったのは低マージンだからです。
業転に手を出さずに営業を続けてきた3者販売店は、卸格差により(13円高く売っても粗利は5円しかない)というような低マージンだったからです。
これまで20年に渡って削りに削ってきた粗利ですから、コスト上昇分以上に市況を上昇させなければ「再投資可能なマージン」には追いつきません。
“異常な状況”120円台前半が増加 地元業者から悲鳴 伊勢崎市内
元売マークを掲げた新設セルフオープンをきっかけに
同じ群馬県内ではガソリン140円台前半までに上昇しているなか、120円台前半の現金価格が小売市場に増えつつある異常な状況。
販売店主は
「いまの仕切りは130円を切るかどうか。123円の価格ならそこから仕入れたいくらいのレベルだ」
※
ほらね、
コストコを悪者にするのはやめましょう。
当店(当市)では この“異常な状況”が20年前から始まりました。
しかも、当時の市況より10円安い看板価格(=当店の仕入値とほとんど同じ)を掲げた新設店は、セルフではなくフルサービス店です。
もちろん異業種でもPBでもない元売系列の2者店です。
その店の新設オープン以前から、数軒の新設オープンを経て既に経営は楽ではなくなっていたのでこれには本当に参りました。
>増えつつある
同じでした。
安値に追随する店がありました。
正規の系列仕入れでは不可能な価格でした。
そして当時は、価格差を説明する術も無かったのです。