masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

セルフなのに給油拒否?

2018年10月19日 | ガソリンスタンド4

リアルタイムアクセス解析の検索キーワードに「ガソリンスタンド バイクお断り」というのがあって、自分でも検索してみました。








一番上のをクッリック

昨年の8月の記事ですね。





記事を読み進めていくと、バイクの給油を拒否しているのはセルフでした。

他のサイトも見てみたら、全国各地でそういう店があるんですね(@@;オドロキ~


?何で?
消費者が自分で給油するのに?????

セルフで携行缶への給油はダメなのは分かるけど、どうしてバイクへの給油がダメなんでしょう?


ご存知の方がおられましたら教えてください。



こうちゃん vs masumi

2018年10月19日 | ガソリンスタンドでの出来事

ここ数日で「灯油の配達はされていますか?」というお問い合わせが3件あり、

「近隣に限らせて頂いています」
「昔から変わらずご愛顧頂いているお宅だけ」

と、
連続してお断りしています。


配達から戻ったこうちゃんに一応報告すると

「断ってばっかりおったら新規客が増えへん」


はあっ?!
受けたら受けたで「回り切れへん」とか文句言うくせに?




恩を売りたいわけではない

2018年10月19日 | ガソリンスタンド4

10月17日ぜんせきより

エネ庁資源・燃料部 燃料供給強靭化有識者会議を設置




「論説」SS認識向上に向けた各県の努力


災害時における燃料の重要さは、それを経験した地域で改めて強く認識される。
大きな災害を経験していない地域で、普段からその重要さを消費者に広く訴えていくことはかなり難しいのが実情だ。

SS過疎地問題も同じだ。
町にSSがなくなろうとした時に初めて、冬場の灯油調達は大丈夫だろうか、生活の足である車の燃料はどう確保するのか、と地域社会に不安が広がる。
しかし、
SSがあるうちは、市街地に用事で出掛けたついでに安いガソリンを入れて帰る。

こうしたなか、県内に31のSS過疎町村がある長野県では(以下省略)



>その重要さを消費者に広く訴えていくことはかなり難しいのが実情

消費者は自分(客)は神様(立場が上)だと思いたい。
店側は、お客様に対して“まるで恩を売っているかのような”ことは言えない。

このブログにも同業者から「感謝されたいのか」というコメントが入ったくらいですから。



今年度上期倒産は17件 負債総額が2.4倍に膨らむ

9月は2件、負債総額は4億4300万円だった。







問題が起きて初めて、危機を認識する。

2018年10月19日 | ニュースから一言二言
大正元年創業・山梨の地域密着型老舗食品スーパー「やまと」の倒産
地方では、コンビニエンスストアすら撤退してしまうほどさびれた場所がある。だがもちろん、その土地に暮らす人がいるため、いわゆる“買い物難民”が発生する。そこで地元スーパーが、トラックに食品や生活必需品を積んだ「移動販売車」を走らせた。
 もちろん、周辺に住むお年寄りは大喜びだった。販売場所に到着すると、スピーカーから「きよしのズンドコ節」、出発する時は「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を流す。だが、それももう聞けなくなった。
 新宿から中央線の特急電車で2時間弱。富士山を北側から望む山梨県韮崎市に本部を置く食品スーパー・やまとが、2017年12月、倒産した。創業は1912(大正元)年という老舗だった。 

(中略)
 
地域は大切だと誰もが言うが、普段はそこに潜んでいるリスクを感じにくい。
買い物難民が実際に発生するなど、問題が起きて初めて、彼らが本当に直面している危機を認識するが、そうならなければ、ゆっくりと衰退し、やがて自壊していく。




全てにおいて通じるものがありますね。

全てにおいて、“他人事”と思っていたら知らない間に“当事者”になり得るってことですよ。

撮りたいものは他にあるのだけど,,,

2018年10月18日 | ひとり言

アクセス解析を見ると時々画像一覧が1位になっていることがある。

画像一覧をクリックすると業界紙の画像がズラリと並ぶ。


(苦笑)

(溜息)


