新型コロナウイルスの対応が八方ふさがり状態になっている。今必要なのはリーダーの言葉である。
1都3県の新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されるという報道が流れている。いわゆる「下げ止まり」の状態になっており、これ以上の緊急事態宣言は飲食業や観光業、あるいはエンタメを圧迫する。また一般の市民もそろそろ耐え切れなくなってきている。だから解除もしょうがないと思うのも確かである。しかし東京都の新規感染者は今日が407人判明しており、増加に転じたと言っていいだろう。このタイミングでの緊急事態宣言の解除に対する不安もある。どうしたらいいのかわからないと言うのが正直な気持ちであろう。
一番の問題はそもそも「緊急事態宣言」というものが何だったのかがわからないということである。「緊急事態宣言」は強制力もないし、一般市民の意識に訴えるレッテルであった。当初このレッテルがかなり効果があったが、さすがにここまで長くなるとそうもいかなくなってしまった。いくら日本人が真面目だと言っても、これ以上は耐えられなく、どうせレッテルなんだからもういいだろうということになってしまっているのが現状である。
現状は八方ふさがりになってしまっている。
これを打開するのは、やはりリーダーの言葉であろう。ある程度の経済活動をしながら、コロナウイルスの上昇を抑えなければいけない。そのためにはどういうことをすべきなのかを国民に分かりやすく、しかも心を込めて訴えなければいけない。
いよいよ正念場である。菅総理や各都道府県知事の能力を発揮してほしい。