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石塚真一さんの漫画『BLUE GIANT』を原作としたアニメ映画『BLUE GIANT』を見ました。強引で「あざとい」展開が多少気になりましたが、ジャズのライブ感が見事であり、そして青春の力強さがビンビンと伝わってくる名作でした。感動しました。
青春時代は恐れを知りません。根拠のない自信に満ちており、不可能を可能にする力があります。年を取るにしたがって人生そんなに甘くないということがわかってくるのですが、本当にそんなに甘くないのでしょうか。実は自分をそこまで追い込んでがむしゃらに努力しなかったのではないでしょうか。本当は努力が足りなかっただけなのではないかという気がしてしまいます。
自信に満ちたはったり野郎をバカにしながら、そのはったり野郎こそが青春時代を熱く生きていて、自分の人生を豊かにしていたのかもしれません。
この映画の主人公「大」はなぜそこまでジャズにのめりこめたのか、その熱い思いが迫力のある演奏につながっていきます。言葉にはならない音楽の力も心の奥に直接に響いてきます。
いい映画に出会うことができました。
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