とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

大沼もつぶれた(終わりゆく山形)

2020-02-01 09:10:42 | 社会
 昨日シベールアリーナについて書きました。もう一つ山形市の暗い話を書きます。今週の月曜日に突然、山形市の老舗のデパート「大沼」が倒産し閉店しました。多くの山形県民がショックを受けました。

 経営状況が危ないという噂はあったのですが、いきなりの閉店です。従業員は突然の解雇。取引店も動揺しているそうです。私は山形市の出身ではないのでそれほどの思い入れはないのですが、地方の老舗のデパートです。年配の人にとっては思い入れのあるお店です。なんの予告もなしの突然の閉店にショックを受けているようです。山形県は百貨店のない唯一の県となってしまいました。
 
 山形市は大型店が郊外に進出し、そこはにぎわっています。だから単純な不景気による倒産というのではありません。街の中心街に駐車場も不便なところに、品ぞろえも中途半端な高級志向であるために、あまり客がこなかったようです。しかも夜6:30には閉店するという今どきあり得ない営業時間。フロアには客よりも従業員のほうが多く、いつつぶれてもおかしくないとは思っていました。正直言って山形県の閉鎖性がこういう結果をもたらしたのだと思います。

 これは教育界も同じです。山形市には今どき公立の女子高があり、公立のほぼ男子校もあります。「ほぼ男子校」と言ったのは、昨年ようやく女子生徒が一人入学したそうです。もちろんどちらの学校も「女子高」や「男子校」ではなく、女子や男子しか受験しなくて、結果的にそうなったと説明しているようですが、こんな無茶な説明、安倍政権なみです。みんな保身のために改革することを怠ってきたのです。

 おそらくみんな努力しているのでしょう。しかし、努力の方向性を間違っていればその努力は良い方向へと向いません。外部の目をもっと大胆に取り入れることが必要なのではないでしょうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする