Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

でも、前澤さんから100万いただきたい。

2020-01-06 00:10:00 | コラム
自分がマネージャーを務めるホテルの最大の売りは、安さ。

設備的には整っていないものの、

都のラブホテルで「宿泊5400円~」というのは破格、最も高い部屋でも平日の宿泊なら6600円だからね、そりゃ満室御礼になるよ、毎度どうも♪ ってな感じで。

それでも若いカップルなんかは、最安値の部屋が空いてないと、フロント前で悩みに悩み、結局は泊まらずに帰っていく。

自分「ヨソのホテルさんに当たってみますか?」
男「はい」
自分「でもウチが、いちばん安いですよ」
男「…」
女「…」
自分「どうされます?」
女「でも、いちばん安い部屋は空かないんですよね」
自分「そうですねー、きょうは空きません」
男「じゃあ、いいです」

こころのなかで、「数百円しか、ちがわねーし!」と毒づく。

しかし若いって、そういうことかもしれない。

シンプルに、お金がないと。

だから清算時も、こっちのイライラなどものともせずに「100円玉あるー?」なんて話しながら割り勘を展開したりする。

自分のようなおじさんになると、そんな格好は見せられないけどね。。。


去年末、南町田のグランベリーパークがオープンした。

巨大リス、スヌーピーミュージアム、そしてケンタさんのビュッフェが売りだが、とにかく広い。とてつもなく広い。






工事前は「グランベリーモール」、今度は「パーク」だからね。
公園のなかにモールっぽいものがあるという発想なので、隅から隅まで回ろうとすると、それだけで数時間を要する。

南町田って町田と比べ「ややハイソ」なひとびとが住むエリアだが、これならお金のない若いカップルも1日を過ごせるだろうなって。
そこから少し歩けば横浜インターそばに出て、ラブホ街に突入するわけだし。
そこでよい部屋に泊まるために、昼間は節約してデート出来るっていう。

おすすめは、平日の夜ですね。





※画像はすべて、「まちさが」さんなどからの借り物


うん、金なくったってハッピーに暮らせるさ♪

とはいいつつ、気になるのが、今年もやってくれた前澤さんのお年玉100万円企画。

応募したいのだが、個人でTwitterをやっていないのよね。
持っているのは、店舗の公式アカウントだけ。

これで応募したらボスに怒られるだろう・・・と思って、なにもしていない。

かといって、これだけのために個人アカウントを取るのもなぁ、、、といっているあいだに、もう締め切りですわね。


♪この国ときたら、賭けるものなどないさ♪


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明日のコラムは・・・

『外国女優別キャリア10傑(1)アネット・ベニング』
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年末年始特別企画(10)2010年代映画のベストテン:外国映画篇 18年・19年

2020-01-05 00:10:00 | コラム
「その年」を象徴する10年代の外国映画作品、本日で最後です。
というわけで、18年・19年度からセレクト。

【2018年】

『スリー・ビルボード』
監督:マーティン・マクドナー 出演:フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル

3枚の看板がもたらす騒動の先に見えてくるものは、善悪を超えたところにある「なにか」だった。

先の読めない脚本も素晴らしいが、この終着点は、なかなかに深い。




【2019年】

『ジョーカー』
監督:トッド・フィリップス 出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ



好き嫌いは分かれるだろうが、19年を象徴する映画として外すわけにはいかない重要な作品。

21世紀型のピカレスクロマンは、脆いほどに繊細。
きっと、それがウケたのだと思う。

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明日のコラムは・・・

『でも、前澤さんから100万いただきたい。』
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年末年始特別企画(9)2010年代映画のベストテン:外国映画篇 16年・17年

2020-01-04 00:10:00 | コラム
「その年」を象徴する10年代の外国映画作品、本日は16年・17年度からセレクト。

【2016年】

『キャロル』
監督:トッド・ヘインズ 原作:パトリシア・ハイスミス 出演:ケイト・ブランシェット、ルーニ・マーラ



『太陽がいっぱい』を著したハイスミスによる「早過ぎた名著」は、LGBTの理解が深まり始めた現代だからこそ、
そして、ヘインズ演出、ケイト&ルーニの主演だからこそ映像化に成功したといえる傑作。

ふたりの関係、正直いってうらやましいぞ。


【2017年】

『哭声/コクソン』
監督:ナ・ホンジン 出演:クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村隼、チョン・ウヒ

奇々怪々、結局は意味が分からないが、その圧倒的なパワーで押し切ってしまうミステリー? ホラー? の怪作。

長谷川和彦が登場したときって、ひょっとすると、こんな感じだった・・・のかも?



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明日のコラムは・・・

『年末年始特別企画(10)2010年代映画のベストテン:外国映画篇 18年・19年』
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20年のマスト映画:3月まで+α

2020-01-03 00:10:00 | コラム
毎年新作を放つわけではないQT、スコセッシ、トリアーなどの新作が「まとめて」上陸した去年に比べれば、今年は満足出来る傑作は少なめなんじゃないか、、、とか思ってしまうけれど、こういう年にこそ意外な伏兵というものは出現するもの。

というわけで。
まずは、3月までに劇場公開が決定済みの「個人的に気になっている」作品と「+α」の計10作を列挙してみたい。


※公開順


『パラサイト 半地下の家族』(現在公開中)

でも、まだ観ていないので。



そーとー評判がいいし、それだけでなく全米における興行成績でも「大当たり」らしい。

これは、とっても珍しいこと。

向こうのひとは、「カワリモノでないかぎり」自国以外の映画は観ないので。(少し偏見?)


