サント・ニーニョ教会はセブ大聖堂から徒歩数分である。この教会はフィリピン最古のキリスト教会で、セブでは最もポピュラーである。訪ねたときは日曜礼拝の最中で信者が鈴なりであった。
教会の祭壇には、マゼランから贈られたカトリックの守護聖人”サントニーニョ像”が安置されているらしいが、日曜礼拝の最中で写真を写す訳にはいかない。尚、サントニーニョ像とはイエスの幼年時代の像である。
この教会にはMuseumが付属している。入館料は1人30ペソである。
中に入ると時代時代のサントニーニョ像が展示してある。時代によって少しづつ様子がことなる。司祭の祭服をキャソックと呼ぶそうだが金糸と銀糸、更には赤色の服地も用いられ、まさにキンキラキンで馴染めない。
毎年1月第3日曜日にサントニーニョを祝う行事と云うか祭事が行われる。それをシヌログと呼ぶのだが、各グループの先頭の踊り子がサントニーニョ像を捧げて練り歩く、その後には色とりどりのコスチュームやマゼランやラプラプの巨大像まで登場し、まるでカーニバルである。少し古いが当地で見物した過去の写真を掲げておく。
<了>