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僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

プールサイドストーリー…バタ足

2017年11月11日 | ケータイ小説「パトスと…」

 

 

 

 

けのびは問題なかったが

「バタ足」でダースベイダーの攻撃を受ける

 

「頭はもっと下げて、足はもっと上で大きく蹴らないと!」

バシャバシャと派手に水しぶきを上げて進むバタ足が理想型のようだ

 

そんなのやったことないし、だいいちユキオのマスターしたクロールは

全体に水しぶきが上がらない様に泳ぐのがお手本だった

 

案の定5メートルも行かないうちに腿が疲れて進まなくなってしまう

 

「ほら、もっとしっかり蹴って!」

ダースベイダーの容赦ない叱咤が繰り返される

 

ユキオの後からスタートしたバシャバシャタイプの人があっという間に追いつくと

「遅い人は左によって右側を開けて下さいね~」と指示される

 

ビート板を使って25メートルの対岸までのバタ足では2人に追い抜かされる

息も絶え絶えに、ぱんぱんになった腿をコースロープにもたれて休ませる

すかさず

「コースロープにはもたれないでくささ~い」と注意される

はいはい、そうでしたそうでした

 

ギブアップを真剣に考え始めた時、声が聞こえた

「次は25メートルクロール行きまーす」

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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