お花のアップも良いけれど、大きな自然を撮りたいな。
広い風景を撮りたいな。



プログラムオートでもピントが外れるというmasumiさんにしか出来ない技で。


安い方が良いのなら安値店へどうぞ。

2018年10月18日 | ガソリンスタンド4

例えば、“風の便り”で全てのガソリンスタンドが同じ値段になったのなら、それは“談合”と言われるかも知れない。
でも実際は安い店も高い店もある。
消費者には安値店を選択する自由がちゃんとある。

*~*~*~*



10月18日燃料油脂新聞より


全油種2円50銭値下げ 仕切り改定3社そろう





ガソリン連騰159円60銭(情報センター)
高値4年ぶりも利幅低下

コスト上昇に見合う店頭値上げに至らずマージンは4週にわたり悪化した。
来週はコストが大幅に下がるためマージンは回復するとみられる。


これまでは、この局面で先行値下げに走る廉売傾向にある販売店が多かったのですが、
いまだにそれを行う店があるとすれば、それはもう・・・
・・・、ご愁傷様?



鳥取県フル150円台後半 取りこぼし分回収ならず

周南市場 利益確保優先で採算販売 マージン15円目指す




市況格差に不安示す 福島県地場系列販売店


市況格差で顧客の流出を余儀なくされてきたうえでの警戒感は強い。
系列内仕切り格差や、業転と系列仕切りとの格差は徐々に縮小へと向かっているが、リットル10円近い市況格差は現在も続く



価格表示が混乱招く SSの“悪癖”を指摘



給油店値付けカード「マージン10円アップ」で歓迎


これまでの単価契約だと、セルフSSでの価格調査がベースとなっていた。仕入れ並みのマーケット事情に陥った状況下、仕切り上昇となればたちまち単価そのものが実態と乖離するもので、直近に成立させた契約であっても成り立たなくなるのは当然だ。


公用車への燃料供給(契約単価)に問題あり

公用燃料は夫婦喧嘩のもと





神様から「悪魔」に SSが客を変える




*~*~*~*

「安いのが良いのならこの先にセルフがありますからそちらへどうぞ!」

「災害時の最後の砦」「これ以上の減少は社会インフラのき損」とまでガソリンスタンドの数が減少した今なら
このセリフを言うのは簡単です。

でも、
今はもう、このセリフを言う機会(場面)がありません。


「安いのが良いのならこの先にセルフがありますからそちらへどうぞ!」
給油しようとやってきた客に喧嘩を売っているのかのような、このセリフ

当店はこのセリフを10年以上前から言ってきました。
というより、
そう言うしかなかった。


「何だと!!」と、時に逆鱗に触れようとも。。




コストが下がって仕切りも下がったけど値下げはしません。

2018年10月17日 | ガソリンスタンド4

10月17日燃料油脂新聞より

週間コスト2円50銭下落 原油安8月中旬以来8週ぶり


ガソリン170円台突入





価格競争に警鐘 
都市部並み販売量確保困難「SSの共倒れを招く」




st31掲示板より


※指標(税抜き)は3者店の仕入値ではありません。
3者店の仕入値はこれに3円~8円プラスされたものになります。





レギュラーガソリン@セルフで160円台突破 コメント欄より

例えば、
4週連続で仕切りは計7円値上げ、
当商圏は先週4円、今日から3円値上げですから一見転嫁完遂に見えますが、
どこの時点を基準にするかによると思うんです。
つまり約20年を適正マージンを取れずにやってきたことを考えればコスト転嫁完遂とは言えない。
±0にしようと思えば、また再投資可能なマージンを得ようとすれば、更に、加速する減販を考慮すれば、
160円では全然足りないと思います。




最期の砦として?
再投資可能な?

