masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

企業文化や風土を変えることが必要

2018年10月10日 | ニュースから一言二言

【独自】悪質残業なら書類送検も 労働施策基本方針案 中小企業の監督強化 セクハラ「あってはならぬ」

厚生労働省が作成した「労働施策基本方針案」の全容が7日、分かった。人手不足が指摘される中小企業、小規模事業所に対し、労働環境の改善を促しても是正しなかったり、過労死を生じさせたりするなど悪質な長時間労働があった場合は、書類送検などで厳正に対処することを明記した。今年度内に閣議決定する方針だ。

 基本方針案は、働き方改革に関して「企業文化や風土を変えることが必要」と強調するとともに、「正社員などについては依然として長時間労働の実態がみられる」と指摘する。長時間労働対策の推進や有給休暇の取得促進に向け、都道府県労働局が企業に働きかけを行ことを明確にした。

労働基準監督機関は、長時間労働の事業者への監督指導を徹底させる。

 中小企業に関しては、大企業に比べて、労務管理の体制が十分でないことに加え、人材の確保や発注者との取引関係など困難な課題を抱えている実態を踏まえ、使用者に対し自主的な改善を促す。その上で「違法な長時間労働により重大な結果を生じさせたものなど重大・悪質な場合は書類送検を行うなど厳正に対処する」と明記した。

 中小企業は、短い納期の設定や発注内容の頻繁な変更に応えようとして長時間労働になる傾向がある。このため、商慣行の見直しや取引条件の適正化に向け、関係省庁が連携することも盛り込んだ。

(※全文はリンク先でどうぞ)

*****

消費税は10%に増税されるし・・・

中小零細の存続が危ぶまれやしませんか?


PS
誤解しないでくださいね。
もちろん“悪質な”長時間残業などもってのほかです。



常套手段が無くなったから@配達マージン再構築へ

2018年10月10日 | ガソリンスタンド4

10月10日燃料油脂新聞より

灯油仕入れ環境様変わり 配達マージン再構築へ
「配達にかかる経費をしっかり計算したうえでいくらのマージンが適正なのかを再認識する必要がある」という声があがる。
昨シーズンは灯油の利益が圧縮したとする声が多く聞かれた。
業転購入でマージンを膨らませるという常套手段が効き目をなくしたためだ。
***
「配達マージンで18円以上ほしい」という声が増えた。
安価な業転を購入し仕入れを薄めてマージンを増やすという長年の手法が通用しなくなったことに加え、
高齢世帯の増加、大口の法人事業所の廃業・撤退、人件費上昇など複合的な要因が背景にあるとみられる。


※規制緩和以前から、揮発油以外の灯油軽油は他社買いが当たり前の業界だったみたいです。

そのような業界で、
全油種正規ルートの仕入れ(少ないマージン)で社員など従業員を数名雇用し、尚且つ利益を上げていた販売店は、それだけの努力をしていた、ということです。

卸格差のなかでの価格競争で、そうした販売店は低マージンどころか逆ザヤという状況に陥りました。

多くの同業者がこの業界を去りました。


10円以上もの価格差の前に、努力は功を奏せず、なすすべを失ったからです。

そして「業転仕入れ(他社買い)は経営努力だ」という屁理屈が罷り通るようになっていきました。


いずれ自分の首を絞めることになるとも知らずに、全量系列仕入れの地場中小零細をスケープゴートにして、業転が市場に拡大するのに一役買った同業者たち。

それが「今」に繋がっているのです。




週間コスト4年ぶり60円台 2週合計4円50銭上昇


※連休明け市況は4円値上がりした。
今週も仕切りは2円程度上がるだろう。
その分を転嫁するかどうか・・・
こうちゃんは「多分、しない」と言う。
それじゃあ再投資可能なマージンなんてほど遠いね(笑)



静岡県 セルフ表看板160円目前 
コスト上昇の転嫁進める 需要減へ強い危機感



射水市コストコセルフSS 4円値上げレギュラー144円

阪神業転市況 全油種大幅上げ
阪神地区9日時点の業転価格(SS届け)は全油種で大幅続騰。
平均値ではガソリンが前週比2円90銭高の129円10銭。
軽油(引取税別)75円60銭、灯油75円90銭。

※系列と業転の格差が縮小したとされている現在でも、地場零細3者店(当店)の仕入れ値より5円ほど安い。
灯油軽油は更に安い。




「今日の市況」 8月ガソリン輸入増27万㎘




ガソリンスタンドの経営者ってバカなの?

