昨日、ワロロッ(ト)市場へ行った際に、ワット・ケートカラーム付属の博物館へ行ってみた。場所はピン川東岸でチャロエンラッ(ト)通りに面している。過去何度も境内に足を踏み入れたが、博物館の存在には気が付かなかった。
それは境内の北側にあった。何やら物置のように見えなくもない。
ピピッタパンと記され、英文字でMUSEUMとあるから、この建物であろう。
先ず展示物を見た印象である。まるで物置のように見える。展示物は分類されてはいるが雑然としている。収拾範囲は多岐にわたっているが、絣のような物も含め織物のコレクションが豊富である。20畳ほどの部屋に、ある織物はディスプレイされ、あるものは段積になっている。織物愛好家には垂涎の展示物と考えられるが、当該ブロガーには興味がないので、写真に写してはいない。以下、興味をひいたもののみ紹介する。
見て頂いても分かるように、まるでガラクタ置き場のようにみえる。
多分バンチェン土器であろう。キャップションも何もないので、間違っているかもしれない。
これらはサンカンペーン陶磁である。完器にちかいものもあるが、破損しており痛々しい。以下の陶磁は比較的完器にちかい。
比較的小型の両耳壺でサンカンペーンではポピュラーな形姿をしている。
犬の餌鉢と呼ぶ無文盤で口縁が少し欠けている。
肉厚の厚い黒褐釉の壺も比較的多く焼成された。興味を引いたのは、以上のサンカンペーン陶磁で、他に焼物は数点展示があったが、素性がわからないので、紹介は控えておく。
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