それは無理。時すでに遅し。

でも、
小口配達を必要とされている既存客のためにも、
「その日」を迎えるのは一日でも後にしないとね。






説明責任は元売にある。

2018年10月17日 | ガソリンスタンド4

10月15日ぜんせきより

「論説」元売にも説明責任はある


「石油製品高騰の理由を元売が消費者へ説明してほしい」
かつて月決め制度であった仕切り体系では、1か月ほどの誤差で決済され仕切りが決まっていた。その時の方が納得できる。
グローバリズムと聞こえは良いが、我々は目の前のお客さんを納得させる理由がほしい。
***
かつては原油相場とは異なる市況感で仕切りが決まる傾向がみられた。
(中略)
結果的に原油さえ見ていればよいという市況感しかなくなった。

その良し悪しについての議論はあるだろうが、問題は原油高騰が販売業者の経営にどのような影響を与えるかだ。
コストに従って売価を設定するSSは需要の減退感が気になる。
コストを無視し廉売をしているSSは経営が苦しくなるはず。

かつてガソリンが180円まで値上がりした時期があったが、当時は調整も業転も存在した
いま調整はなく、極端に安い業転もない。

元売は「今の業界が正常」と言うかも知れない。
それでも
「元売が主体となって石油製品高騰の理由を消費者に理解してもらう努力を見せてほしい」と願う販売業者がいることを知ってほしい。





原油コスト1.8円下落 小売市場は転嫁不足懸念も



かぶり累積、募る危機感
コスト急騰4週で7円 転嫁逃せば致命傷

関東のPB大幅値上げ



コープさっぽろ 今冬灯油100円台打ち出す







10月16日燃料油脂新聞より

陸上スポット“弱含む” 原油急落で一部先行値下げ

増税反対 総決起大会 
「課税公平性の実現」「新税創設絶対反対」




9月末元売系列SS数
昭和シェル 2983ヵ所(6月末比13か所減)セルフは8か所増えて1014ヵ所に
キグナス 460ヵ所(3月末比1ヵ所減)セルフは6ヵ所増えて236ヵ所






業転価格差3円台 一部卸業者の高値化顕著
「今後、遠からず安値が減少するかたちで価格差は縮小するのでは?それはより業転の魅力が減少するということでもあり、我々小規模PBにとっては死活問題。果たしてどうしたものか」



>死活問題

全量系列仕入れを貫く系列3者店にとって、10円以上もの仕入値の格差+価格競争は正に死活問題で、
現にガソリンスタンドの数は半減しました。

*~*~*~*

>説明責任は元売にもある

私は、「説明責任は元売にある」と思います。

約20年前、
「何故あんな値段で売れるのだろう?」という安値店(系列店)の出現に、地場3者店は首を傾げるばかりでした。

まさか“業転”というものの他に、系列内格差があることなど想像もしていませんでした。

特約店(2者店)の仕入れ値は3者店より安い。
売り値が横並びだった規制緩和以前からそれは当然のことでしたが、その特約店同士で10円もの格差があったなんて。

そして更に、事後調整。

>かつてガソリンが180円まで値上がりした時期があったが、当時は調整も業転も存在した



※過去記事から一つ

https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/625997141a0b66494c08ce825f83c883

(2017年5月29日ぜんせきより)

実際に今年初め、廉売傾向の強い大手特約店の経営者から
ガソリンは赤字。それだけに量販して元売から事後調整をもらわないと収支が合わない
という厳しい話を聞かされた。


:::::

販売数量が多いからインセンティブや調整があるのではなく、
赤字でもとにかく安値で量販して、インセンティブや調整を獲得するという手法です。

順序が違うのです。
歪みそのものです。


「何故あんな値段で売れるのだろう?」
私たちのような正規仕入れを貫く3者店にとって首を傾げるばかりだった、その答えです。


事後調整とも無縁だった3者店は業転玉を仕入れない限り高値店となるしかなく、
顧客からの「何故お前の所だけこんなに高いのだ?」という問いにも(当時は)答えることが出来ず、
また値下げの要求にもリッターマージン5円しかないのですから当然応えることができず、
去っていく顧客を見送ることしかできなかった。

