北朝鮮による日本人拉致被害者の家族会と支援組織「救う会」は28日、東京都内で合同会議を開き、救う会新会長に現会長代行の西岡力氏(53)を選出した。現会長の藤野義昭氏(71)は名誉会長に就任する。また家族会は、蓮池薫さん(52)の兄で元副代表の透氏(55)の退会を決めた。
透氏の退会について家族会は「北朝鮮への制裁より国交正常化を優先すべきとの主張を繰り返しており、家族会の主張が変わったと国民を混乱させる恐れがあった」としている。後日、退会決定を本人に伝える。
西岡新会長は「北朝鮮情勢が緊迫しており、今が正念場。拉致被害者全員を救出するため、全力で責任を全うしたい」と語った。
う~ん・・・
朝鮮民主主義人民共和国の(あえてこの名前)拉致。
日本の戦時中のアジアを中心とするあやまち。そしてその責任。
朝鮮戦争と、その後の冷戦について。
いろいろ考えても・・・
そりゃあ、相手が日本と違う感覚を持つ国だから「経済制裁」というのも理解できる。
だけど、 日本が経済制裁をしたら、本当に被害者は帰国するのかな?
救う会のホームページを見たら、人と物と金の流れを止めるようにスローガンが掲げてあった。日本から止めても中国やロシアから流れは入ってくるんじゃないのかな?
それだったら対話して(対話が難しい国だとは分かっているけれども)一旦被害者が帰国するなり、何らかの解決の糸口が見つかってから経済制裁したらどうなんだろう・・・
経済制裁してもしなくっても、対話はしないといけないわけだし。
国交正常化がどの程度実現するかは分からないけれど、少なくとも、在日の朝鮮人の方々は今より簡単に行けるわけでしょう。これだけ日本が拉致問題で大騒ぎなんだから、在日の方は日本人の意見でもない、相手の意見でもない意見を持ってるような気がする。
それよりなにより、その家族の会のメンバーの最終目的が被害者救出であるならば、みんながみんな同じ方法を取らなくっても、同じ方向を向いて別の道を進んで、同じ目的地にたどり着くとかってだめなの?
どうも帰国してから関わる「サポートグループ」って、みんな同じことをしないといけない場合が多くて、いつも疑問に思う。だいたいみんな画一的な意見だし。
そりゃあ学校でもみんな同じことをやって、「一致団結」を経験したり、それが教育的に連帯責任とかを教えるのはいいのかも知れないけど、どんな方法であれ、目的が達成されれば、人それぞれやり方や、意見が違っててもいいんじゃない?
というは間違っているんだろうか・・・