おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

年始め男の料理遊び

2013年01月18日 13時06分33秒 | 日記
椎葉の平家落人の悲劇女人鶴富姫が住んだ屋敷のカマド


村の中高年健康のためのクラブ「男の料理遊び」の新年初の例会に参加した

会員殆どが現役を退職して悠々自適の生活の入っている者。ようするにいいおっちゃんばかり。

リーダーGさんの指導でこのクラブは人気があって入会者が増えて、今では会員20名ほどの大所帯。

今日の参加は13名だった。

元飛行機の整備士、公務員、土建業、大手電気会社、私みたいな教員上がり等など。まるで雑多な分野の男達が集合する。
なかなか会話が面白い。

今日のレシピはお正月にちなんで雑煮、茶碗蒸し、煮魚。

人間が多いので4箇所の調理台をレシピ別に分けた。私は太刀魚の煮魚。

鍋に醤油と砂糖、みりんで味付けして煮立てる。時間を見て、魚を入れるのだが、火を止め時間調整。その間に一緒に作っている仲良しのHさんが「暇だから、賄い料理に餅を焼こうかー」と誘うので、こっそり餅焼き網で餅を焼き始める。

こっそり二人で食べる訳にはいかないので全員分の餅を焼く。

予定の料理を作り上げる前に「賄い料理」で餅を皆で食べ始める。これが美味いのだ。餅はGさんが用意してくれたもので白餅とヨモギ餅の2種。皆に人気でとうとう一人2個ずつ食べてしまった。

それからわが班、生姜をみじん切りにし、葱を切り、太刀魚をよく洗い、鍋に魚を入れ、生姜を入れて落し蓋。

これをじっくりに上げる。

葱は最後に入れて、魚の横に添える。味も見栄えもイイカンジに仕上がった。他の料理も出揃ったところでいよいよ会食。

男達の小さなパーティーだ。ワイワイガヤガヤと話が弾むのだが、その会話が職業の違いがあって勉強になる。

今日は飛行機の整備士Mさんにボーイング787の質問が集中した。航空関係の内側にいた人だけに慎重で「現在マスコミで伝えられている情報が全部ではないので、原因については簡単にはいえない。」と。

私からの質問、「部品が日本製35%といって、日本の企業責任ばかりが問われているように思えるけども、実際には最終的にボーイング社の生産責任こそ問われるべきではないのでしょうか?」と。

これにもいろんな企業と企業との裏事情というものがあるらしい。

リーダーから本日の例会には村長が是非見させて頂きたいという意向があって、もし来られたら一緒に食べることになろう・・・と事前に了解を取られた。

これも選挙前のアピールなんだろう。これまでまったく来た事ないのに・・・


この株価の急落は何?ー小市民の悲哀

2013年01月17日 07時17分30秒 | 日記


最近阿蘇市で食べたパスタ。これが美味かった!!久しぶりのヒット

今朝は周囲を霧が覆っている。視界20mほどもあるだろうかー

今朝の新聞を開いて愕然

また株価が急落している。

わずかばかりの持ち株は大手生命保険会社。一昨日、ここ数年ではピークに達していた。

ところが日経平均で278円の落ち込みだ。

株についてはズブシロで、この株も生命保険会社の特典制度で頂いたもの。どうすれば売れるのかも具体的には何にも知らない。

それで昨日担当の会社に問い合わせ、本日その証券会社を訪れ具体的に教えていただくことになった。

できればピークの時に売りたい。誰しもが思うこと。そのつもりで書類を書いて用意、今日実際に売るつもりだったのだがー

さてここが思案のしどころだ。あまり欲に走らない。もういいではないか?すでに民主党時代からすると15万円以上も利益が上がったことになるのだから・・・そう自分に言い聞かせてこれから飯を食い出かけることにする。

内心明日は落ち込んだ分反発して急騰するかもしれないのだがー

さあ今日はこの利益分で豪華な(ホテルの中華レストランでいつもよりチョビットだけ高いランチ)食事をしようと思っている。

人間欲に走れば限がないぞー人生教訓その一

安倍さん!世の中にはこんな小さな小さな市民がいっぱいいること知ってる???