あの頃廃業・撤退した販売店は、消費者から「暴利・悪徳」「潰れた」などと誤解されたままこの業界を去りました。

その多くが地域への小口配達を担ってきた地場店です。


理不尽な仕入れ値の格差、大手優遇。
事後調整は元売の経営を危うくもした。
しかしそれは自業自得でした。

元売自身が説明不可能な“一物多価”によって、本来生き残るべき販売業者の多くがこの業界から姿を消したのです。







レギュラーガソリン@セルフで160円台突破

2018年10月15日 | ガソリンスタンド4

10月15日燃料油脂新聞より


高松市内セルフ レギュラー160円の価格看板

静岡も↓


コスト上昇転嫁値上げ トリガー条項復活求める声あがる




広島市市場郊外
セルフガソリン価格159円表示増える



「社説」ユーザーも二重課税に反対


災害対応 政府がインフラ緊急点検 都道府県理事長に要請
全石連 住民拠点SS早期着工促進



*~*~*~*

昨日マイナンバーカードの申請のために市役所に行って来ました。
市役所の近くのフルは163円を掲示されていました。



昔は当店が市内で一番高い店だったのに、
負けてしまいました。


規制緩和までの「一番高い店」だった理由には自負がありました。
(数名のスタッフを雇用し、他店が行っていないようなサービスを行っていた)


規制緩和後の「一番高い店」だった理由は、卸格差のなかでの価格競争で「これ以上にもこれ以下にも出来ない」状況だったからです。


今はリッターマージンが二桁になって「これ以下に出来る」状況になったし、サービスも行えなくなったから...


と、ここまで書いていたら、今“風の便り”が届きました。

明日からガソリンと軽油は3円値上げだそうです。

明日から当店のレギュラー店頭現金会員価格は162円となります。


今日はオイル交換の日でした。

2018年10月13日 | ガソリンスタンドでの出来事

大手さんに笑われるから台数は書きませんけど(^^;

そのなかの一台は、「今配達に出てて留守で~」っていうパターンが3~4回あって...(汗)

「前以て電話してくれたら、その時間は配達に行かずに待っていますから」って言ってるのだけど、とても忙しくされている方でいつ時間が空くかがその人にも分からないそうで・・・今日、やっとタイミングが合いました。


でも丁度私が昼休憩中だったので、室内清掃などのサービスが出来なかったのが残念です。


結果は目に見えていた。

2018年10月13日 | ガソリンスタンド4

10月12日ぜんせきより

17年度 1SS平均ガソリン販売量 月間140キロリットル超
(安値量販大手と小規模店の格差で)大半のSSにとっては実感に乏しい平均販売数量の増加となっている。


※価格競争は我慢比べ、資本力の戦い
それに加えて「卸格差」というハンデが小規模店に
格差は拡大する。

結果は目に見えていた。

販売数量を半減させた地場の小規模店は、リッターマージンが回復しても“焼け石に水”
安値量販に成功したセルフはリッターマージンを回復させれば、“豊穣”

それが20年を経ての、「今」



長野県売木村 SS過疎地対策協議 
来年2月までに計画策定




自家発電機 “最後の砦”の必需品



自家発の効果再確認 中核SS優先供給に課題
各石協からの報告では、元売が中核SSへの優先供給を重視しなかった実態を指摘する声が相次いだ。


非系列SSが中核SSという矛盾



8月県別販売数量 ガソリン14か月連続で前年減


※加速する。



10月13日燃料油脂新聞より

電動化・自動運転が加速




安値店の存在が転嫁にブレーキ





ENEOSセルフ 159円の価格看板


問題の本質

2018年10月12日 | ガソリンスタンド4


http://www.opda.or.jp/library/links/yuseirendayori23.pdf

平成25年10月 大阪府石油政治連盟「油政連だより」より

今回の問題の本質は、元売の供給過剰体制により余剰玉を川下に垂れ流していることで あり、それが業転玉の多さにつながっていることが判明した。その供給過剰体制の是正 が課題であり、政策的対応が早急に必要となっている。
販売業界の苦境の原因は、系列玉と業転玉の格差拡大の問題であった。長年にわたって、 元売マークを掲げてきた特約店には高く卸し、系列に属さないプライベートブランド(P B)の量販業者には安値の業転玉を卸すという、極めて不自然な販売実態と、その流通 量の増大にあった。 






http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shigen_nenryo/sekiyu_gas/pdf/005_02_02.pdf


