57年7月17日生まれ・60歳。
東京出身。
公式サイト
鬼のような監督も、末端のスタッフにまで優しい監督も、すべてをコントロールしたい「オレサマ」監督も、こぞって起用したい女優さん。
というと、日本では樹木希林と、大竹しのぶ(おおたけ・しのぶ)さんくらいしか浮かびません。
しかも大竹さんは、おそらく・・・ですが、特別な事情がないかぎりオファーを断りません。
バラエティに富み過ぎたキャリアが、それを証明しています。
信用する石井隆の演出だから、という理由だけでは40歳でセーラー服は着ないでしょう、でもそれが出来ちゃうひとなんです。
映画女優として、パーフェクトだと思います。
仕事でもモテて、私生活でもモテる。
すげーな、と。
そう、あくまでも噂でしかありませんが、女としてもモテるみたいですね。
なんか、分かる気がするんです。
『男女7人夏物語』(86、TBS)の桃子役、実際にああいう感じのひとなのではないかしら。
だとしたら、やっぱりモテますよね。
男が、放っておきませんもの。
<経歴>
元旦那は、誰もが知っている明石家さんま。
娘のIMALUも芸能人。
テレビドラマの一般公募により、73年に芸能界入りを果たす。
映画俳優デビュー作は、吉永小百合主演の『青春の門』(75)でした。
『青春の門 自立篇』(77)、中村雅俊の恋人役を好演した『男はつらいよ 寅次郎頑張れ!』(77)、『事件』(78)、『鬼畜』(78)、初主演作『あゝ野麦峠』(79)、『衝動殺人 息子よ』(79)、『太陽の子 てだのふあ』(80)。
84年―麻雀の世界に明るくなかったとしても楽しめる、これぞ映画! な『麻雀放浪記』に出演。
真田広之や加賀まりこらとともに独特な世界を作り上げていて、俳優のアンサンブル映画としても優れていると思います。
『危険な女たち』(85)、『食卓のない家』(85)、『波光きらめく果て』(86)、『青春かけおち篇』(87)、『永遠の1/2』(87)、
テレビ共演における相性のよさから創られたであろう、さんまと共演したコメディ『いこかもどろか』(88)、
『きんぴら』(90)、『夜逃げ屋本舗』(92)、『復活の朝』(92)。
そして石井隆に起用され、『死んでもいい』(92)に主演。
彼が創出した「堕ちて輝くキャラクター」名美を熱演する。
これが、現時点における最高傑作なのではないでしょうか。
『REX 恐竜物語』(93)、『GONIN2』(96)、『学校III』(98)、『生きたい』(99)、『鉄道員』(99)、パワフルな演技で観客ばかりか若いキャストをも圧倒した『黒い家』(99)。
『天国までの百マイル』(2000)、『式日』(2000)、『しあわせ家族計画』(2001)、『真夜中まで』(2001)、山崎努とタッグを組んで窪塚くんを支えた『GO』(2001)、
『阿修羅のごとく』(2003)、『伝説のワニ ジェイク』(2004)、『ふくろう』(2004)、『恋の門』(2004)、『キトキト!』(2007)、『遠くの空に消えた』(2007)、『クワイエットルームにようこそ』(2007)、『たみおのしあわせ』(2008)、『石内尋常高等小学校 花は散れども』(2008)、『火天の城』(2009)、
『ダーリンは外国人』(2010)、『シュアリー・サムデイ』(2010)、『オカンの嫁入り』(2010)、『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』(2010)、『信さん 炭坑町のセレナーデ』(2010)。
石井隆だけでなく、庵野秀明、新藤兼人、松尾スズキなどのクセモノ監督のオファーに全力で応えている、、、というのが、このキャリアを見れば分かりますよね。
新藤兼人の遺作『一枚のハガキ』(2011)、
『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』(2013)、『旅立ちの島唄 十五の春』(2013)、『女たちの都~ワッゲンオッゲン~』(2013)、『悼む人』(2015)、『トイレのピエタ』(2015)、『海街diary』(2015)、『ギャラクシー街道』(2015)、
もう主役を張ることはないかな・・・と思っていたら、そんなことはなかった『後妻業の女』(2016)、『真田十勇士』(2016)、そして最新作が18日公開の『のみとり侍』。
これからも、女優のすごみというものをスクリーンに焼きつけてくれることでしょう。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(57)大谷直子』
東京出身。
公式サイト
