Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

timing

2020-05-26 00:10:00 | コラム
日にちは未定だけど、都心の映画館が再開の準備を始めている。

やった!

コロナ以前にもどる―というわけにはいかないだろうけれど。

たとえば満員御礼級の映画でもソーシャルディスタンスの措置が取られて前後左右の座席は空席となる。
基本、みんなマスクマン・マスクウーマン、、、みたいな。

でも、うれしいものはうれしい。

お預けだった『AKIRA IMAX』も観ることが出来るし、



公開延期作のなかで最も期待していた『ストーリー・オブ・マイライフ』の公開日も決まったし。



あとは、いつ劇場に行こうか、、、という問題。

大事なのはタイミングかなと。

営業再開、初日。
だと、先走り過ぎるか。
映画好き、みんな集っちゃう可能性あるし。

土日を避けるのはマストだとして、・・・う~ん、う~ん、分からん決まらん!!

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(331)』
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灰とダイヤモンド

2020-05-25 00:10:00 | コラム
リアリティショーって、「ショー」がついているでしょう。

だから「ショー」なんだよ。
そんなことも分からないのか、対象とする人物は結局のところ「演者」なわけ。

台本があり、演出もある。

我々一般人でもそうでしょう、カメラを向けられたら「100%素の自分」ではいられなくなる。

そこに台本や演出があったら、なおさら、、、と想像出来るはず。


ダンプ松本は現役時代、街を歩けば石を投げつけられたという。
裕木奈江はカミソリレターを送りつけられ、
プラス? の例を出せば、水戸黄門を観つづけた「ある小学生」は、撮影現場見学の際、東野英治郎が現れた途端に土下座したという。

昔なら、そんなこともあったかもしれない。

けれども、いまは21世紀だぜ!?
望めばいくらでも情報は手に入るし、若いひとほどリテラシー備わってるんじゃないの? ちがうの?

自分がいえるのは、それくらい。
木村花死去について、おとといの夜、友人知人から沢山LINEをもらった。

どんなひと? って。

リングはリングでも自分の専門はMMAなので、最近のプロレスについては明るくない。
『テラスハウス』も観ていない。
ただ、一般のひとよりもちょっとだけ、花ちゃんについて知っているかな、、、くらいなもので。

気の毒としか、いいようがないよ。
韓国は芸能人を追い込み自死に追いやる精神性の持ち主―って悪口いってたアホンダラが居たが、同じこと起きちゃった。

ひとによって耐性はちがうし、耐性強めのひとでも身体弱っているときは「たったヒトコト」で潰されかねない。

自分はそこそこネットとうまく付き合っているつもりだけど、それでもあちらこちらに悪意を発見する。
極端な話をすれば善意は、悪意10につき1くらい。
現代版、灰とダイヤモンドってわけ。

チコちゃんじゃないが、ぼ―――――――――っとネットやっているだけじゃ、そんな悪意につけこまれる。
灰のなかからダイヤモンド見つけるためには、それなりに努力しなくっちゃいけないってこと、、、かもしれない。


那須川天心「そんなに誹謗中傷したいのならみんな俺にしてください。それで心が落ち着くならそれで良いです。だから他の人にはやめてください」

本田真凛「気にしたらダメだと、スルーしようと心掛けても、沢山の嬉しいお言葉より、1つの誹謗中傷の方が圧倒的に力が強い。そう思います。。」

きゃりーぱみゅぱみゅ「誹謗中傷を気にするななんて難しいよ。芸能人だって1人の人間だよ忘れないで」

長与千種「SNS書き込みは言葉で人を殺める事が出来るツールではないはず。顔隠し言論の自由として狂気のナイフを振り飾した奴って絶対的に人事にするはず。言っておく!! これからの選手、これからのプロレスラーだった。悪役を演じただけ。本当の彼女は礼儀も優しさも兼ね備えた後輩でプロレスラーだったから」
「いまいちどだけ。殺め言霊の主人公の方々様へ 消すくらいなら 書くな 知らぬ存ぜぬは するな。これは歴とした事件です。ツイッターが悪いのではない。道徳心無き言霊の綴りで追い込んだ主人公の問題 逃げても 真実に時効無くついて回るはず。皆悲しんで心の憤りしかないんだよ!」