総合資源エネルギー調査会・第5回石油・天然ガス小委員会(平成26年6月10日)説明資料
石油販売業について <現状と問題点> より

◇ガソリンの国内需要は減少傾向にある一方で、慢性的な供給過剰状態。
◇石油元売会社は、系列SS向けに「系列玉」を供給し、一方、余剰ガソリンを「業転玉」として、小 売市場へ恒常的に供給しており、そのウエイトは増加傾向。(業転玉は、数年前までは数%、 近では2~3割程度にまで増加)
◇こうした安価な「業転玉」を仕入れるPBSS(プライベートブランド)や無印SSは、価格競争力で 系列SSよりも優位。
◇首都圏等の人口集積地や製油所・油槽所の近傍地域をはじめ全国各地において、PBSSや元 売販売子会社SS等も加わり、SS間のし烈な販売競争が常態化。
その結果、価格競争力に劣る地場の中小系列SSは、市場からの撤退を余儀なくされ、全国各 地で地域密着型のSSが消滅
(一日当たり▼4SS)。
SS過疎地の増加、災害時における石油 製品の安定供給に支障が生じる懸念。



***以下masumi***


問題の解決を遅らせた原因の一つが「系列店の他社買い」だと思っています。

ですが、
21年前の「石油流通効率化ビジョン研究会」で、“ガソリンスタンドの数を減らす”というシナリオは描かれていたようなので、
お上にはそもそも問題を解決するつもりは無かったーとも言えるかと思います。

ただ、東日本大震災を契機に「“災害時の”最後の砦としてのガソリンスタンド」という意識は芽生えたようですが...。









知らないのか?覚えていないのか?

2018年10月11日 | ガソリンスタンド4

10月11日読売新聞より



かわかみらいふ」は、昨年3月に廃業した村唯一のガソリンスタンドの運営も継承した。
村の暮らしに欠かせない施設であるうえ、雇用の受け皿にもなるためだ。


※ガソリンスタンド過疎地になって始めて、重要なインフラ施設であることが認識される。
それまでは・・・・。
そしてセルフが数店舗あるような地域でも・・・・・・・。



10月10日ぜんせきより

各地で相次ぐ災害に対応急務 SS強靭化予算決議 自民党石油流通問題議員連盟

災害時の燃料備蓄、過疎地対策 代表質問でSS焦点 長野県議会



エネ庁流通課長が講演 燃料供給インフラテーマ 10月11日燃料油脂新聞より


ガソリン販売量が少ないほど、営業利益が赤字になりやすい傾向がみられたデータを基に、
燃料油販売に特化していては将来の更新設備に必要な内部留保が十分に進まないとの見解を示した。



当店のガソリン販売量は、ピーク時から半減しました。
卸格差による安値店が出現してからのことです。
(ガソリンスタンドの数もピーク時から半減しました)

2013年2月、当時のエネ庁長官に、当時の全石連会長が「現卸格差は中小SS生存不能」と訴えたことをご存じないのでしょうか?
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/e938b2e3389316171d28ba2032ba5332

それとも記憶にないのでしょうか?
10円以上もの卸格差については何も触れていない。

その卸格差というハンデをかせられての価格競争で、(正規ルートの仕入れでは)適正マージンを得ることができなくなり、
多くの地場中小零細販売店が自己資産を食い潰しながら営業を続けてきたのですが、
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/9e1bb73257a7edcee57b817f55c7e0aa

『燃料油販売に特化していては将来の更新設備に必要な内部留保が十分に進まない』『SSのワンストップサービス拠点化』だそうです。

次世代燃料供給はワンストップサービス?


