60年8月17日生まれ・63歳。
アメリカ出身。
昔はヤンチャ、いまは名俳優にして渋い映画を撮りつづける映画監督。
ペンの魅力は、いつだって危なげな「あの瞳」にあるのかな、マドンナに「いまでも、ほんとうに愛していたのはペンだけ」といわしめてしまうほどなんだものね。
(ウォーレン・ベイティの立場よ!(^^;)
※似非ヒューマニズムを演技で胡麻化している―という識者が居たけれど、たしかにキャスト陣の演技、スタッフワークは主題歌も含めて最高レベルのものだった!
<経歴>
父は俳優であり映画監督でもあったレオ・ペン。
兄のマイケルはミュージシャンで、エイミー・マン(大好き!)の夫。
そして、『レザボア・ドッグス』(92)のナイスガイ・エディとして知られるクリス・ペンは弟。
合掌。。。
マドンナは最初の妻、
2番目の妻は女優のロビン・ライト。『フォレスト・ガンプ』(94)のジェニーね(のちに離婚)
81年の『タップス』が実質的な映画俳優デビュー作。
『初体験/リッジモント・ハイ』(82)や『コードネームはファルコン』(85)、『ロンリー・ブラッド』(86)などで青春スターの仲間入りを果たす。
86年の『上海サプライズ』でマドンナと共演、
ここまでは決定的な代表作と呼べるものはなかったが、『カラーズ 天使の消えた街』(88)あたりから大物監督からの起用・人気俳優との共演が多くなっていき・・・
マイケル・J・フォックスと共演、戦時中の性暴力を突く『カジュアリティーズ』(89)、
デ・ニーロと共演した『俺たちは天使じゃない』(89)、
パチーノの足を引っ張りまくる最低な親友を怪演した『カリートの道』(93)、
上に挙げた予告動画『デッドマン・ウォーキング』(95)、
『シーズ・ソー・ラヴリー』(97)、オリバー・ストーンにはこのくらいの小規模な意欲作を(また)撮ってほしい『Uターン』(97)、
マイケル・ダグラスの、怪しげな弟を演じたフィンチャーの『ゲーム』(97)、
『キャスティング・ディレクター』(98)、テレンス・マリックが久しぶりに放った『シン・レッド・ライン』(98)、
ウディ・アレンの『ギター弾きの恋』(99)などなどなどなど、前世紀中にオスカー取っていないのが不思議なくらいの活躍ぶり。
「知能の低い父親」を熱演する『アイ・アム・サム』(2001)を経た2003年、イーストウッド御大による『ミスティック・リバー』で娘を殺される父親を大熱演し「やっと」オスカー主演賞に輝く。
元々「その傾向」が見られたものの、このあたりからペンの政治的な発言や社会的活動を伝えるニュースを目に耳にする機会が多くなった気がしており・・・
それは作品選びにも反映されて―『21グラム』(2003)、『ザ・インタープリター』(2005)、『オール・ザ・キングスメン』(2006)―おり、2度目のオスカーに輝いた『ミルク』(2008)だって、ゲイをカミングアウトした活動家の物語ですからね、映画の、自分の役割をはっきりと自覚していったのだと思われます。
ほかの出演作に・・・
再びマリックと組んだ『ツリー・オブ・ライフ』(2011)、『博士と狂人』(2019)、
久しぶりに楽しそうに演じているPTAの『リコリス・ピザ』(2021)など。
また、91年の『インディアン・ランナー』以降・・・
・・・継続的に監督作を発表しつづけており、
『クロッシング・ガード』(95)や『プレッジ』(2001)、『イントゥ・ザ・ワイルド』(2007)を観ると、商売であることを捨てている覚悟のようなものを感じて応援したくなります。
現在は、ロシアのウクライナ侵攻についてのドキュメンタリー映画を制作中。
ゼレンスキー大統領とも会ってますし、いよいよホンモノだなぁと。
完成を、心待ちにしております。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(138)ジョシュ・ハートネット』
アメリカ出身。
昔はヤンチャ、いまは名俳優にして渋い映画を撮りつづける映画監督。
ペンの魅力は、いつだって危なげな「あの瞳」にあるのかな、マドンナに「いまでも、ほんとうに愛していたのはペンだけ」といわしめてしまうほどなんだものね。
(ウォーレン・ベイティの立場よ!(^^;)
※似非ヒューマニズムを演技で胡麻化している―という識者が居たけれど、たしかにキャスト陣の演技、スタッフワークは主題歌も含めて最高レベルのものだった!