ニッポンよそんなに急いでどうする???携帯とイノシシ

2013年01月16日 09時36分53秒 | 日記
この小さな村を見ていても国の社会(政治経済)状況というものが見える。

近代社会の特質とは工業化、都市化、情報化などであろうが、文明が高度に発達すればするほど国民の生活文化も変容する。特に情報化の進展はすさまじいほどで電話は固定から携帯の時代へ移行し、活字文化の担い手である新聞も購読者が減少して経営に影響しているらしい。

義弟が新聞社にいたのだが、定年前に特典(定年前の退職)制度を目一杯使って退職金も私の目くそ鼻くその額の倍くらいを貰って今や優雅な生活を送っているのだが、これからは新聞社とってもそうは問屋が卸さない時代に入ったのだろうかー

この情報だが、街に出ると行き交う人々みな片手に携帯をもって話しているかメールを打っている。

この情報化ってホントに価値があるものだろうか?って考えてみた。

まず情報をすばやく相手に届けられること。速報性とでも言おうかーしかし、そんな「事態」に瞬時に対応しなければならないことってある?たしかに震災時には家族の安否の確認、非難情報の通知には役立っただろう。しかし、こういうときには回線?が混雑して繋がらないという事態がなかったか?!!

今や携帯で小説までも読む時代になったようだ。新聞も本も携帯で読める時代で明朝朝まで待つことがなくなったので売れ行きが落ちているという。固定電話も減り続けているようだが、わが家はまだ残存。

昨日判明したことだが使っているAUの携帯の使用料がつきに1万円前後になっている。もう3年間続いていることが判った。EZWEBというAUのインターネットをまったく使わないし、携帯の使用は妻とのCメールが殆どだからそんな筈はないとAUに猛烈に抗議。今日のその詳細が返答される。オプションでそういう契約をしているらしい(EZWEB8000円の枠内で使用自由)が私は携帯の恐さを知る者なので携帯インターネットを使わない。まったく無駄に20万円(3年間で)ほどをAUに無償寄付していたことになる。悔しい

詳しくないので店員任せで契約したのがこういう結果になったのだろうが・・・これって消費者を欺いていることにならない?

携帯は果たして必要だろうか?そんなに急いでどこに行く?情報化が早くなり、コンピューター処理で仕事が迅速化した。しかし不思議なもので仕事は減っていないでしょう

情報化メディアメソッドが発達して経済が良くなった?良くなったのは一部の人だけででしょうーライブドア、楽天・・・確かに急上昇した。しかし、他の産業は?

溢れた情報に国民は右往左往しているような状況ではないのかな?

阿蘇は世界最大級のカルデラ火山であり、その外輪山の中腹に家を建て終の棲家としたが、ここから村を見ると日本的状況が象徴的に顕現する。若者は都会に流出し、昔(高度成長期)から言われている「三ちゃん農業」ではなく爺ちゃん婆ちゃん農業で、高齢化の速度は全く落ちていない。耕作放棄地が増え、猿、鹿、イノシシに荒らされどうしようもない土地が散見される。

これは猿被害。



耕作地を護るために防護ネットを畑に張り巡らしているが、農家は自分達が柵の中に囲い込まれているようだという。

食を維持するのは誰で、どこで?

この社会、このままでいつまでもつのだろう?

この前、ふと「離」という字を思い出そうとしてなかなか出てこずにいよいよボケが症状か?と心配した。これは情報文化の歪みの所為だと思い至った。文章を書く機会が減った。なんでも便利なPCを使い、メールを情報のアウトプットメソッドとして使う。漢字の変換が瞬時に行われるので辞書を使うこともない。指で鉛筆を持ち字を書くことをしないので体が覚えていないのだ。

漢字能力の国民一斉テストをするとしたら恐らく低下していることだろう。読み取りはできるとしてもーいざ書こうとして書けるかどうか?


