~若尾文子のキャリア10傑~
女優10傑、「とりあえずの」最終回です。
最後に登場願うのは、文子さん90歳。
多くの映画ファンが、愛情をこめて「あやや」と呼んでいます。
あの「あやや」じゃなく、こっちの「あやや」こそ、映画ファンにとっての「あやや」。

ややこしいけど!
それともうひとつ。
男女同権の観点から「女優」ではなく「俳優」と呼ぶべきでは?という意見が多くなり、その気持ちも分からんではないですが、
映画女優ってもう、ひとつの職業だと思うんですよ。だから自分は、今後も男優・女優と使い分けようかなと。。。
(1)『しとやかな獣』(62)
川島雄三の最高傑作。
登場人物誰もが狡猾で強欲、しかし愛嬌もあって不思議と憎めない。
全面に押し出されているあややは、じつはあんまり登場しないのだけれど。
(2)『ぼんち』(60)
山崎豊子による長編小説を市川崑が映画化、主演は市川雷蔵。
けれども山崎は市川×和田夏十が描く主人公像に納得せず、撮影中止を要求したとのこと。
たしかに映画版の主人公は、内省的に過ぎるのかも。
自分は、そこが好きなのだが。。。
(3)『卍』(64)
レズビアンを鮮やかな筆致で描く谷崎の小説を増村保造が映画化。
現在まで、都合5度も映画化されているが、最初のあやや×岸田今日子が最強でしょう。

(4)『氷点』(66)
三浦綾子の大傑作を映画化。
あややは陽子(大楠道代)の養母を演じる。
(5)『雁の寺』(62)
水上勉による直木賞受賞作を川島雄三が映画化。
仏教界の闇を描いたものって、本作以外にあるのかな。。。

(6)『雪之丞変化』(63)
女形の看板役者・中村雪之丞の「もうひとつの顔」を描く時代劇。
(7)『からっ風野郎』(60)
なんと!
なんと!!
あの三島由紀夫が主演した珍作。
監督の増村保造はイビリにちかいようなパワハラ演出を三島に仕掛け、それは周囲がハラハラするほどだったとか。

文子談「普通の人だったら、並みの俳優だったら、もう辞めてますね。だけど、私はあのときの三島さん、ああえらいなあと思ったわ。」
(8)『赤線地帯』(56)
鬼の演出家・溝口健二の遺作。
娼婦たちの群像劇という点で、『タイトル、拒絶』(2020)はこの映画を参考にしている、、、はず。
(9)『幻の馬』(50)
競走馬トキノミノルを題材としている。

最近まで見逃していた作品。
父親が若いころに鑑賞、「また観たいけどDVDあるかな」というLINEが来て、見つけた流れで自分も鑑賞した。
(10)『スパルタ教育 くたばれ親父』(70)
石原慎太郎の原作を裕次郎の主演で映画化した、そうだなぁ、ことばを選ばずにいえばバカ映画。
だけれど、つまらないわけではない。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『確実に縮んでますが、まぁ気にしない(^^;)』
女優10傑、「とりあえずの」最終回です。
最後に登場願うのは、文子さん90歳。
多くの映画ファンが、愛情をこめて「あやや」と呼んでいます。
あの「あやや」じゃなく、こっちの「あやや」こそ、映画ファンにとっての「あやや」。

ややこしいけど!
それともうひとつ。
男女同権の観点から「女優」ではなく「俳優」と呼ぶべきでは?という意見が多くなり、その気持ちも分からんではないですが、
映画女優ってもう、ひとつの職業だと思うんですよ。だから自分は、今後も男優・女優と使い分けようかなと。。。
(1)『しとやかな獣』(62)
川島雄三の最高傑作。
登場人物誰もが狡猾で強欲、しかし愛嬌もあって不思議と憎めない。
全面に押し出されているあややは、じつはあんまり登場しないのだけれど。
(2)『ぼんち』(60)
山崎豊子による長編小説を市川崑が映画化、主演は市川雷蔵。
けれども山崎は市川×和田夏十が描く主人公像に納得せず、撮影中止を要求したとのこと。
たしかに映画版の主人公は、内省的に過ぎるのかも。
自分は、そこが好きなのだが。。。
(3)『卍』(64)
レズビアンを鮮やかな筆致で描く谷崎の小説を増村保造が映画化。
現在まで、都合5度も映画化されているが、最初のあやや×岸田今日子が最強でしょう。

(4)『氷点』(66)
三浦綾子の大傑作を映画化。
あややは陽子(大楠道代)の養母を演じる。
(5)『雁の寺』(62)
水上勉による直木賞受賞作を川島雄三が映画化。
仏教界の闇を描いたものって、本作以外にあるのかな。。。

(6)『雪之丞変化』(63)
女形の看板役者・中村雪之丞の「もうひとつの顔」を描く時代劇。
(7)『からっ風野郎』(60)
なんと!
なんと!!
あの三島由紀夫が主演した珍作。
監督の増村保造はイビリにちかいようなパワハラ演出を三島に仕掛け、それは周囲がハラハラするほどだったとか。

文子談「普通の人だったら、並みの俳優だったら、もう辞めてますね。だけど、私はあのときの三島さん、ああえらいなあと思ったわ。」
(8)『赤線地帯』(56)
鬼の演出家・溝口健二の遺作。
娼婦たちの群像劇という点で、『タイトル、拒絶』(2020)はこの映画を参考にしている、、、はず。
(9)『幻の馬』(50)
競走馬トキノミノルを題材としている。

最近まで見逃していた作品。
父親が若いころに鑑賞、「また観たいけどDVDあるかな」というLINEが来て、見つけた流れで自分も鑑賞した。
(10)『スパルタ教育 くたばれ親父』(70)
石原慎太郎の原作を裕次郎の主演で映画化した、そうだなぁ、ことばを選ばずにいえばバカ映画。
だけれど、つまらないわけではない。
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明日のコラムは・・・
『確実に縮んでますが、まぁ気にしない(^^;)』