本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

レッドブルという体験を売るマーケティング

2014-03-23 21:35:47 | 進化。2013。2014。脱皮。
レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか
クリエーター情報なし
日経BP社

飲料を売るのではなく、エキサイティングな体験を売る

レッドブル社の会社等規模には業務内容として、「レッドブルブランドの活用」としか記されていない85㌻


(レッドブルがオーストリアの会社ということもあり、引用文献などが、ドイツ系の学者の引用もありおもしろい、通常日本、英米系の学者の本では余りみないマーケティングの引用元からの引用が見られる。)

「レッドブルのための市場は存在しない。我々がこれから創造するのだ。」ディートリッヒ・マテシッツ創業者

レッドブル=オーストリアの会社 日本の会社への非アメリカ的成功モデルの提示
マテシッツがレッドブル開発のきっかけをつかんだのは、香港のマンダリン・オリエンタルのバーの雑誌で、大正製薬の社長がリポビタンDを販売して高額納税番付にランクインしているのを目の当たりにしてから。
→直接的にはタイでほれこんだ赤い雄牛を意味するドリンクに出会ってから。

すべてがマーケティングだ。78㌻
→「私にとって商業という言葉は存在しません。とディートリッヒ・マテシッツはいう。彼は利益を最大化することだけで企業が成功を収めることが出来るなどと考えたこともない、と強調する。代わりに彼は、創造性と献身の最大化という言葉を口にする。
つまり、レッドブルの創業者は、量を測ることも金銭で買うことも出来ない抽象的な要素こそが企業の成功の基礎となると考えている」98㌻
→スポーツの不可欠な一部になることが、私たちの哲学です。

◉現在の消費主義社会では、精神的付加価値のある商品が重要となっている。

ドイツ人経済学者ゲオルク・フランク『関心の経済学』より
「私たちは情報社会に生きている。そして情報から身を隠す場所がないことに気づいている。情報社会における希少資源は、情報そのものではなく、情報を利用し、選択し、処理・加工する能力だ。要するに、人々の関心こそが希少資源なのである。しかし、この関心を向ける対象が増えれば増えるほど、この資源はますます希少となっていく。」だからこそ、あらゆる製品にとって人々の歓心を得ることが重要になる。84㌻


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