本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

ERMという考え方 : 知のコングロマリット#79

2010-01-11 22:09:13 | 知のコングロマリット
ERMで経営を変える リスクへの戦略的な対応

日経BP出版センター

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ERMの考え方:
1.貴方の会社の一番儲かるKFSは?
2.貴方の会社がそれによって一瞬にして潰れてしまうリスクは?
              ⇒そのことを考えると一晩中眠れなくなるようなことは?

目的:頭脳CPUを鍛える。


~はじめに
厳しい環境下で生き残る•成長する企業とは?
企業成果に差をもたらすもの=外部環境•内部環境の変化に対応できる企業

ERM=事業目標の実現に向けた不確かな道のりを歩むための考え方
経営資源を効果的に投資して最大限の効果を得るためのエンタープライズリスクマネジメント

chap1 経営管理活動とリスクマネジメント
経営者の思考:経営資源から最大限の成果を導くためには何をすべきか?
全体最適化の思考が求められる。
ビジネスプロセス上の活動→活動目標
∴ 経営者がリスクに関する情報を吟味することは、新たな事業機会や増大する脅威の発見につながること 
  もある。
→ リスク
{define:事業目標の達成に関わる不確実性
→リスクマネジメント
=不確かな将来の姿を自らの意図する方向に少しでも近づけるように能動的に働きかけること
リスク要因
=リスクに影響を与える要因
ポイント リスクへの適正な評価とそれへの対応策の策定
→リスク要因は外部要因と内部要因に区分できる
外部要因
:経済的要因
資源の利用可能性、競争、合併•買収など
:自然環境要因
エネルギー、自然災害など
:政治的要因
政権交代、規則など
:社会的要因
人口統計、消費者行動など
:技術的要因
外部データ、新技術など

内部要因
:インフラ
資源の利用可能性、資本へのアクセスなど
:組織内のすべてのもの
従業員の能力、不正行為、安全衛生など
:業務プロセス
キャパシティ、設計、仕入れ業者•下請け先など
:技術
データの完全性、開発、整備など

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1 コメント

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補足 (著者)
2010-01-11 22:14:53
以前取り上げた本のSPINにおける示唆質問への回答•補足的意味合いとしリスクという概念は非常に重要だと思います。

書物全体としては、実践に移すのは、その都度、レビューをし、思考•概念を講堂に移していかないと行けないですが、
理解度チェックシートもついており、非常に読みやすい本です。
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