Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間特別企画 映画の身体(1)脚

2024-05-02 00:10:00 | コラム
黄金週間、特別コラムを5日間お届けします^^

題して、映画の身体(性)。

脚・手・眼・頭・胸―5つの部位について、それぞれ印象に残った映画の5選を展開。

これはべつにルッキズムに対するアンチとか、そういうエラソーな主題があるわけでもなく。
かといって、なーーーんも考えてないコラムというわけでもないのよ。

映画って結局、俳優さんの身体性がモノをいうものだ、、、ときどき、そんなことを考えます。

たとえばベストセラー小説を映画化した『愛を読むひと』(2008)の、ケイト・ウィンスレット。
この映画の、ケイトの崩れかかった?肢体について悪くいう向きも居るようだけれど、これどう考えても監督の狙いであり、ケイトも覚悟のうえでこの体型を作っているはずなのよ。
この熟れた、崩れかかった肢体に、彼女のイキザマがきちんと表現されている。

映画が、少なくとも、観ているあいだだけは「真実」であるかのように錯覚出来るのは、巧妙な脚本や手堅い演出の効果ではなく、俳優の身体性にこそあるはずでしょ?っていうね。


そんな俳優さんたちに敬意を表しつつ、第一夜目は「脚」でいってみます。
どうしても興味が女性に行きがちだし、実際にそうなったけれど、がんばって??男も挙げてみました(^^;)


①ニコール・キッドマン…『誘う女』(95)

このひとに、こんな格好で迫られたら、そりゃ旦那のひとりくらいは殺してしまうのではなかろうか。。。



②趣里…『ほかげ』(2023)

塚本晋也は女優を美しく撮ることに長けたひとではあるものの、この映画の、趣里の脚の美しさ・なまめかしさはフツーじゃない。
どれだけ過酷な背景であっても、彼女の身体がこころが死んでいないってことでしょう。



③小島聖…『あつもの』(99)

この脚が、緒形拳を狂わせた。


まぁ、仕方ないと思うよ。マジで。



④ケビン・スペイシー…『セブン』(95)『ユージュアル・サスペクツ』(95)

「たまたま」だったのかな・・・
1年のあいだに、別々の作品で、それぞれキーパーソンとなる「脚の悪い男」を演じている。


⑤ヘザー・グラハム…『ブギーナイツ』(97)

ローラーガール。
この格好は、彼女のイキザマそのものだった。


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明日のコラムは・・・

『黄金週間特別企画 映画の身体(2)手』
コメント (4)
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