maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 





社会保険が払えない人が増えているという・・・NHKでそんな番組を見た・・・
セーフティーネットクライシス
うちの会社は、何かあったら跡形もなくなくなるからなあと思いながらついつい。

ワーキングプアの恐ろしいのは、正社員より収入が少ないだけでなく、そういった
社会保証がなくなるところですが・・・
会社によっては、従業員の保険料を払いたくないから、正社員を減らすわけです。
企業の業績悪化で少しでも経費カットのため人員カットすれば、保険料の負担も減るから一石二鳥。
でも、正社員を減らして従業員の形態をもっと多様化させる方針を出すガイドラインもあったので、
尚更助長させてしまう結果・・・そら、そうなる。
企業側に自制を求めている論調でしたが、会社が潰れてしまっては元も子もないような・・・
変な話、犠牲になる人がいて、他の人は救われるという一面もある場合だってある。


財政難の大阪でも守口市では、製造業をリストラされ高い保険料を払えない人が増えたため、国民保険が値上がりする結果となった例が出てました。
50万以上・・・収入に関係なく。
恐ろしいですね。
食費にも事欠く年収の低い人から、そんな大金を請求するわけです。

結果、医者に行かずに死亡するケースが増えているという・・・
映画シッコを思い出すけど、やはり異常としか言いようがない。
日本は低所得者層には厳しい世界だということです。


そして、老後の安心を担うはずの介護保険・・・
聖域なき構造改革の一環で、膨らむ社会保障費をカットするため、介護費用を減らす目的で多くの人の介護レベルが下げられる始末。
ヘルパーの時間やリハビリなんかの時間もカットされる・・・これは他の本でも読んだなあ。
怖い世の中は、すぐそこにある・・・例えば家族が下半身が麻痺でもして、仕事をやめて介護しなくてはならなくなる場合だってあるわけです。
いつ転がってそういうところに落ちるか・・・怖い。
そして抜け出すことが困難なのがまた怖い。


そして生活保護世帯についても、段々厳しくなっていく。
そういえば、おむすびが食べたいと書き残して死んだ人がいましたね。
これが日本の事かよって思った事件でした。

老人や母子家庭なんかは悲惨です。
頑張ればどうなるとかいうレベルを超えている。
教育もうけられないようでは、確実に社会の貧困層は増えていく。しかも子供の世代にも連鎖して。
結果、悪い連鎖が起きることは想像できますねえ。犯罪とかも増えるだろうし。


今読んでいるのは、またも国家の財政破綻の本。
これを絡めて考えれば、国家財政が健全だったら色々対策も取れそうだと思えてきます。

夕張で財政破綻した結果、色んな公共料金が上がり、諸々の出費が増えたのは知られていますが、
つまり今の日本の状態って、それと何ら変わりはないですね。
公に「破産したので色々負担してもらいます」とは言わないで、知らないうちに負担が増やされていく。
増税もいつやるかって感じ。


母子家庭を支援する制度は欧州では手厚い・・・それは、貧困層の固定化を避けるためでもあるし、
少子化を防止する目的でもあるようです。安心して子供を生めるからこそ、ですからね。
そして貧困層をなくすことが国家としても重要な事だという認識があるようです。


今の日本って、おそらくみんな何かしら得体の知れない不安を持っていると思います。
何だと言われても、漠然とした不安とでもいおうか・・・
今現在、イケイケドンドン上り調子の人生を生きている人以外は・・・
その不安の一つが、こういった保証制度が・・・世界でも誇れる制度だと宣伝されてきた・・・が、
実は削減目標ありきで穴ぼこだらけになっていたということもあるでしょうねえ。

日本国憲法25条で言われているところの、
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する
という事を守れなくなってきています。

おまけに、石油価格が上昇して、つられて食料品やらいろんな物まで上がる。
別に石油がすぐに枯渇するわけでもないのに。
食料危機まで、ちらほらとその影を落とし始めてます。
経済が荒れるとは思ってましたけど、これがまだ序の口なんだろうか・・・