2018年10月08日 | ガソリンスタンド4

10月6日燃料油脂新聞より

市内唯一のセルフ セルフ化したのは2年前。
市内に9か所あるSSすべてがフルサービスで、当初はドライバーに受け入れてもらえるか懸念もあった。しかしそれは杞憂に終わった。

※2年前までセルフが無かった、なんていうところがあったんですね(驚)

市内全てがフルサービスという時代は「タイヤの空気圧点検等に料金を課す」という発想も生まれなかったし、「車は安値のセルフ、セルフでは買えない携行缶だけ」という消費者の存在もなかった。




人手不足問題の解消策 採算販売徹底し収益確保
人手が足りていても戦力になっているかというとそうでもない。
フルサービスSSだから給油作業を行うのはもちろんだが、それだけでは時給に見合う働きとは言えず、戦力になっているわけではない。

適正マージンが確保できる市場環境の構築が人手不足問題の解消につながると確信している。


適正マージンを得られない経営って、ガソリンスタンドの経営者ってバカなの?
そう思われるかも知れませんね。
確かにバカですね。色んな意味で。

でもね、
規制緩和委以降、適正マージンを得られる売価設定がしたくても出来なくなったのです。
行き過ぎた価格競争が原因ですが、それを可能にしたのは「卸格差」です。

ポリ容器1つ2つの灯油配達を担っている中小零細の地場3者店は10円以上も高い仕入れを科されて、(全量正規仕入では)その競争に参加することすらできませんでした。


「ガソリンスタンドの激減は卸格差のなかでの価格競争が原因です」

卸格差を知ってもまだ、
「いや、サービスが悪いからだ」とか「消防法規制で事業の多角化が出来なかったからだ」と言う人がいることが、私には理解できません。





コストコ千葉NTSS開所1年 地場業者 安値業転流通に憤り
本業がディスカウントショップのコストコSSは、お客のほとんどがクルマで来店することから自動車燃料油はサービス品と位置付ける傾向が強い。そのため適正マージンがおのずとSSを本業とする店とは違ってくる。問題は際立つ安値が打ち出せる仕入れ値でガソリンがコストコに供給されていること。


※セルフ解禁から20年、
当商圏ではフルとセルフの棲み分けは終わっています。
コストコセルフSSには、これからも“純粋に買い物客へのサービスとして”ガソリンを安値で提供し続けてほしいです。





沖縄市市場 2日経過も40SS休業 大規模停電が要因

ガソリン「利益不足が顕著」プラス2円で155円突破願う



定休日を導入するガソリンスタンドが増えています。

2018年10月06日 | ガソリンスタンド4

4月以降、定休日導入SS増加

(10月5日燃料油脂新聞より)



当店はもう40年くらい前から日曜日を定休日としています。

最初、給油客だった私は「ガソリンスタンドなのに日曜日に店を閉めているって?!」とビックリした記憶があります(笑)


こうちゃんに何故日曜日を定休日にしたのか訊くと、
当時の社員さんが、“友人たちと遊びたいから(友人たちが休みの)日曜日に休みたいと希望したから、とのことでした。



今その日曜日は私たち夫婦にとって“野良仕事をするための貴重な一日”になっています。


市内で定休日を設けているのは当店ともう一軒だけです。
価格看板を出していないのも当店とその一軒だけです。

当店だけだったら「大したもんだと自画自賛」って書きたかったけど・・・・

まぁいいか(笑)

大したもんだと自画自賛(*^▽^*)☆♪




追記

この業界だけでなく深刻な人手不足で、労務倒産に陥る危機が迫っているそうです。
それで無人化やキャッシュレス化の動きもあるのでしょうか。

でも、どうしてそれほどの人手不足なんでしょうか。
少子高齢化とはいえ、本当に働く人そのものが足りていないのでしょうか。

職種別の求人倍率をみてみると、サービス業や接客職は常に人員不足感があるようです。

分かるような気がします。

「客=神様」と勘違いした“モンスター”の存在。

コンビニで土下座を強要したり、土下座した店員の頭を踏みつけたり、飲食店では店主が殴り殺されるという悲惨な事件もありました。


それから、
これは国が悪いと思うのですが、
連休をつくるために祝祭日を動かしたこと。

祝祭日の“意味”を失うようなこの愚策によって、この9月
は3連休が2回。10月も6.7.8とお休みになります。

公務員や大企業に勤めているような方は確かに楽しい連休でしょうけど。
サービス業や接客業で働く人間にとってはどうなんでしょうか?

