タモリさんが昨年末の『徹子の部屋』に出演し、司会の黒柳徹子さんから「来年はどんな年になりますかね?」と尋ねられると、次のように答えた。
「誰も予測できないですよね。これはね。でもなんて言うかな。新しい戦前になるんじゃないですかね」
すごい言葉だ。
今生きているほとんどの日本人は戦争をしらない。だから戦前の状況なんかわからない。しかし最近の日本の状況を見ると戦争に向かっているのではないかと感じることが多くなってきた。
軍事費の大幅な増額も表立った反対は聞かれない。軍事費の増額に対して賛成する気持ちは理解できるが、それがこれまでの2倍になるということは行き過ぎなのではないだろうか。それを議論するような雰囲気もなく、総理の言われたままに進むように感じられる。
原子力発電所も大きく政策転換した。それも議論がない。
国家予算もこんなに膨れ上がることについても、もう決定しましたというような態度である。
おそらく通常国会での議論になるのであろうが、変わる気もしないし、国会の議論によって考えが深まる気がしない。
権力者がどんどん自分勝手に押しすすめ、権力のない人たちはどんなことをされても黙ってろという社会になってしまった。
この流れを止める必要がある。