ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

静岡県伊東市のお菓子処の石舟庵が販売する桜饅頭をいただきました

2014年02月25日 | グルメ
 静岡県伊東市に本店を構える石舟庵(せきしゅうあん)の「桜饅頭」(さくらまんじゅう)をいただきました。

 サクラ色の饅頭の上に、桜花(さくらばな)の塩漬けがのっています。



 この桜花の塩漬けは満開になる前の「ボタンザクラ」と呼ばれるヤエザクラ(八重桜)を塩でつけたものでそうです。おめでたい席で、桜花湯として飲むものです。



 饅頭の中のあずき餡(あん)が品よく滑らかです。このこし餡の中には「塩漬けしたサクラの葉を丹念に塩抜きし、細かく刻んで練り込んである」とのことです。餡の中にサクラの葉が入っているとは感じないほどなめらかです。非常に細かく刻んだためと想像します。このサクラの葉は「伊豆松崎産」のオオシマザクラの若葉だそうです。サクラモチを包むサクラの葉です。

 饅頭の皮にはヤマイモを使って、しっとり感を出しています。

 1月下旬から販売され始めた桜饅頭は見た目ほどには、日持ちせず、5日間です。

 実は石舟庵は、熱海市から三島市に向かう道路の途中にある、目立つ石舟庵の看板のお店が以前から気になっていました。調べてみると、三島店のようです。今回は伊東市の海岸沿いの道路で目についた石舟庵に立ち寄りました。

 いまの季節は、桜饅頭に、桜しぐれ、桜カステラなどと桜づくしの品ぞろえです。

 アタミザクラ(熱海桜)やカワヅザクラ(河津桜)などが咲き始めた現在、伊豆半島ではサクラのお菓子を楽しむようです。

 石舟庵によると、伊豆桜暦では約40種類以上のサクラの木が花を咲かせるそうです。5月のヤエザクラで開花は終わるそうです。

 季節の移ろいを大切にする日本らしい和菓子の楽しみ方です。