しかも低賃金です。












朝から文句垂れてまーす(^▽^;

2018年10月06日 | ガソリンスタンド4

出勤すると毎朝わたしのノートパソコンの上に燃料油脂新聞が置いてある。
こうちゃんが置いてくれているのだ。

今朝は本当ならこうちゃんの代わりに敬老会の活動で神社の清掃に行く予定だったのだけど、早朝に出ていかなくてはならない配達があったので参加できなかった。

***

今日の市況 8月ガソリンマージン16円

10月6日燃料油脂新聞より

これを目にしたからこうちゃんに訊いてみた。
「8月ガソリンマージン16円やって~、ウチは~?」、と。

すると「うーん。そんなに無い」。と言うので、

「他所は仕切り格差が無くなっても、ある程度販売価格差をキープして売ってはるんちゃうかなあ。例えば今まで10円の差があったんを6円とか7円の差に縮めて売ってはるとか? それか、もうお客さんの流動はないから10円差のまま売ってはるとか。
こうちゃんくらいちゃう? 販売価格差を殆ど無くしてマージンを捨てているのは。」と言うと、

┐(-。ー;)┌ヤレヤレ
「朝から文句垂れてからに」。と、ひとこと言い残して配達に行きました(^ー^;




「(゚~゚o)ウゥーン

でもサ、この業界、ほんと末端が吸い上げられているよね?
だってさ、元売のクラックマージンは今、15円~18円なんでしょう?

うちは今でこそ二桁(10円ちょい)あるけど、未だに価格競争が激しい地域では数円のガソリンマージンでやっているんだよね?
フルの場合はそれで窓拭いてゴミ捨ててetc.


元売は精製コストだとしても、中間マージンで5円も吸い取る特約店はいただけないよね?

st31さんも書いているよ。

問題は、サブ(3者店)。サブ仕切り!
特約店(2者)の専権/自由裁量ですから、取り放題がまかり通っています。って。





ここでも何回か書いているけど、
特約店の既得権に、どーしてお上はメスを入れようとしないんだろーね?

元売だってもっとしっかり「中間マージンは2円まで」って、特約店に指導して厳守させれば、販売店からの(元売への)批判や不満の矛先も収まるのにね。

何でかな???????







ワクワクか、ドキドキか、それが問題だ。

2018年10月05日 | ニュースから一言二言

トヨタとソフトバンクが新会社設立 無人タクシーや宅配

 今年度中に、過疎地の高齢者ら「交通弱者」向けに配車サービスを始める。自治体やバス会社に車両や運行システムを提供。利用者の求めに応じて配車する事業を国内100地区で手がけることを目指す。

 さらに技術開発が進めば自動運転車を導入する。トヨタが今年1月に発表した自動運転車「eパレット」を2020年代半ばまでに実用化し、海外展開も検討する。無人宅配や移動型店舗に使う構想で、すでにマツダや米アマゾンが参加を表明している。いずれもトヨタの車両やソフトバンクのスマートフォンから得たビッグデータを活用し、効率の良い運用を目指す。ただ、本格展開には法制面の規制緩和が前提になる。





走行不能例も、プリウスなど125万台リコール

 トヨタ自動車は5日、「プリウス」など3車種計124万9662台(2009年3月〜14年11月製造)のリコールを国土交通省へ届け出た。国交省によると、ハイブリッドシステムの制御プログラムが不適切なため意図せずにシステムが停止し、走行不能になる可能性があり、これまでに走行不能になった事例が3件確認されているという。

 問い合わせは、0800・700・7700。


ニセサイトでエロサイトに誘導されないようにご注意を!