<経歴>
父は俳優であり映画監督でもあったレオ・ペン。
兄のマイケルはミュージシャンで、エイミー・マン(大好き!)の夫。
そして、『レザボア・ドッグス』(92)のナイスガイ・エディとして知られるクリス・ペンは弟。
合掌。。。
マドンナは最初の妻、
2番目の妻は女優のロビン・ライト。『フォレスト・ガンプ』(94)のジェニーね(のちに離婚)
81年の『タップス』が実質的な映画俳優デビュー作。
『初体験/リッジモント・ハイ』(82)や『コードネームはファルコン』(85)、『ロンリー・ブラッド』(86)などで青春スターの仲間入りを果たす。
86年の『上海サプライズ』でマドンナと共演、
ここまでは決定的な代表作と呼べるものはなかったが、『カラーズ 天使の消えた街』(88)あたりから大物監督からの起用・人気俳優との共演が多くなっていき・・・
マイケル・J・フォックスと共演、戦時中の性暴力を突く『カジュアリティーズ』(89)、
デ・ニーロと共演した『俺たちは天使じゃない』(89)、
パチーノの足を引っ張りまくる最低な親友を怪演した『カリートの道』(93)、
上に挙げた予告動画『デッドマン・ウォーキング』(95)、
『シーズ・ソー・ラヴリー』(97)、オリバー・ストーンにはこのくらいの小規模な意欲作を(また)撮ってほしい『Uターン』(97)、
マイケル・ダグラスの、怪しげな弟を演じたフィンチャーの『ゲーム』(97)、
『キャスティング・ディレクター』(98)、テレンス・マリックが久しぶりに放った『シン・レッド・ライン』(98)、
ウディ・アレンの『ギター弾きの恋』(99)などなどなどなど、前世紀中にオスカー取っていないのが不思議なくらいの活躍ぶり。
「知能の低い父親」を熱演する『アイ・アム・サム』(2001)を経た2003年、イーストウッド御大による『ミスティック・リバー』で娘を殺される父親を大熱演し「やっと」オスカー主演賞に輝く。
元々「その傾向」が見られたものの、このあたりからペンの政治的な発言や社会的活動を伝えるニュースを目に耳にする機会が多くなった気がしており・・・
それは作品選びにも反映されて―『21グラム』(2003)、『ザ・インタープリター』(2005)、『オール・ザ・キングスメン』(2006)―おり、2度目のオスカーに輝いた『ミルク』(2008)だって、ゲイをカミングアウトした活動家の物語ですからね、映画の、自分の役割をはっきりと自覚していったのだと思われます。
ほかの出演作に・・・
再びマリックと組んだ『ツリー・オブ・ライフ』(2011)、『博士と狂人』(2019)、
久しぶりに楽しそうに演じているPTAの『リコリス・ピザ』(2021)など。
また、91年の『インディアン・ランナー』以降・・・
・・・継続的に監督作を発表しつづけており、
『クロッシング・ガード』(95)や『プレッジ』(2001)、『イントゥ・ザ・ワイルド』(2007)を観ると、商売であることを捨てている覚悟のようなものを感じて応援したくなります。
現在は、ロシアのウクライナ侵攻についてのドキュメンタリー映画を制作中。
ゼレンスキー大統領とも会ってますし、いよいよホンモノだなぁと。
完成を、心待ちにしております。
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(138)ジョシュ・ハートネット』