映画『パリのちいさなオーケストラ』を見ました。アルジェリアにルーツのある女性の音楽学校の生徒が、何度もくじけそうになりながらも、指揮者になる夢をかなえて行く姿を描いています。感動しました。ザイア・ジウアニというの実話を基に描いた作品だそうです。
パリの音楽院でビオラを学ぶザイアがパリの名門音楽院に編入を認められて指揮者を目指すことになります。しかし当時は(いまでもそうかもしれませんが)女性指揮者は世界でわずかしかいません。音楽学校の中ではその出自からばかにされ、指揮をしてもまともに演奏をしてくれません。
そんなザイアがチャンスを手に入れます。特別授業に来た世界的な指揮者に才能を認めらられ指導を受けることになるのです。しかしその指揮者の指導は厳しい。ザイアは何度も挫折しそうになりながら町にオーケストラを作ろうと奮闘していきます。
何度もくじけて挫折しそうになるのは、主人公を支えるのは、家族であり、友人であり、自分自身の精神力です。そして彼女は町のちいさなオーケストラが大きく成長していく夢を見ています。夢をもつことの大切さも教えてくれます。
そして数々の音楽がこの映画を支えてくれます。前を向きたいときに勇気を与えてくれる映画です。
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