本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

自己実現をサポートするマーケティング4.0という考え方

2018-10-07 22:02:06 | 2018本質的進化。
コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則
クリエーター情報なし
朝日新聞出版

『コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則』

<マーケティングコンセプトの変遷>
マーケティング1.0 製品中心のマーケティング
マーケティング2.0 顧客中心のマーケティング
マーケティング3.0 人間中心のマーケティング

◇マーケティング4.0
企業と顧客のオンラインの交流とオフラインの交流を一体化させるマーケティングアプローチ。
マンツーマンの持続性と人工知能を利用してマーケティングの生産性を向上させ、同時に人間と人間の触れ合いを利用して顧客エンゲージメントを高めようとする。 77

マーケティング4.0の究極の目標は顧客を認知から推奨に進ませることである。103

★ 5Aフレームワーク:102
複雑なカスタマージャーニーを類型化したもの
□ AWARE認知 知っている
顧客間のカンバセーション×自己資本=広告キャンペーン
 ⇒カンバセーションを生み出し、方向修正をするための情報発信。
※ 広告キャンペーンを必要と言っている当りが、最近の論調の中では深い興味深い指摘である。 123

⇒コンテンツマーケティング
探しているユーザーが自然に見つけられるように。
:顧客に関係があると同時にブランドにも繋がるテーマを見つけ出すことから。130
⇒コンテンツは新しい広告、ハッシュタグ新しいタグライン 180
コンテンツマーケティングとは、
コンテンツに関するカンバセーション(ネット上や直接の会話)を生み出すために、明確に限定されたオーディエンスグループにとって興味があり、適切で、役に立つコンテンツを制作、編集、配信することも伴うマーケティング手法。180
⇒ユーザーはSNSに代表されるように、見たい時に見られるということを重視するようになっている。

【広告とコンテンツ】
広告:製品やサービスの販売を促進するために伝えたいという想いを含んでいる。
コンテンツ:顧客が自分の個人的•職業的目的を達成するためニに使いたいと思う情報を含んでいる。

【スキップしない動画】
ストーリー/人間の顔/何らかのアニメーションを含んでいる。 184

□APPEAL訴求 大好きだ
□ASK調査 大好きだ
⇒顧客が最も影響を受け易い段階。
□ACT行動 購入するつもりだ
□ ADVOCATE 推奨するつもりだ
お客は人間中心のブランド、人間のような特性を持っていて、顧客と対等な友人としてインタラクションで切るブランドをますます求めるようになって来ている。125

マーケターは、人間のように見えるブランド-とっつきやすく好ましいが、傷つき易くもあるブランド-を生み出す必要がある。162


【人間中心マーケティング】163
顧客の心の奥底にある不安や欲求を明らかにすることによってスタートする。
共感型傾聴や、デジタル人類学とよばれる没入型調査が必要となる。

哲学的観点が今後重要になってくることにも繋がるんだろう。

★ ブランドが所有すべき6つのパーソナリティ 170
横の関係のリーダーの特徴に通じる
1身体的魅力
ブランドの場合身体的魅力は、すぐれたデザイン、ロゴ、巧みにデザインされたタグライン、そこから得られる顧客体験などから構成される。
2知性
常識の枠を超えて考える脳虜奥やイノベーションを生み出す能力と密接に関係している。
3社交性
高い社交性を持つ人は、優れた言語的、非言語的コミュニケーションスキルを示す。同様に高い社交性を持つブランドは、顧客とのカンバセーションを恐れない。173

4感情性
5パーソナリビリティ人間力
強力なパーソナビリティを持つ人々は、自己をキチンと認識している。自分が何が得意かを自覚しており、何をまだ学ぶ必要があるかを理解している。175

パタゴニアでは、トレーサビリティと、まだできてきない環境問題を明らかにしている。


6道徳性

★ 必要なのは他社より目立つこと、そしてごく少数のタッチポイントで顧客との有意義なつながりを築くことである。実際顧客をブランドの忠実な酸い瀟洒にするために必要なのは、ブランドからのわずかな一瞬の予期せぬ感動だけだ。
企業はカスタマージャーニーのマップを作成し、ジャーニー全体のタッチポイントを理解し、精選した重要なタッチポイントで介入するといい。92

4P Product製品,Price価格, Place流通. Promotionプロモーション
マーケティングミックスとは、顧客に何を提供するか、どのようにして提供するかを計画する上で極めて重要なツールである。4つのPがマーケティングミックスの枠組みを決定する。 81

マーケティングの4Pは4C(co-creation共創,currency通貨,communual activation共同活性化,conversationカンバセーション)に改められるべきだろう。82


【パーミッションマーケティング】
顧客コミュニティと効果的に関わるためには、ブランドはパーミッション(許可)を求めなければならない。
マーケティングメッセージを送る前に顧客の同意を求めるという考えを中心に据えている。だが、パーミッションを得る時に、ブランドは餌をぶら下げたハンターとしてではなく、力になりたいと心から思っている友たちとして行動しなければならない。78

マーケティングコミュニケーションよりFファクター(friend友達,families 家族,Facebook fans Facebookのファン,Twitter followersツイッターのフォロワー)が信頼される。31

コネクトアンドディベロップ(P&Gの新しい研究開発手法):
横のつながりを重視するこのモデルは、外部からアイデアを募り、社内の能力を持ってそれを商品化するというものだ。29

顧客ニーズ起点:
潜在的な競争相手に気づくためには、企業は顧客の目的から出発して、その目的を達成するために顧客が受け入れる可能性がある代替製品•サービスについて検討する必要がある。30

【短くなる集中力】49
人間の注意力は2000年には12秒だったが、2013年には、8秒に低下。

顧客の関心はわずかになるので、ワオ(すごい)!と思わせる要素を持つブランドだけが、メッセージに耳を傾けたり推奨したりする価値があるものになる。
結果を余り制御できなくても、顧客コミュニティの中でブランドに関するカンバセーション(ネット上の直接の会話)を生み出さなければならない。

★ ハイテクの世界では、人々は対タッチ(人間的な触れ合い)を強く求める。社会的になればなるほど、自分だけのためにつくられたものを欲しがる。3

twitter:市民ジャーナリストによる速報ニュース 22


【3つのマーケティング状の重要なセグメント YWN】
若者 youth:
日本と逆で世界的に増加しているセグメント

女性women:
家計の決定権を持っている。

ネティズン netizen:
不参加者、観察者(オンライン•コンテンツを視聴したり読んだりする人)、参加者(ソーシャルメディアに参加したり、訪れたりする人)収集者(ウェブページにタグを付けたりRSSフィード=ウェブサイトから得られる更新情報、またはその仕組みを利用する人)、批判者(オンラインで格付けやコメントをする人)、創造者(オンラインコンテンツを創造し、発表する人) 68
コメント
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