2018年10月05日 | お知らせ・お願い

googleでmasumiノートと入力すると・・・


この赤枠がニセサイトです。
絶対にクリックしないでください。

mobilis-in-mobiliさんのブログで気が付きました。ありがとう。

詳しくはこちら↓をご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/mobilis-in-mobili/e/2716ea707f8e1f757dd660a4995ea0df


腹立たしいですね。



10月17日追記

mobilis-in-mobiliさんが "キャンペーン・プロメテウス" を展開されました。
https://blog.goo.ne.jp/mobilis-in-mobili/e/daf1ee4985f281704f8cccf263f27290

FC2やココログへの対応やgoogleへの削除要請の方法なども載せて下さっていますので、被害に遭われている方は是非ご参考下さい。



価格で動く層(客層=消費者)は無視

2018年10月05日 | ガソリンスタンド4

10月4日燃料油脂新聞より

週仕切り 3週連続値上げ
JXTG・出光・昭和シェル 2円50銭

※風の便りでは当市の市況は連休明けの9日から全油種4円上げだそうです。

「え?2円50銭じゃないの?」と思われた消費者の皆様へ
未転嫁分の一部が含まれております。




負担増える石協活動 人材問題の深刻化不安視
官公需対策や災害対策、自治体との関係強化などで石協の負担は増える一方で、関係者からは「将来的には手が回らなくなる。いまでも出席を断る会合が増えている」という声があがっており、組合員の減少などで緊縮財政を強いられる石協活動では人材問題も深刻化している。

※ご苦労様ですm(_ _)m
問題部分もある補助金ですが、助かっているのも事実。
そうした助成金獲得も組合あればこそ。
そういう意味で、非組合員の補助金利用は如何なものか?と言う声もあり。



石油協会 SS事業者の資金繰り 改善を後押し




企業と求職者に大きな溝 時給1000円超も無反応




販売店 厳しい経営 業転タイト化が影響
業転玉のタイト化は好ましいが、業転の購入によって利益を確保した側面もあった。
さらに元売の指導も厳しくなったため安易な「浮気」はできなくなっている。
結果として、台所事情が一向に好転しない販売店もある。

※系列100%でやってきた販売店は業転タイト化は文句なしに大歓迎です。



コストアップ転嫁に壁 「安値店が完達阻害」



仕切連続上昇受け 転嫁動向「業者の真価問う」






10月5日燃料油脂新聞より


軽油インタンク大幅値上げ

週決め仕切り改定 コスモも2円50銭上げ




満タン&灯油プラス1缶

※直接ドライバーに渡せるチラシが効果的だと思います。石油組合の名前入りなら尚更。
作って組合員SSに配布されては如何でしょうか?




ガソリン市況大幅改善 フル堅調、セルフは3極化

新設PBと棲み分け 周辺SS自主採算販売貫く



ガソリン3~6円値上げり セルフフり158円が大勢

(画像はレギュラー158円のセルフ価格看板)





地元業者「価格で動く層は無視」


※規制緩和当初、最初は無視など出来ることではありませんでした。
しかし20年を経ると、

こうなりました。


悪しからず、ご了承ください。



票に結びついたら聞いてあげるよ?

2018年10月05日 | ガソリンスタンド4

10月3日ぜんせきより

「論説」整備業界内の格差を考える

※整備業界への補助金も石油販売業界への補助金と同じような感じじゃないのかな?



埼玉 コストコ新三郷店開所 関東では4ヵ所目
138円打ち出す



コストコ中部空港店1円上げで137円
ジョイフル本田は全店で2円上げで、店舗により143円と144円
●北陸道高速SSではレギュラー169円のハイオクは180円




「中小業者に関する国等の契約基本方針」準拠訴え県に随時契約導入要望 自民党県連通じ働きかけ

自民党県連が業界団体からの要望を事実上受け付ける“党員50人以上”の基準を組合員に説明。
先ごろこの党員数を確保したため「自民党富山県石油販売業支部」として本格的に活動を開始した。


※中小業者に関する国等の契約基本方針は閣議決定されたものです。
社会インフラとして、災害時の最後の砦として、ガソリンスタンドの数をこれ以上減らさず維持していくためには、平時においても安定的に供給できる経営環境を維持していくことが重要というのがその趣旨です。