落人の里椎葉探訪

2013年01月15日 08時31分08秒 | 日記
12日、この季節にしては絶好の行楽日和だったので、これまで行くことのなかった宮崎椎葉村を訪れた。

南阿蘇から高森を抜け、265号線を蘇陽方面へ。そして馬見原から椎葉へ同じく265号線を進んだ。このコースは流石に平家落人が人目を忍んで隠れ住んだ場所として選んだだけのことはある。物凄い秘境だ。近くには猿ヶ城谷という地名まである。

九州山地の懐深く、峡谷沿いにくねくねと進んで行く。注意しないとすぐ右は崖であり、左は絶壁を削って道を作っているので落石注意の看板ばかりー確かに走っていてザーッと砂が車に降りかかった。道には小石が転がっている。

注意するっていたってどうしたらいいのだろう???

椎葉村に着いたのは出発から2時間。腰が限界に来ている。

まず鶴冨屋敷へ。ここは築300年という平安の寝殿造りの形式。茅葺き屋根だが今は銅版で覆われている。

鶴冨姫と那須大八郎(那須与一の縁戚)との恋物語があるらしい。平家落人を追ってやってきた那須大八郎が地元の鶴冨姫に恋ををして子をなすが、都への帰還命令が出て涙の別離。







この後は伝統博物館に寄り、じっくり民俗学の勉強をして、ここで地元のソバを食べた。

この建物の最上部4階を出るとそこには神社があった。若干不似合いな厳島神社だ。真っ赤な鳥居と建物。



これは平家落人を哀れんだ那須大八郎が平家の守護神を祀る安芸の宮島厳島神社の神様を勧請して作ったもの。
神社建立にも悲しい歴史がある。

帰りは同じ道を通り、馬見原によって有名な馬コロッケを買って家に直行した。

「梅ちゃん先生」と「純と愛」

2013年01月14日 11時24分22秒 | 日記
今朝、NHKで「純と愛」の後に連続して、「梅ちゃん先生」のスペシャルが前編・後編続けて放送された。

原作者が違うし演出者も違うのでドラマのカラーが違って当然のなのだが、今朝のように続けて見ると、自然比較してしまう。

「純と愛」は旅館のオバサンがいうようにドラマチックなのだが、やっぱりドタバタが過ぎる。

特に今朝のように家庭の中のイザコザがひどいように思う。宮古と大阪をよく家族は行き来をするのだが、どうも定職についている風(馬鹿兄の夫婦、弟)でもないのに、高い飛行機代どうやって都合つけているのだろう?

設定に無理があるのだ!!

「梅ちゃん先生」はスペシャルも恋愛、浮気、結婚をテーマにして若い人向けに作ったドラマだったが、やっぱり面白かった。なんだか安心して見ていられるし、ドタバタの中にもそれなりの感動が用意されている。

見る側の主体の年齢とか性別とかの違いで見方(感想)が違ってくるのかもしれない。少なくとも団塊の世代には断然「梅ちゃんー」が受けると思う。

昨夜「イサン」が終了した。70作を超える大作で「チャングム」の同じ監督で時代物。出演者も重なっているしストーリーも展開は予想通りに進んで行く。感想はそれでも面白かった。

この後始まる「トンイ」も楽しみだ。

日本のTV界は大丈夫か?

時代物は「平清盛」が失敗した。次の「八重の桜」は初回から2回までだが、個人的には時代が幕末期で興味深いところなので面白く見られた。ドラマ作りも画面が前みたいに汚くなく、ワザとらしく顔を汚したり、着物も汚れていたりすることがなく、自然に入っていけた。

ただ設定が明治期に入っての八重の活躍が中心なのだろうー佐久間象山は出番が比較的多く、覚馬との絡みが出てくるが、
西郷とか勝海舟、吉田松陰、宮部鼎蔵(肥後藩)などの描写が少なく物足りなさを感じた。

会津藩の幕末には興味を持っていた。数年前には当地を訪れ、会津鶴ヶ城、飯盛山などを巡見したことがある。
哀れな末路を辿っていった側、佐幕派の行く末には興味がある。長岡藩の俊傑河井継之助の生涯にも興味を持って本を読み漁った。

だから、今回の「八重の桜」は楽しみにしていたのだ。綾瀬はるかは無難なキャストだし、覚馬の西島秀俊がいい。清盛の松山ケンイチはダメだった。ミスキャストはプロデューサーやスタッフの責任だし、特に演出が最後まで「反省」がなかった。