高梨沙羅「言葉は人を癒やし、時にナイフのように人を傷つけてしまう。受け取る側によって感じ方も大小変わってしまう。だからこそ言葉を発する前に一瞬でも相手のことや、先のことを考えなくてはならないんじゃないかな。でも、実際その余裕がないことが多いんですよね。会話をしてる時は少しでも相手に思いやりを持って話せたら素敵だなって思います。心に余裕がない時は他にストレスをぶつけがちだけどその時間やエネルギーがあるなら自分を磨く為に、頑張る自分を愛する為に使ってほしいです。時間の使い方は個人の自由だけど、限りのある時間は大切に人を傷つける為じゃなく自分の為に。大切な誰かのために」

前澤友作「SNSの行き過ぎた誹謗中傷行為には厳罰を。スルースキルとか言ってる場合じゃない。被害受けた人はスルーせずに被害届けを。被害者のアクションが全体の抑止力になる。僕もスルーせずにこれからは遠慮なく被害届けを出す」

真野恵里菜「こういうときに出てくるな。って言われるけど、私は前々から誹謗中傷に対して意見を言ってきてます。事務所にも相談してました。でも結局、今すぐ何かが変わるわけじゃないってことも身をもって感じてます。だからこそ、こうやって声を出せる人が呼びかけていくしかないんですよ」

塩村文夏「私もメディアに出ていた。スタッフは出演者を演者と呼ぶ。自発的にせよ完全台本にせよ、演者には役割がある」
「メディアに出るなら誹謗中傷くらい覚悟しろという人もいるけど、だからと言って心を壊すほどの罵詈雑言を投げつけていい訳がない。そろそろ本格的対策が必要では」

ダルビッシュ有「たまーに来る誹謗中傷をスルーしただけで対処法わかってますって感じの人へ。
著名人への誹謗中傷はこんな感じです」


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明日のコラムは・・・

『timing』
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外国女優別キャリア10傑(18)グレース・ケリー

2020-05-24 00:10:00 | コラム
~グレース・ケリーのキャリア10傑~

クールビューティーの代名詞だが、俳優としてのキャリアは5年程度。

だから数ある出演作から10本選ぶとかではなく、すべての出演作を好きな順に並べているに過ぎない。

モナコ王妃、交通事故という劇的な最期までを含めて、同じヒトとは思えない人生だな、ほんとうの意味でのスターだったんだなぁ、、、と思う。


(1)『真昼の決闘』(52)



劇中で流れる時間と上映時間が「ほぼほぼ同じ」というリアルタイム西部劇。

フレッド・ジンネマンによる、リアリズム演出にしびれた。

ケリーはもちろん可憐で魅力的だが、この作品にかぎっては、映画史的な価値からベストワンに選出。


(2)『泥棒成金』(55)

天才ヒッチコック×伊達男ケーリー・グラント×美女ケリー。

ほかに、なにも足さなくてもいいし引かなくてもいい。

花火とキスのモンタージュが有名ですね物語よりも。




(3)『裏窓』(54)

身動き取れなくたって、恋人がケリーなら、スチュアートはぜんぜん不運なんかじゃない。



(4)『ダイヤルMを廻せ!』(54)

最も美しく捉えられているという点では、個人的にはこれがいちばんかと思ってる。

ヒッチコック、短期間でこんなに起用しているのだから、ほんとうに惚れていたのだろうね。


(5)『上流社会』(56)

引退作であり遺作。
ビング・クロスビーやフランク・シナトラと組んだミュージカル。

本人役で、ルイ・アームストロングも出演しています。




(6)『モガンボ』(53)

クラーク・ゲーブルが主演、ジョン・フォードが監督し『紅塵』(32)をリメイク。

じつはケリーは、出演予定だった女優が降板したことによる「代役」だった。

そんな時代もあったのね・・・って、短い活動期間なんだけど。


(7)『喝采』(54)

オスカー主演賞受賞。

かつてミュージカルスターだった主人公(ビング・クロスビー)を支える妻を熱演している。



(8)『トコリの橋』(54)

朝鮮戦争を舞台にした戦争映画。
ウィリアム・ホールデンと共演、日本からは淡路恵子が出演している。


(9)『緑の火 エメラルド』(54)

「緑の火」と呼ばれるエメラルドをめぐるアドベンチャー。


(10)『白鳥』(56)

アレック・ギネスがアルバート殿下を、ケリーがアレクサンドラ姫を演じた、1910年が舞台のコスチューム劇。

「引退記念作」として制作されたというところ、ケリーの「特別感」が現代人にも分かるよねぇ。。。

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『灰とダイヤモンド』
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アイリッシュマン 完結篇

2020-05-23 00:10:00 | コラム
アイリッシュマン=ペンキ塗り作業、やっとこさ完了!!