党員数?
関係ないでしょ。



フォーカス近畿 台風21号襲来で被害
~そのときSSは~















強者の論理で捨てられる弱者@問われる国の責任

2018年10月04日 | ガソリンスタンド4

10月3日燃料油脂新聞より

静岡県大手卸売企業幹部に 石油流通の“いま”を聞く
~2ヵ所に1ヵ所は同じ系列ブランド~


マージン若干回復も 元売が一人勝ち 強者の論理で捨てられる弱者 
問われる国の責任

10月からは最大手元売のブランドがいよいよ統一化に動き出す。
実感としてまだ湧かないかも知れないが、ざっくりいって国内全体で2ヵ所に1ヵ所が同じブランドという世界的にも極めて稀な事例ではないだろうか。
その一方で元売の経営統合・合併は国策なのではないかという見方が主流を占めている。
たとえ結果論としてもそれが事実なら、石油・SS業界の将来に対して国、政府の責任が問われてくるのではないだろうか。
全国区における水面下の動きに詳しい大手卸売企業幹部に石油流通のいまを聞いた。

***

俺が一番思うのは、国と元売が国策として、要は結託して中間業者(商社・卸売業者)だけでなく、一般消費者からも搾り取っているのがいまの構図、実態ではないだろうか。
元売は結果として一般消費者からも搾り取っていると思う。
リットル7円とか8円だった元売のクラックマージン(精製マージン)が15円とか18円に増えたのだから。

SS業者の場合、もう何年にも渡って儲からなかったのが当たり前というような状況からようやく抜け出せたに過ぎない。

元売が強くなったおかげで“やっとなんとかなるようになったね”という感じなのではないのかな。
そういう意味ではSS業界全体としてみれば良かったのかも知れないけれど

ただ逆に言えばわずかばかりのガソリンマージンが出るようにしてもらったSS業者は、元売に生きるすべ、生殺与奪の権利をすべて握られている、奪われてしまったのではないだろうか。

俺には“元売に逆らったら絶対にダメ”“全部イエスと言わないと何をされるか分からない”という独裁的な状況になってしまったように目に映る。
それって正しい姿、健全な姿なのだろうか。

元売の経営統合・合併によって需給バランスが引き締められ、業転玉の流通量が減って、市況が多少でも改善出来て単純に“良かったね”という人たちも何割かはいると思う。
と同時に、生きる権利、経営の自由を元売にすべて差し出してしまっているのではないかと俺は考えている。


元売の言うことさえ聞いていれば殺されないかもしれないけど、その一方でただ生かされているだけなんじゃないのかなと、どうしても思えてきてしまう。

元売は史上空前の利益を出している。
このような絵図が果たして正しい姿、健全な姿なのだろうか。

元売もこれまでより2倍儲かるようになった。さらに末端のSS業者も2倍儲かるようになったよ、という絵図に果たしてなったのだろうか。
“これまでスタンドをやってきて本当に良かったよ”“これからも頑張ってスタンドをやっていくよ”というようなことを皆言っているのだろうか。

死なない程度に行かされている、再投資ができない、将来のことが不安でたまらない というのが実態ではないだろうか。

このような元売一人勝ちの絵図を俺は正しい姿、健全な姿であるとは到底思えない。
もっと言うと元売一人勝ちの絵図を描いた国に大きな罪があるのではないだろうか。

要は国の政策は基本的には民意のためだよね。
でも石油・SS業界についてあえて言えば、
いまの国の政策は元売や一部の強者に権利を与えているだけとしか俺には思えない。

どのような角度から考えてみてもシェア50%を超える元売の経営統合・合併は本来ならば許されるものではなかった。
普通に考えて独占禁止法に抵触している。

シェア50%を超える統合・合併を承認するのだったら、国は強くなり過ぎる元売対策としてSS業者、中間業者もきちんとした利益が出る絵図をしっかりと描き、
一般消費者に向けての還元策として税の大幅な軽減を実施すべきだったのではないだろうか。

さらに国策として自動車の電動化を今後強力に展開していくことを打ち出しているのだから、税の公平性の意味からもEV(電気自動車)への課税を打ち出すべきだ。

一昨年から推し進められている元売の経営統合・合併によって、強い者がさらに強くなる、弱い者がさらに弱くなってしまうという構図をつくってしまった。

国策として果たして“正しかったのか”と問いかけたい。


*~*~*~*~*~*

この方は大手卸売企業の方です。
つまり全量系列仕入れの3者店とは真逆で、
これまでは系列と業転の格差によって“オイシイ思いをしてきた側”の人物ということになるかと思いますが、概ね共感して拝読しました。

