Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ステロイドVS経験値

2024-04-04 00:10:00 | コラム
木村"フィリップ"ミノル30歳、元K-1ファイター。
ドーピング陽性反応が出たため、RIZINでの戦績は無効となり半年間の出場停止処分を受ける。

ブアカーオ・バンチャーメー41歳、元K-1ファイター。
旧名はブアカーオ・ポー.プラムック。
(タイのファイターはジムの名前を苗字にすることが多く、移籍する毎に改名されていく)
魔裟斗の好敵手として知られ、当時のK-1ブームの立役者のひとりだった。

先日の『RIZIN LANDMARK 9』でふたりは対戦、これは木村のドーピング検査の結果が「シロ」と出たから実現したカードである。

大方の予想は、木村の圧勝。
自分もそう。
だってブアカーオ歳だし、
はっきりいって「シロ」と出ようが、いちどドーピングした身体は、その影響下に「ずっと」あるのだろうし。

しかし結果は、ブアカーオの快勝。
すんませんでした、なめていました。

序盤こそ木村の猛攻が見られたが・・・
そしてこのパワーを目の当たりにして誰もが思ったんだよ、あぁやっぱりステロイダーっぽいよなと(^^;)
(観客のどよめきは、すごい!というより、なんだコイツは??的)

けれどもブアカーオは老獪なテクニックでそれをいなし、やがて効果的な打撃を確実に当てていく。

動画を貼っておくので、ちょっと観てみてくださいよ。
正味6分程度なので。
これ観ると、よく分かると思う。
経験値が、人工的な強さを呑み込んでいくさま、、、というものを。

木村はクスリの使用理由について「自分の弱さが」云々と告白している。

うん分かる、このノックダウンは実際に効いているのだろうが、持ち堪えられないのは「精神的な弱さ」でもあるのだろうなと。

完全に効かされて首がガクンといく前、まだ意識があるでしょう。
ココ、「もういいや、勝てない…」みたいな表情に見えませんか?



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明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(107)吉高由里子』
コメント (2)
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