世事に疎く、また思いやり(想像力)もない人

2018年10月11日 | ガソリンスタンド4

10月11日燃料油脂新聞より

仕切り改定 4週連続 計7円値上げ
今週の仕切りは
JXTGと出光が全油種2円50銭、昭和シェルはガソリンと軽油が2円で灯油は2円50銭 上げ

※店頭にてー
給油客「高くなったな」
masumi 「仕入れは4週連続で値上がりしてて計7円、売値は一昨日4円上がっただけです」
当店の現在店頭現金価格は159円。
近隣セルフは上看板が158円の下看板(プリカなど)が155円。



セルフ店頭158円以上に 大幅仕切り上げ転嫁
レギュラー161円の価格看板はフル

※2者店なら、セルフでもリッターマージンは15円近くあるのでは?



不信感与える価格差 高値SSが“悪者”に

※今は価格差を説明できるツールが色々ありますが、
20年前から数年前までは、本当に“悪者”にされてきました。
系列と業転の仕切り格差のせいで

その仕切り格差のお蔭で18年間無印として営業してきたSSが、元売再編や需要減退など業界環境の変化を踏まえ、ENEOSとして再出発だそうです。↓

※悪者にされてきた周辺の3者店は面白くないと思いますよ。




「記者の眼」災害時の営業継続賛否 混乱回避に休業提言も
かつてのオイルショックを経験した販売店主は「当時は連日長蛇の列ができて、異様な雰囲気だった。日頃給油に来ない客ほど声を荒げて 対応に困った。


日頃給油に来ない客ほど

阪神淡路大震災と暫定税率騒動時にわたしも経験しました。

また普段でも、
セルフでは給油させてくれない(してくれない)容器で購入の時だけの客や、イチゲン客に、その傾向が強いです。

10円以上もの卸格差によって適正マージンも取れない、それでもライフラインとしての燃料油を扱っている以上簡単に営業を止めるわけにはいかない。
大手は地場店から大口は奪っていこうとするくせに、小口は切り捨ててきた。


だから、
地場店は、サービスも愛想も悪くなってでも、店を続けて行かなきゃいけない。


昔から変わらずご愛顧して下さっている“ほんとうのお客様”は、サービスも愛想も悪くなっていることに対して文句などはおっしゃいません。



「私の使命は理解している。だが赤字では苦しい」と言った九州の販売店主さん。
現存している地場店の多くは「自店から灯油難民を出したくない」という気持ちで踏ん張っている。

そういう販売店に向かって
「サービスが悪い」「愛想がない」「Tカード最初に訊きなさいよ!」「そんなことでは潰れるぞ(潰してやる)」「覚えとけよ痛い目に合わせてやるからな!」「もう来てやらんからな!」「元売(お客様相談センター)にクレーム入れた。入れる。」等々の言葉を投げつけるような人は、断じてお客様などではありません。

世事に疎く、また思いやり(想像力)もない人だと思います。

(※↑平成24年までは“知らなかった”として仕方がないとしても、地下タンク改正消防法でマスコミが「2月危機」とセンセーショナルに報道した25年以降は、)


ガス欠や脱輪、バッテリー上がりなどのSOSー
当店顧客のためなら他市にでも駆けつけていました。
消費者は業界のお客様という意識で、他府県ナンバーのSOSにも駆けつけていました。

千葉から営業で定期的に関西に来られていた発券店値付けカード客から「全国にガソリンスタンドは腐るほどあるのにここに来てしまう。接客が心地良い」と言われていた当店が上に書いたような言葉を投げつけられるようになったのは、

自店の仕切りでは不可能な安値店が出現し、「暴利」「悪徳」などの言葉を毎日のように浴びながら顧客(販売数量)を激減させた末に、従業員を失い夫婦二人だけでの運営になってからのことです。

それらの言葉を受けた場面は、

・主人が配達で留守で油外注文をお断りした時
・発券店値付けカードは給油作業のみ、に対して
・Tポイントの後付けが出来ないことによるもの

特に最後のTポイントに関しては、
セルフではできない携行缶への給油が目的で来店した消費者
タイヤの空気圧が目的で来店した消費者
通りすがりの少量給油客(1,000円分など)
所謂イチゲンさん、というのがセットになっています。



PS
原油が下がってきています。
今週の仕切り上げの転嫁が出来る商圏は優秀です。