概ね、というのは、
先ず、系列店が元売に生殺与奪の権利を握られているというのは今に始まったことではないということ。
訴えたら、即、潰される

また、今のこの業界の姿が「正しい」とは私も思いませんが、
系列と業転の仕切り格差が常に10円以上、最大で18円にもなった、
これまでの20年は、間違いなく“異常”でした。





PS

>強い者がさらに強くなる、弱い者がさらに弱くなってしまうという構図

これは石油・SS業界に限ったことではありませんよね。


今の、この国の有り様

政(まつりごと)をおこなってきたのは





今はバタバタ〇〇でも、近い将来ウハウハになるようにオマジナイ(笑)

2018年10月03日 | ガソリンスタンドでの出来事

今午後5時半です。
まだ配達が残っています(汗)

引き取りの洗車を納車して帰ってきたらあと2件、配達に行きます。

私はお腹が空きました。


ちゃりん♪ ちゃりん♪


ありがとうございます(*^^*)





週間コスト3円70銭上昇@問われる国の責任

2018年10月03日 | ガソリンスタンド4

10月3日読売新聞より
NY原油4年ぶり高値 イラン制裁不安視




10月3日燃料油脂新聞より

「社説」販売業者も海外展開を視野
縮小する国内から海外へ、シフトチェンジも必要である。


新セルフ「EneJet」登場 先行100SS 旗艦店に


週間コスト3円70銭上昇


RYUさんから頂いたコメントでも「来週10/11以降はまだ+3.0くらいになると某商社さんからの情報です」。とのことなので、

覚悟しましょう。

消費者の皆さんも覚悟してください。








※既にセルフでも156円の価格を掲出している地域もあります。
立派です。








※別記事で紹介させて頂きますm(_ _)m


実情を発信する必要性を感じたから、このブログを続けています。

2018年10月03日 | ガソリンスタンド4

10月1日ぜんせき「論説」
北海道も灯油「プラス1缶」


◆気象情報などを踏まえ鉄道各社が運休をアナウンスする中、多くのSSは営業を継続、
「エアコン室外機が吹き飛ぶ強風の只中で命の心配をした。SSスタッフに人的被害が出ないで本当に良かった」と感じたSS経営者は、「SSも業界として“明日は休業しますので本日中の満タン給油をお願いします”などの広報を流すべきだと感じた」という。


◆地域が長く停電に見舞われたSS経営者は「復旧車両や一般客が次々と来店し、自家発があって助かった。地域に胸が張れた」と感想を漏らす。




お客さんを選ぶのは当たり前です。にコメントで書いたように、社員やアルバイトなど5~6人ほどの従業員がいたあの頃なら当店は“最後の砦”にもなれました。

しかし卸格差付きの過当競争で疲弊し、従業員もいない今は、「無理」です。

この不安が、大きなストレスになっています。

最後の砦なんて御免蒙りたい。


でも兎に角、本当に災害が続きます。
これから冬に向かいます。
消費者の皆さんは、「満タン+1缶」で備えてくださいね。






シェルコネクト 先行事例発表


多くの給油客の中から優先的に接客すべき客がわかった。
働きやすい職場につながれば


販促のためのタブレット端末。
お知らせアラームが鳴るたびに販売セールスに向かわされるスタッフ。




ビッグデータ利活用で、安心、安全サービス提供

将来は、消費者が店に行くのではなく、消費者のいる場所に店が来るなど、購買方法も変化する


50年ほど前、夏休みは田舎のお祖母ちゃんのところへ泊りにいった。
あの頃、田舎には、洋服や靴や小物を積んだ軽トラックが週に一度、物を売りにやって来ていた。




燃料油高値も収益変わらず 消費者に正しい実情発信必要

こうした事実を知らない消費者は意外と多いが、販売業者が個別に顧客へ伝えるのは限界がある。
販売業者よりも消費者の認知度が高い元売が、報道だけでは伝わらない内情を発信してもよいのではないか


元売がそんなことをしてくれるわけがない。
組合も同じ。
他社買いしていた販売店も同じ。

だって実情を知って貰うためには、自分たちのこれまでの行い「不都合な事実」をも公表しないと説明がつかなくなるから。