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さてと、この音楽祭について書いてみようと思います。

毎年この時期になると、テレビでも取り上げられているので、今までも知ってましたが、
チケット予約って面倒だったり、3~4年前は今みたいにクラシックは聴いてなかったし、
意識はしていても、休みの日に都内まで行きたくなかったりして、近くて遠い音楽祭でした。

今年は意を決して、行ってみようと思ったわけで、ネット予約を利用してチケットを買いました。

正直、音楽のことをここで書いたりしても、シューベルトの名前は今まで出てきてないわけで、
自分にとっては名前は知っているけど、積極的に聴いてない存在。
いつかは聴くことになると思っていても、まさか演奏会まではね・・・
そう思ってました。

でも生で聴いてみると、やはりいいもんですよ。




で、音楽祭というお祭りですから、このビルの敷地は全部音楽でいっぱいです。

中で撮影はできないので、これは外の通路からフラッシュ炊かないで一枚。
この中は、一つでもチケットを買った人が入れるようになっていて、
ステージの上では入れ替わり立ち代り色んなジャンルの音楽が演奏されます。

これはドラム缶を改造したやつで演奏する面白い楽団の演奏。
ガンガン鳴らすのではなく、やさしい音で奏でます。
他に、ビックバンド・ジャズや、ピアノ、オーケストラの演奏など、立ち見で聴いてました。座って聴くには場所を取らないと・・・

まあ、コンサートの合間にこういう所に来ては、また音楽を聴くという楽しみ方です。
まさに音楽漬けな一日。最初はこどもの日だけの予定でしたが、結局翌日も来ることにしました。

楽器屋とか旅行会社の展示ブースもあり、そこでは定期的に小さな演奏が行われてます。
どこを取っても音楽。

さらに、あともう一箇所、子供向けの場所もあって、そこでは小さなステージに
ピアノや弦楽器を使って子供のお遊戯みたいな事や、音楽を楽しんでもらおうという
ちょっとしたイベントみたいなものが行われてました。
結構、こちらも良かったですよ。テレビで見たことがあるようなピアニストが出たり。
シューベルトの一生を紹介しながら曲を演奏するのが、聴いてて面白かったなあ。
31歳で亡くなったそうですが、現役時代は大して注目もされなかったらしく、性格かなりも控えめとか・・・
他、子供に躍らせたり、簡単なドイツ語を教えてその場で歌わせるなんてのもありました。
保育園みたいな感じですね。本格的な音楽付きの。

また、楽器を始めて鳴らす人向けの講習もあったり、時間があったらやってみたかった・・・



これは、公演が始まる前のちょっとの合間に、コーヒーでくつろいでいるところ。
手ぶれ補正がなくてねえ・・・

チケットにあるベトナム国立の楽団は、女性がベトナムのドレス・・・名前はわかんないけど、
あのチャイナドレスに似た民族衣装?で演奏。
もう一枚、フランス国立の楽団では、指揮者が黒人の人(カナダ人)でした。
適当に選んだら、2回聴いてますね。この楽団の演奏。
シューベルトの交響曲「グレイト」と、ベートーヴェンのピアノ協奏曲4番。

特に、グレイトの時は演奏後の拍手が凄かったですね。
ピアノも日本人の女性ピアニストですけど、凄い大きなホールなのにピアノが鳴り響いてました。

この演奏会は、子供も入れるということや、金額を低くするということで、
かなり安いです。S席で2500円とかね。
時間は通常の半分くらいですけど、短めの交響曲なら2曲聴けます。
ぐずった子供もいましたけど、そうでない熱心な子供もいました。
多少の子供の行為は理解してあげましょうというような事がどっかに書いてありました。

その代わり、アンコール演奏はないみたいです。一部、あるのかな・・・小さなとこで。
ちょっと分からないです。

それにしても、かなりの人数がここに集う音楽祭。
来年はバッハがテーマらしいですね。バロック音楽は癒し系だし、そういう音楽も実際に聴いてみたいです。
気持ちよくて眠りそうですが(~_~;)


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