作業期間、約35日。
ペンキ使用量、約5.3㍑。


とりあえず、自分にごくろうさま。






これで、いつでも客人を招くことが出来る。

ん?

密?

そりゃあ、そうだけど。。。


だからあとは、平穏な日常が戻ってくることを切に願っています―。


※ここ! このシーンで、ペンキ塗ってんのかい? という台詞が出てきます



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にっぽん女優列伝(187)田中好子

2020-05-22 00:10:00 | コラム
56年4月8日生まれ・2011年4月21日死去、享年55歳。
東京出身。

「公認」サイト

世代はちがいますけど、キャンディーズでいったらランちゃん派。
けれども映画の括りでいったら、スーちゃんかもしれません。

田中好子(たなか・よしこ)さん、生きていたら64歳かな。



<経歴>

69年、東京音楽学院に入学。
在学中にスクールメイツの一員となる。

72年、歌番組『歌謡グランドショー』(NHK)のマスコットガールのオーディションに合格、ともに選ばれた伊藤蘭、藤村美樹の3人は「キャンディーズ」として、番組アシスタントなどを務める。
翌年、正式に歌手デビューを果たす。
解散までいろいろありましたが、本コラムは俳優列伝ですので、このあたりは割愛。
78年4月、キャンディーズ解散。

いちどは芸能界を離れた身でしたが、骨肉腫で苦しむ実弟が姉の復帰を強く望んだことから80年に復帰。(実弟はその翌年に死去)

映画俳優デビュー作は、80年の『土佐の一本釣り』。

『ひめゆりの塔』(82)、『次郎長青春篇 つっぱり清水港』(82)、『真夜中のボクサー』(83)、『夢千代日記』(85)、『おれは男だ! 完結編』(87)などで好演するものの、ビッグインパクトは残せず。

そういう意味では、80年に『ヒポクラテスたち』に出演していた伊藤蘭のほうが一歩リードしていたのかもしれません。

しかし89年、鬼才イマヘイが井伏鱒二の記録文学を映画化した『黒い雨』のヒロインに抜擢、
ピカドンによって髪の毛が抜け落ちていく「矢須子」を熱演し、高評価を受ける。



※イマヘイも、自身の嗜好を極力排してがんばった



以降、オファーが急増し・・・
『ゴジラVSビオランテ』(89)、『ゴジラVSモスラ』(92)、『お墓と離婚』(93)、『さくら』(94)、『サラリーマン専科』(95)、『サラリーマン専科 単身赴任』(96)、『鉄道員』(99)、
『リング0 バースデイ』(2000)、『鏡の女たち』(2003)、『草の乱』(2004)、『インストール』(2004)、『深紅』(2005)、『ありがとう』(2006)、『0からの風』(2007)、『親父』(2007)、『スマイル 聖夜の奇跡』(2007)・・・などに出演、さすがに『黒い雨』のインパクトに勝る作品には出会えませんでしたが、数々の話題作やヒット作に出演。

ときを「グンと」戻します。

91年、夏目雅子の実兄・小達一雄と結婚。
しかし翌年に乳がんが見つかり、早期発見で治療出来たものの再発・・・を何度も繰り返す。
スーちゃんはそれを公にすることなく芸能活動をつづけ、明かされたのは結局、死後のことでした。

2011年4月21日、55歳の若さで死去。
映画の遺作は、2008年の『明日への遺言』。

今宵はもう少し、動画サイトでキャンディーズ視聴を楽しみたいと思います。

あらためて、合掌。


次回のにっぽん女優列伝は、田中律子さんから。

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明日のコラムは・・・

『アイリッシュマン 完結篇』
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