少し古い噺の再掲で恐縮である。2016年5月17日の当該ブログに『現川焼ではなさそうだ』と題して一文を掲載していた。それは以下の双耳瓶である。
入手した骨董店主は現川焼だと説明してくれた。別に共箱などあるわけでもないし気になっていた。2016年4月の平戸紀行、2017年10月長崎紀行の都度、佐世保等の現川焼を展示している施設を見学したが、それらしき焼物は展示されておらず、謎は深まるばかり。
其の時入手した古武雄展のカタログというか出展目録をみると、それらしきものが掲載されていた。それが下の写真である。
成程、櫛目文は同じであるが、どことなく異なる。古武雄ではなさそうだ。
過日、写真の京都・古裂会オークションカタログを思い出したように眺めていると、二彩唐津なる花器(瓶)が掲載されているではないか。
う~ん。耳の形状を含めて似てはいるようだが、どことなく異なる気もする。当該ブログをご覧の方で詳しい方が居られるとすれば、アドバイス願いたいものである。
<了>
御教示ありがとうございました。唐津・武雄など九州の陶磁器については全くのど素人です。感謝いたします。
申します。
gooブログで趣味を同じくされる方があればと検索していましたら辿り着きました。
お手持ちの花器は用途は仏花器になりますが産出された窯は北部武雄の川古窯ノ谷新窯、若しくは近郊の焼峰窯の何れかになります。
古唐津の時代として扱われていますが、後期唐津に少し掛かり始めた頃の製品になります。
今後とも宜しくお願いします。