『フォード VS フェラーリ』(01.10)

自動車に興味がなくとも、タイトルロールを知らないわけがない。

この時点で、興行面では「勝ち」でしょう。


『ティーンスピリット』(01.10)

いとしのエルたんが出ているのでね。



『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』(01.24)

難産の末に誕生、その苦難の制作過程はすでにドキュメンタリーとして公開されたが、ファンが「あきらめかけた」ころにようやく完成、結果的に「テリー・ギリアムの」と冠す必要があったというのは悲劇でしょう。


『風の電話』(01.24)

寡作が過ぎて日常生活が送れているのか、こっちが心配になってしまう諏訪敦彦の新作。


『ヲタクに恋は難しい』(02.07)

不安は残るが、器用な福田監督なら大丈夫だと思うよ。




『Red』(02.21)

島本理生による原作小説を三島有紀子が演出、出演に夏帆と妻夫木聡。




『スキャンダル』(02.21)

セクハラ問題に一石を投じるニコール・キッドマン主演作。


『地獄の黙示録 ファイナル・カット』(02.28)

4Kだろうがなんだろうが関係ない、これがスクリーンでかかるのであれば何度だって行くさ。




『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(06.27)

やっと終わる!! ・・・・・のか?

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愛は、足りているのか。:年末格闘技レビュー(2)

2020-01-02 00:10:00 | コラム
年末格闘技興行、その第2日目『RIZIN.20』(12.31、さいたまスーパーアリーナ)の総評。

最初に結論をいっちまおう。

去年末の興行に関しては、愛は充分に足りていた。

満ち満ちていた、、、と表現しても構わないんじゃないかな~。


勝敗のゆくえに大きな驚きはなかった。

勝ってほしい・勝つだろうなと思ったファイターが(おおむね)勝ち、
負けたとしても、大きく評価を落とすことがないような敗れかただった点も安心。


こころを大きく揺さぶられるような物語、映像―自分が映画に求めているものだが、ほとんどのカードにこころを大きく揺さぶられたわけで、結局、映画もスポーツもその一点に尽きるのかもしれない・・・そんな風に思ったりしたのでした。

29日については記したので、大晦日のカードについて。




「〇山本美憂 VS アム・ザ・ロケット●」

ロケットを完封した美憂さん、45歳なのにね、本人は年齢カンケーない! というと思うが、すごいものはすごい。

というかロケット不調だとは思えなかったので、それだけ美憂さんの「圧」がえげつないということ、、、なのでしょう。

あとは決め手(極め手)だけだと思う。

「〇ジェイク・ヒューン VS 石井慧●」

ブーイングより声援が大きかったということは、そのくらいみんな、慧くんには期待しているのだけれどね。

「〇イリー・プロハースカ VS C.B.ダラウェイ●」

最初のロー&カーフキックが効いていたのでイヤな予感はしたのだが、それを一発でひっくり返すイリーのパンチ力。

運営はイリーを冷遇しているので、彼がUFCを目指すといっても文句はいえないよね。

「●リンジー・ヴァンザント VS RENA〇」

勝ってホッとした。
ただ、たとえばハム・ソヒのように、最初から自分で仕掛けるくらいの度胸があっていいはず。

中途半端に寝技に付き合わず、ばんばん打撃を当てて主導権を握れたのになぁ、、、と思った。



「〇朝倉未来 VS ジョン・マカパ●」

全局面で圧倒、マカパじゃなかったらKOで終わっていたろうね。

いつだって慌てないあの感じ、持って生まれたものなのかな羨ましい。

「●石渡伸太郎 VS 扇久保博正〇」

2日間を通しての、個人的なベストバウト。

競った試合は、やはり面白い。

再戦したとしても扇久保が勝つとはいい切れない、だからスプリット判定は正しかったと思う。

「〇那須川天心 VS 江幡塁●」

途中でマウスピースが飛んだ塁くんは不運だし、もっとじっくり格闘技やりたかったんだと思う。

でもこのレベルだからこそ、天心くんは気を抜かなかった容赦なかった。

異次元の戦いを見せつけられたな~。


「●ジョニー・ケース VS トフィック・ムサエフ〇」
「●ルイス・グスタボ VS パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ〇」

ライト級4人の雄姿に、もっともっと光が当たりますように。


「●浜崎朱加 VS ハム・ソヒ〇」



どちらにも土をつけさせたくないという、格闘技ファン泣かせの極上カード。

RIZINはラウンドごとではなくトータルジャッジなので、ラウンド制だったとするならば、あるいはスプリットで逆の判定結果が出たのかもしれない。

「●朝倉海 VS マネル・ケイプ〇」



海くんにとって堀口くんとの相性はバツグン、逆にケイプとの相性はサイアクなんじゃないか・・・と、なんとなく思ってた。

ますます混沌としてきたバンタム級、ランキング作るにしても勝ったり負けたりのファイターが並んでいるため、これはもう、堀口くんが復活したあとに総当たり戦を展開するほかないのかもね。




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『20年のマスト映画:3月まで+α』
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