
話題の映画『ホテルムンバイ』を話題になっていることも知らずに見てきました。残酷なシーンが多く、見ていてつらくなりましたが、人の命を助けようと努力して人たちに焦点があてられた映画だったので、その姿に感動しました。
インドのムンバイで実際に起きた同時多発テロ事件をもとに作られた映画です。実際の事件をもとに作られているので、予定調和的な展開ではありません。偶然的な要素も多くあり、うまくいかずあたふたしてしまう様子もリアルに伝わってきます。そんな中で人の命を助けるために無力な自分を嘆きながらも勇気を振り絞り行動し続けるホテルの人たちの姿は感動的です。その勇気のために死んでいく人たちも多くいます。その姿にも感動させられます。
本当にテロのおそろしさを感じました。真の意味での平和を考えさせられる映画でした。
話題は少しずれてしまいますが、『ジョーカー』やこの『ホテルムンバイ』を見ていて、人を残酷に殺すシーンが当たり前のように出てくることに違和感を感じています。そしてこの間、香港の警察が若者を銃撃するシーンが何度もニュースで流れていました。こういう映像が当たり前のように流れていいのでしょうか。現実がテレビゲーム化していて危険な時代になったような気がします。
でも、昔「踊るマハラジャ」という映画を見て、その中で誰一人「死なない」ことに感動したことを思い出しました。