世界の街角

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Baan Tong Luangの少数民族村・アカ族の結界

2015-07-25 09:24:00 | 東南アジア少数民族
 アカ族の集落とその外を隔てる結界、農耕儀礼と思われる通称ブランコ祭りのブランコなどが、チェンダオのアカ族村で見られるものと期待していたが、当ては大きく外れた。住居はタイ族の影響を大きく受け、その一般民家と大きくは変わらず、結界もない。期待外れも甚だしい。そこで行く予定になかったメーリムのバーン・トンルアンへ行く事にした。
 そこは、少数民族のなかから8民族が居住する観光村である。人によれば少数民族の見世物村と酷評する向きもある。しかしチェンダオの少数民族村はオリジナル村ではあるものの、先述のようにタイ族の生活スタイルの影響を大きく受け、住居はタイ族風で服はTシャツとズボンとなっている。これを比較すれば、観光村とは云え民族衣装を着用し、各民族古来の建物に居住する人々をみることができ、こちらの方がはるかに良いと個人的印象をもった。
 そのバーン・トンルアンのアカ族村の結界である。村の入り口には鳥居に似たアーチが建つ。そのアーチの上には、鳥の木彫肖形物が複数載る(これをもって鳥居の原形だと云う識者がいる、あるいはそうであろうが、その変遷なり系譜で説明されない限り、あまりにも安直であろう)。そしてアーチの根元には、木製の男女が交合している。




 滋賀県野洲市の銅鐸博物館外に、写真と類似のアーチが建つ。そこには写真と同様の木彫の鳥が載る。鳥居の原形云々は置いておくとして、日本民族(倭族)と彼らの原形はどのようにつながっていたであろうか?


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