鬼のような監督も、末端のスタッフにまで優しい監督も、すべてをコントロールしたい「オレサマ」監督も、こぞって起用したい女優さん。
というと、日本では樹木希林と、大竹しのぶ(おおたけ・しのぶ)さんくらいしか浮かびません。
しかも大竹さんは、おそらく・・・ですが、特別な事情がないかぎりオファーを断りません。
バラエティに富み過ぎたキャリアが、それを証明しています。
信用する石井隆の演出だから、という理由だけでは40歳でセーラー服は着ないでしょう、でもそれが出来ちゃうひとなんです。
映画女優として、パーフェクトだと思います。
仕事でもモテて、私生活でもモテる。
すげーな、と。
そう、あくまでも噂でしかありませんが、女としてもモテるみたいですね。
なんか、分かる気がするんです。
『男女7人夏物語』(86、TBS)の桃子役、実際にああいう感じのひとなのではないかしら。
だとしたら、やっぱりモテますよね。
男が、放っておきませんもの。
<経歴>
元旦那は、誰もが知っている明石家さんま。
娘のIMALUも芸能人。
テレビドラマの一般公募により、73年に芸能界入りを果たす。
映画俳優デビュー作は、吉永小百合主演の『青春の門』(75)でした。
『青春の門 自立篇』(77)、中村雅俊の恋人役を好演した『男はつらいよ 寅次郎頑張れ!』(77)、『事件』(78)、『鬼畜』(78)、初主演作『あゝ野麦峠』(79)、『衝動殺人 息子よ』(79)、『太陽の子 てだのふあ』(80)。
84年―麻雀の世界に明るくなかったとしても楽しめる、これぞ映画! な『麻雀放浪記』に出演。
真田広之や加賀まりこらとともに独特な世界を作り上げていて、俳優のアンサンブル映画としても優れていると思います。
『危険な女たち』(85)、『食卓のない家』(85)、『波光きらめく果て』(86)、『青春かけおち篇』(87)、『永遠の1/2』(87)、
テレビ共演における相性のよさから創られたであろう、さんまと共演したコメディ『いこかもどろか』(88)、
『きんぴら』(90)、『夜逃げ屋本舗』(92)、『復活の朝』(92)。
そして石井隆に起用され、『死んでもいい』(92)に主演。
彼が創出した「堕ちて輝くキャラクター」名美を熱演する。
これが、現時点における最高傑作なのではないでしょうか。
『REX 恐竜物語』(93)、『GONIN2』(96)、『学校III』(98)、『生きたい』(99)、『鉄道員』(99)、パワフルな演技で観客ばかりか若いキャストをも圧倒した『黒い家』(99)。
『天国までの百マイル』(2000)、『式日』(2000)、『しあわせ家族計画』(2001)、『真夜中まで』(2001)、山崎努とタッグを組んで窪塚くんを支えた『GO』(2001)、
『阿修羅のごとく』(2003)、『伝説のワニ ジェイク』(2004)、『ふくろう』(2004)、『恋の門』(2004)、『キトキト!』(2007)、『遠くの空に消えた』(2007)、『クワイエットルームにようこそ』(2007)、『たみおのしあわせ』(2008)、『石内尋常高等小学校 花は散れども』(2008)、『火天の城』(2009)、
『ダーリンは外国人』(2010)、『シュアリー・サムデイ』(2010)、『オカンの嫁入り』(2010)、『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』(2010)、『信さん 炭坑町のセレナーデ』(2010)。
石井隆だけでなく、庵野秀明、新藤兼人、松尾スズキなどのクセモノ監督のオファーに全力で応えている、、、というのが、このキャリアを見れば分かりますよね。
新藤兼人の遺作『一枚のハガキ』(2011)、
『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』(2013)、『旅立ちの島唄 十五の春』(2013)、『女たちの都~ワッゲンオッゲン~』(2013)、『悼む人』(2015)、『トイレのピエタ』(2015)、『海街diary』(2015)、『ギャラクシー街道』(2015)、
もう主役を張ることはないかな・・・と思っていたら、そんなことはなかった『後妻業の女』(2016)、『真田十勇士』(2016)、そして最新作が18日公開の『のみとり侍』。
これからも、女優のすごみというものをスクリーンに焼きつけてくれることでしょう。
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明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(57)大谷直子』