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セブ・ダウンタウン紀行:セブ大聖堂

2018-11-22 06:38:27 | フィリピン・セブ

セブ大司教が在籍する教会。1595年、セブはフィリピンで始めてキリスト教の教区として制定された。大聖堂は、その当時に建設が始まった最古級の教会の一つである。

大聖堂の前庭には、キリスト像が建つ。行ってみた時は、日曜礼拝の最中で、聖堂の中に入りカチャカチャと写真を撮る無神経を持ち合わせていないので、堂内の写真は写していない。

従って写真は外面のみである。聖堂の正面入り口の上方、ペディメント(そう呼ぶのが相応しいのか? いわゆる破風に相当)を見あげると、花をモチーフにした彫刻が施された中央にIHSと刻まれている。IHSとは、イエズスのギリシャ語表記のうちの三文字(I、H、Σ)をとったもので、ラテン語に置き換えるとI、H、Sとなる。その文字の上に十字架を配したものが、イエズス会の紋章として用いられた。その紋章と共に左右には、対のグリフィンで飾られている。グリフィンとは鷲或いは鷹の翼と上半身、ライオンの下半身をもつ伝説上の生物である。

聖堂に向かって左側は小高い高台が人工的に造られ、そこには聖母マリヤ像が立っている。屋外ミサに使われると云う。残念ながら日曜礼拝の最中であったので、堂内に立ち入るのを遠慮したが、堂内も時間を掛けてみたかったものの、再度行ってみる気はしない。

<了>